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南砺市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
なんとし ウィキデータを編集
南砺市
(一行目)左:イオックス・アローザ 右:井波別院瑞泉寺
(二行目)左:福野夜高祭 右:城端曳山祭
(三行目)左:大牧温泉 右:赤祖父円筒分水槽
(四行目)左:菅沼集落 右:相倉集落
南砺市旗 南砺市章
2004年11月1日制定
日本の旗 日本
地方 中部地方北陸地方
都道府県 富山県
市町村コード 16210-8
法人番号 2000020162108 ウィキデータを編集
面積 668.64km2
総人口 44,430[編集]
推計人口、2024年11月1日)
人口密度 66.4人/km2
隣接自治体 小矢部市砺波市富山市
石川県金沢市白山市
岐阜県飛騨市大野郡白川村
市の木 -
市の花 -
南砺市役所
市長 田中幹夫
所在地 939-1692
富山県南砺市荒木1550番地
北緯36度33分27秒 東経136度52分32秒 / 北緯36.55744度 東経136.87547度 / 36.55744; 136.87547座標: 北緯36度33分27秒 東経136度52分32秒 / 北緯36.55744度 東経136.87547度 / 36.55744; 136.87547
南砺市役所総合庁舎
地図
市庁舎位置
外部リンク 公式ウェブサイト

南砺市位置図

― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト
屋敷森(カイニョ)に囲まれた住宅。平野部では市街地を除き、散居村の景観が見られる。

南砺市(なんとし)は、富山県の南西部にある散居村で知られる砺波平野の南部と、世界遺産五箇山の合掌造り集落を有する山間部からなる。

市名の由来

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2003年4月1日から同年4月30日まで新市名の公募により全国から集まった5,699通、2,752種類の応募の中から「越南市」「光南市」「南砺市」「八乙女市」の4案に絞り込まれ、同年8月2日の合併協議会で委員の投票により「南砺市」と決定した[1]

地理

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砺波平野南部にあたる平野部(福野・井波・井口・城端・福光地域)は、両白山地(医王山山地)や高清水山地飛騨高地によりU字型に囲まれ、北東方向に開けている。飛騨高地の北端にあたる五箇山(平・上平・利賀地域)は起伏の激しい地形である。

隣接する自治体

[編集]

気候

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日本海側気候であり、年間日照時間が少なく、一年を通して曇天・雨天が多い。冬季は降水量・降雪量が多く、福光・城端・平・上平・利賀の各地域は特別豪雪地帯に指定されている。平野部の最深積雪量は150cmに迫る年もあれば20cm程度の年もあるのに対し、山間部(五箇山)は暖冬でも1m程度、多い年では3m以上の積雪があり、県内の居住地では最も積雪量の多い地域である[3][4]。 また、平野部では井波風医王おろしといった局地風が吹き[4][5]フェーン現象が発生して春や秋に季節外れの暑さとなることがある。

南砺高宮地域気象観測所(旧福光町高宮、標高91m)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 19.3
(66.7)
21.1
(70)
26.7
(80.1)
31.2
(88.2)
33.0
(91.4)
35.6
(96.1)
36.0
(96.8)
38.6
(101.5)
36.9
(98.4)
34.3
(93.7)
28.1
(82.6)
24.4
(75.9)
38.6
(101.5)
平均最高気温 °C°F 5.6
(42.1)
6.3
(43.3)
10.7
(51.3)
17.0
(62.6)
22.2
(72)
25.2
(77.4)
29.0
(84.2)
30.5
(86.9)
26.4
(79.5)
20.9
(69.6)
15.0
(59)
9.0
(48.2)
18.1
(64.6)
日平均気温 °C°F 1.9
(35.4)
2.0
(35.6)
5.6
(42.1)
11.3
(52.3)
16.9
(62.4)
20.7
(69.3)
24.6
(76.3)
25.6
(78.1)
21.6
(70.9)
15.8
(60.4)
10.1
(50.2)
4.8
(40.6)
13.4
(56.1)
平均最低気温 °C°F −1.4
(29.5)
−1.8
(28.8)
0.9
(33.6)
5.9
(42.6)
12.0
(53.6)
16.8
(62.2)
21.0
(69.8)
21.6
(70.9)
17.7
(63.9)
11.5
(52.7)
5.7
(42.3)
1.1
(34)
9.3
(48.7)
最低気温記録 °C°F −12.1
(10.2)
−12.1
(10.2)
−7.2
(19)
−2.7
(27.1)
3.7
(38.7)
9.0
(48.2)
13.9
(57)
13.9
(57)
7.2
(45)
1.3
(34.3)
−3.0
(26.6)
−9.9
(14.2)
−12.1
(10.2)
降水量 mm (inch) 321.9
(12.673)
204.8
(8.063)
180.3
(7.098)
135.7
(5.343)
117.5
(4.626)
182.6
(7.189)
231.6
(9.118)
203.5
(8.012)
221.7
(8.728)
184.4
(7.26)
261.7
(10.303)
351.9
(13.854)
2,597.3
(102.256)
平均月間日照時間 52.9 74.2 125.6 172.2 193.1 133.9 132.6 175.5 122.6 129.5 100.1 62.4 1,474.5
出典:気象庁 (平年値:1991-2020、気温の極値:1978年11月-現在)
五箇山(1991年 - 2020年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
降水量 mm (inch) 358.4
(14.11)
250.2
(9.85)
230.3
(9.067)
146.4
(5.764)
122.6
(4.827)
164.7
(6.484)
291.8
(11.488)
235.0
(9.252)
229.8
(9.047)
221.3
(8.713)
239.5
(9.429)
414.7
(16.327)
2,899.4
(114.15)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 23.5 19.8 18.6 14.0 10.9 11.7 15.5 11.9 13.5 13.4 17.6 23.8 193.7
出典1:Japan Meteorological Agency
出典2:気象庁[6]
極値[7] 観測値 観測年月日
最高気温 38.6℃ 2023年8月10日
最低気温 -12.1℃ 1984年2月12日
1985年1月19日
日降水量 174mm 1983年9月28日
最大1時間降水量 62.0mm 2008年7月8日
最大風速 17.2m/s 2012年4月3日
最大瞬間風速 30.7m/s 2012年4月3日

歴史

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  • 縄文時代の遺跡、東大寺墾田(砺波志留志)、源平の足跡(五箇山平家落人伝説、源氏谷の刀利集落と平家谷の臼中集落)、寺社や公家の荘園・南朝領であった痕跡、一向宗の流布と統治の痕跡(戦場、寺社、念仏場等)が各地に残る[8]。特に中世は、権門体制から幕藩体制への過渡期であり、幕府の権威が弱く地侍や盗賊が勝手気侭で、戦乱による財政難から度重なる徳政令で金融も麻痺していた。その一方、本願寺関連の門前町(寺内町)だけは、大量のマネタリーベース(支那との貿易により獲得した安定した銭貨)があり、かつ規制緩和で自由な商売が出来、軍事組織もあったため治安も良く、徳政令からも免れ、経済的に繁栄していた。従って、安心した暮らしを求めて帰依する者が多かったと考えられ、経済発展に拍車がかかっていた[9]。南砺市は金沢同様、守護大名富樫一族の内乱に巻き込まれる形で浄土真宗(一向宗)の自治が始まり、石山本願寺の財政基盤として機能していた。特に(旧井波町)瑞泉寺や(旧城端町)善徳寺周辺は門前町として一向宗統治の時代に始まり、後の藩政時代の南砺地区の経済・文化の中心地となる礎となる。加賀藩時代はそれら有力寺領は懐柔政策が施され触頭として統治に利用され始める(有力寺社に前田家子女が縁女として送られたし、そもそも農地開拓などは藩や武家の指導の下、有力な農民や町人の協力を得て行われることが多く、その様な背景から武家の子女や縁女が農民や町人に入る場合もあった。また、山間地区・山々では十村役・山廻り役が機能し、加賀藩士も住んでいた)。特に、農作物のみならず五箇山(旧平村、上平村、利賀村)で作られた生糸(それで城端を中心に絹織物産業が発達)、和紙、煙硝は加賀藩の重要生産物であった為、南砺地区は金沢城下と盛んに交流し、それに依る商業資本の旺盛と農村経済への浸透が南砺地域全体の経済産業を飛躍させ加賀藩を支え、寺社勢力の痕跡と共に旧街道の要所は今でも残る[8](尚、利賀村の名前の由来は前田利家である)。加えて、阿曽三右衛門の町立て願いに乗じて、加賀藩の改作法施行前後で農業生産力向上及び年貢増徴の為に広大な野原に町立てがされ、近隣農民達の交易場とし賑わい始める(旧福野町・福光町)。さらに旧福光町は、砺波群南部から金沢城下へ向かう二俣越えの交通の要所で、在郷町として栄え江戸末期には加賀藩領内で最大の麻布集散地ともなる。また、旧城端町の古い俳諧史の始まりと共に(旧城端・井波町には芭蕉門による松尾芭蕉塚が建てられ)、京都本願寺御用彫刻師の技法を礎に井波彫刻産業が始まる。明治維新後は政府が生糸や絹織物の輸出を奨励していたことを背景に、藩政時代から全国屈指の特産であった絹織物産業を近代化させることに成功し、特に旧城端町は全国優良町村に選ばれ、当時建設された様々な建造物は今でも残る(詳細は城端町参照)。この頃に城端を訪問した民俗学者・柳田國男の紀行文の描写から「越中の小京都」の呼称が始まる。また、加賀藩時代に鷹狩場であった立野原(旧福光町、城端町)は、明治以降全国屈指の軍事演習場があった史跡を残しつつ、戦後県内最大の開拓地として立野原開拓団がパイロット事業を成功させ畑作を中心に旺盛した[8][10][11]。その後、立野原には南砺市唯一のサービスエリアである東海北陸自動車道城端サービスエリアができ、立野原のみならず南砺市には食材や自然環境を生かしたオーベルジュやワイナリー、国内初ウイスキーボドラーズ熟成庫、スポーツ施設が増え、ミシュランガイドにも選出されている。さらに絹文化は今でも残り、「絓絹(しけ絹)」と呼ばれる唯一無二のシルクを用いたブランドJOHANASが、伝統的かつ創造的に共存する日本の絹文化を代表して今に伝える。
  • 2004年(平成16年)11月1日福光町福野町井波町城端町平村上平村利賀村井口村及び西礪波郡福光町が合併して、南砺市が発足する[12]
  • 2011年(平成23年)3月:文化庁長官表彰「文化芸術創造都市」を全国で13番目に受賞。古くから受け継がれている伝統文化と、新たな創造的な文化の共存が評価された。
  • 2018年(平成30年)5月24日:文化庁「日本遺産」に、南砺市の「宮大工の鑿一丁から生まれた木彫刻美術館・井波」が認定された
  • 2019年(令和元年)7月1日内閣府により、「SDGs未来都市」及び「自治体SDGsモデル事業」に選定される[13]
  • 2019年(令和元年)9月14日 - 9月16日:桜ヶ池クライミングセンターにてスポーツクライミング第22回JOCジュニアオリンピックカップ南砺2019(通称 ジュニアオリンピック2019、JOC2019)が開催される。
  • 2020年(令和2年)2月16日 - 2月19日たいらスキー場及びたいらクロスカントリーコースにて、第75回国民体育大会冬季大会(とやま・なんと国体2020)のスキー競技が行われる。
  • 2021年(令和3年)10月23日:桜ヶ池クライミングセンターにて南砺市アオハル祭inハロウィンが開催される。予算1000万で南砺市の高校生主導で企画が立案実行される。

人口

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南砺市と全国の年齢別人口分布(2005年) 南砺市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 南砺市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
南砺市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 68,979人
1975年(昭和50年) 67,583人
1980年(昭和55年) 66,844人
1985年(昭和60年) 66,422人
1990年(平成2年) 65,113人
1995年(平成7年) 62,965人
2000年(平成12年) 60,182人
2005年(平成17年) 58,140人
2010年(平成22年) 54,724人
2015年(平成27年) 51,327人
2020年(令和2年) 47,937人
総務省統計局 国勢調査より

令和2年国勢調査による人口は47,937人であり、前回調査からの人口増減は6.6%減で、増減率は県下15市町村中12位。総人口のうち約96%が、総面積の約45%を占める平野部の旧5町村域に偏在している[14]

経済・産業

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観光産業(中世からの数多くの史跡や合掌集落といった世界遺産)の他、フランス料理店が対人口比でも多く[要出典]ミシュランガイドにも掲載・星を獲得しており、ワイン製造、全国初のウイスキーボトラーズ事業も興っている。

川田工業(東証一部上場)をはじめとする製造業が平野部に立地している。大建工業(東証一部上場)は井波が創業地である。また、日平トヤマ(現・コマツNTC)、アニメーション制作会社であるP.A.WORKSもある。かつてはカロリーナ(後のミライノベートJトラスト)の本社も存在した。

福光地域では日本国内産の木製バットの半数が作られており[15]、現役・往年のプロ野球選手の約500本のバットが展示されている「南砺バットミュージアム」が存在する[16][17]

井波地域では井波彫刻という欄間獅子頭などの木彫刻が盛んで、国の伝統的工芸品及び文化庁日本遺産に登録されている。また4年に1度、南砺市いなみ国際木彫刻キャンプが行われている。

小売業は、日常用ショッピングセンター・スーパー、ホームセンター、家電量販店・薬局等の普及が著しい一方で、非日用品を扱う小売業は、インターネットによる販売を中心に、実店舗は主に隣接する金沢市、砺波市、小矢部市にあり、買い物客が流れている。

主な企業
伝統産業

行政

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  • 南砺市役所(旧福光町役場) 〒939-1692 南砺市荒木1550番地
  • 市発足以来、4庁舎による分庁方式を採用していたが、2018年11月13日に開かれた南砺市議会臨時会において市役所庁舎を一つに統合する条例案が全会一致で可決され、2020年7月に福光庁舎へ統合された[18]。福光庁舎以外の分庁舎および行政センターは、市民協働部市民センターとなった。
福野市民センター(旧福野町役場→南砺市旧福野庁舎)。2020年6月末まで市長室が設置されていた。
  • 福野市民センター 〒939-1596 南砺市苗島4880番
  • 井波市民センター 〒932-0292 南砺市井波520番地
  • 城端市民センター 〒939-1892 南砺市城端1046番地
  • 井口市民センター 〒932-1898 南砺市蛇喰1009番地
  • 平市民センター 〒939-1997 南砺市下梨2240番地
  • 上平市民センター 〒939-1998 南砺市上平細島879番地
  • 利賀市民センター 〒939-2595 南砺市利賀村171番地

市長

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南砺市議を1期務めた後、2008年11月16日投開票の市長選挙で初当選。現在は4期目。
歴代市長
氏名 就任 退任 備考
1 1 溝口進 2004年(平成16年)11月1日 2008年(平成20年)11月27日[19] 旧福野町長
2 2 田中幹夫 2008年(平成20年)11月28日 2012年(平成24年)11月27日 元南砺市議
3 2012年(平成24年)11月28日 2016年(平成28年)11月27日
4 2016年(平成28年)11月28日 2020年(令和2年)11月27日
5 2020年(令和2年)11月28日

公式マスコットキャラクター

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2009年(平成21年)に、南砺市章を模した公式マスコットキャラクター、NANTOくんが誕生した[20]

エリア放送

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南砺市は、地上一般放送局の免許を取得しなんとちゃんねるとしてエリア放送を実施していた。ワンセグのみではなくフルセグとしても放送していた[21]

議会

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市議会

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概要[22]
  • 定数:18[23]
  • 任期:4年
  • 定例会:年4回(3月・6月・9月・12月)
  • 議長:蓮沼晃一[24]
  • 副議長:水口秀治[24]
会派[25]
会派名 議席数
自民クラブ 17
日本共産党 1

2020年11月28日現在

  • 令和2年の市議選(無投票)で共産元職が返り咲くまでの4年間、市議20人全員が1会派(自民クラブ)に所属する、全国的にも稀な議会であった[26]
委員会[27]
  • 常任委員会
    • 総務企画常任委員会
    • 市民経済常任委員会
    • 民生文教常任委員会
  • 議会運営委員会
  • 特別委員会
    • 広報広聴特別委員会
    • 議会改革特別委員会
    • 決算予算特別委員会
    • 将来の教育あり方検討特別委員会
    • 将来の医療のあり方検討特別委員会

富山県議会(南砺市選挙区)

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  • 定数:2名
  • 任期:2023年(令和5年)4月30日〜2027年(令和9年)4月29日
議員名 会派名 当選回数 備考
武田慎一 自由民主党 5
安達孝彦 自由民主党 2

衆議院

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選挙区 議員名 党派名 当選回数 備考
富山県第3区 橘慶一郎 自由民主党 5 選挙区

姉妹都市・友好都市

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国内

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旧自治体が提携し、南砺市が継承した日本国内の姉妹都市(友好都市)は以下の通り[28]

利賀村出身で武蔵野市助役(のち市長)を務めた藤元政信の仲立ちにより都市・農村交流が始まる[30]
福野町に本社を置く川田工業が多度津町に工場を開設した縁による[31]
1896年、平村より羽幌町字平に40戸が入植した歴史に因む[32]
1690年、加賀騒動により上平村に配流された門前町出身の遊女「お小夜」の縁による。お小夜の伝えた唄や三味線五箇山民謡のもとになったとされる[33][34]
提携当時、日本一の高さを持つ林道橋(龍天橋、100m)と、日本一長い林道トンネル(新山の神トンネル、1430m)を持っていた縁から[35][36]
1975年、井波彫刻信楽焼が同時に経済産業大臣指定伝統的工芸品となったことを契機に[37]、井波町観光協会と信楽町観光協会が姉妹観光協会となる[38]など交流が深まったことから。[信頼性要検証]
イモ産地どうしの縁から。福野町の名産がサトイモ、中札内村の名産がジャガイモ(メークイン)[39]
提携当時、ともに東洋紡の工場所在地であった縁から[40]
1986年にはじまった半田市混声合唱団と「こきりこ唄保存会」との交流から[41]

海外

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旧自治体が提携し、南砺市が継承した日本国外の姉妹都市友好都市)は以下の通り(自治体名表記は南砺市友好交流協会サイトによる)[28]

日中関係改善に尽力した松村謙三(福光町出身)と周恩来(原籍地が紹興)の縁[42]
利賀フェスティバル世界演劇祭を訪問したギリシャ側より、ともに「世界演劇祭」を開催していること、自然環境が似ていることから提携を提起[43]
1986年6月、利賀村が「そばの郷」建設のために世界のそば産地の資料を収集する際に、ツクチェ村に協力を依頼したことが縁[44][46][47][48]
福光町でのスキー場(イオックス・アローザ)建設にあたり、アローザ・スキー場を友好提携スキー場とした縁[49]。なお、2014年現在自治体国際化協会の提携一覧表には記載されていない[44]
そば産地で「ソバの花の祭り」が開催されている平昌郡から、利賀村の「そば祭り」に視察がおこなわれたのが契機。なお、2014年現在自治体国際化協会の提携一覧表には記載されていない[44]
外国語青年招致事業によりALTとして城端町に赴任したマルボロ町出身者の仲立ちによる[51]

南砺市成立後、以下の提携を結んだ。

1995年に旧城端町の企業が寧波市鄞州区に工場を開設して以来、交流があった。2003年に友好交流関係を結ぶための覚書を交わす。合併による南砺市成立後、正式に協議書調印[44][52]。なお、日本自治体国際協会は提携先を寧波市鄞州区とする[44]

架空都市(TVアニメ)

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TVアニメ『サクラクエスト』に登場する架空都市。間野山市のモデルは南砺市である。
制作会社ピーエーワークスは南砺市に本社を置く。姉妹都市提携以前からアニメと連動してアニメの登場人物の住民票を購入できる、南砺市内でのみ後編が見られる短編アニメのスマートフォンアプリの提供を行うなど、若年層誘致の試みを行っていた。姉妹都市提携後は、ピーエーワークスと共同で桜の再生プロジェクト「桜ヶ池クエスト」など地域・観光振興に取り組む[53]

その他の交流自治体

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このほか、南砺市友好交流協会は次の自治体を交流先として掲げている(個別学校間の姉妹校交流は除く)。

また、下記の自治体交流組織に参加している。

越中小京都城端」として加盟している。

公共施設

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警察

[編集]

南砺警察署富山県警察)が管轄している。

  • 交番
    • 井波幹部交番
    • 城端交番
    • 福野交番
  • 駐在所
    • 井口駐在所
    • 南蟹谷駐在所
    • 西太美駐在所
    • 東太美駐在所
    • 北山田駐在所
    • 石黒駐在所
    • 利賀駐在所
    • 平駐在所
    • 上平駐在所

消防

[編集]

砺波地域消防組合が管轄している。

  • 南砺消防署(南砺市天池99番地)
    • 東分署(南砺市高瀬795番地1)
    • 五箇山出張所(南砺市上平細島1129番地)
    • 利賀分遣所(救急業務のみ)(南砺市利賀村171番地)

郵便局

[編集]
  • 福光郵便局
  • 福光荒木郵便局
  • 太美郵便局
  • 東太美簡易郵便局
  • 南蟹谷簡易郵便局
  • 福野郵便局
  • 安居郵便局
  • 井波郵便局
  • 城端郵便局
  • 南山田簡易郵便局
  • 井口郵便局
  • 平郵便局
  • 東中江簡易郵便局
  • 上平郵便局
  • 新屋簡易郵便局
  • 利賀郵便局
  • 上村簡易郵便局
  • 坂上簡易郵便局
  • 百瀬簡易郵便局

医療

[編集]

図書館

[編集]
  • 南砺市立図書館
    • 中央図書館(2010年4月の福光図書館の移転に伴い改称)
    • 福野図書館(2010年4月の福光図書館の移転に伴い改称)
    • 城端図書館
    • 井波図書館
    • 平図書館
    • 図書サービスコーナー(井口、利賀、上平)

市営スポーツ施設

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  • 福光体育館
  • 福光西部体育館
  • 福光東部体育館
  • 福光里山体育館
  • 福野旅川体育館
  • 福野北部体育館
  • 福野東部体育館
  • 高瀬ふれあい体育館
  • 南砺市ふくみつプール
  • 南砺市城南スタジアム
  • 南砺市クレー射撃場

文化施設 

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教育

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高等学校

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中学校

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小学校

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義務教育学校

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特別支援学校

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過去に存在した学校

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高等学校
中学校
小学校

幼稚園

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私立
  • 福野青葉幼稚園
  • 福光青葉幼稚園

各種学校

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  • 南砺自動車学校

学校教育以外の施設 

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保育所

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出典:[58]

公立
  • 城端さくら保育園
  • 平みどり保育園
  • 上平保育園
  • 利賀ささゆり保育園
  • 井波にじいろ保育園
  • 山野保育園
  • 井口保育園
  • 福野ひまわり保育園
  • 福野おひさま保育園
  • 福光どんぐり保育園
  • 福光南部あおぞら保育園
  • 福光東部かがやき保育園
私立
  • 喜志麻保育園

交通

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鉄道

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西日本旅客鉄道(JR西日本)の運営する城端線だけが現存する。

かつては加越能鉄道加越線が通っていたが1972年9月16日に全線が廃線となり、加越線の跡地は自転車道路(富山県道370号富山庄川小矢部自転車道線)に転用されている。

  • 西日本旅客鉄道
    • 城端線高儀駅 - 福野駅 - 東石黒駅 - 福光駅 - 越中山田駅 - 城端駅
      • JTB時刻表において中心駅として記載されているのは福光駅である。南砺市発足当時は福野庁舎に市長室が設置されていたため同庁舎の最寄り駅である福野駅が中心駅とされていたが、上記のように福光庁舎に市役所機能を統合したため同庁舎の最寄り駅である福光駅に変更されている[59]

バス路線

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道路

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船舶

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観光 

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社寺

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井波瑞泉寺太子堂

美術館・博物館

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公園

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自然景勝地・天然記念物

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旧跡

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縄文時代

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奈良ー鎌倉時代(医王山天台密教の開場、志留志の墾田とその末裔石黒氏の荘園時代、源平合戦)

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南北朝時代(南朝の領地であった痕跡)

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室町ー戦国時代(一向宗の流布と石黒氏、医王山麓寺院群の滅亡、瑞泉寺と善徳寺寺社門前町の発達)

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江戸時代ー近現代(加賀藩による有力寺社懐柔統治と松尾芭蕉ゆかりの地)

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歴史的建造物

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相倉合掌集落
菅沼地区の合掌造り

レジャー

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温泉

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土産

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祭事・催事

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百選

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マスコミ・メディア芸術

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新聞
ケーブルテレビ
アニメーション

出身人物

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〔〕は出身地域。

政治・経済・行政

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実業家

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学者

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芸術・文化・芸能

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マスコミ

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スポーツ

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その他

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  • 山田義昭(テロリスト)- 日本赤軍元メンバー。〔平〕
  • 中川清明(検察官)- 名古屋高等検察庁検事長。〔平〕
  • 清原博(国際弁護士)〔井波〕

ゆかりのある人物

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郵便番号・電話番号

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郵便番号 939-XXXX 932-XXXX
電話番号 0763-XX-XXXX(全市内)

南砺市を舞台とした作品

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ドキュメンタリー

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テレビアニメ

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  • true tearsピーエーワークス、2008年)
  • Another(原作:綾辻行人, 制作:ピーエーワークス、2012年)
  • 恋旅〜True Tours Nanto(ピーエーワークス、2013年)- 南砺市への観光客の誘致を目的に、ピーエーワークスに委託して製作が行われた短編アニメ。
  • サクラクエスト(ピーエーワークス、2017年)- 南砺市をモデルとした街が舞台とされるが、公式な発表はされていない。同時に南砺市が劇中都市の「間野山市」と姉妹提携している。

脚注

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出典

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  1. ^ 『利賀村史 3 近・現代』(2004年10月31日、南砺市発行)1069頁。
  2. ^ a b 富山県水質環境基準類型指定図 河川表
  3. ^ 南砺市の統計 降積雪の状況 2021年12月16日閲覧。
  4. ^ a b 南砺市田園環境プラン” (PDF). 南砺市. p. 6 (2021年10月). 2024年6月30日閲覧。
  5. ^ 砺波平野の南よりの局地風 2024年1月3日閲覧。
  6. ^ 五箇山 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2023年9月29日閲覧。
  7. ^ 観測史上1〜10位の値(年間を通じての値)南砺高宮(富山県) 2023年9月29日閲覧。
  8. ^ a b c mdm-adachi. “南砺市文化芸術アーカイブズ”. 2022年3月4日閲覧。
  9. ^ 『経済で読み解く日本史 室町戦国時代』株式会社飛鳥新社、2019年6月9日。 
  10. ^ 『ふりかえる50年 立野原開拓入植50周年記念』1994年7月。 
  11. ^ 『城端町史 復刻版』。 
  12. ^ 成田有佳(2014年4月8日). “平成の大合併:10周年 砺波、おそろい作戦展開/南砺、お祝い事業を募集”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  13. ^ 南砺市がsdgs未来都市に選定されました! 2020年1月30日閲覧。
  14. ^ 令和2年国勢調査 人口等基本集計結果の概要” (PDF). 富山県. p. 5 (2021年11月30日). 2021年12月16日閲覧。
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  16. ^ No.547-1:野球ファン必見!福光に「南砺バットミュージアム」新装オープン - Toyama Just Now
  17. ^ 富山県 特産品 2020年1月30日閲覧。
  18. ^ 毎日新聞 地方版 2018年11月14日
  19. ^ 「南砺市10年のあゆみ」8頁
  20. ^ “川那辺君(城端小5年)、「NANTO君」考案 ブランドマーク決定”. 北日本新聞. (2009年9月25日). https://webun.jp/item/1005897 2020年2月3日閲覧。 
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外部リンク

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関連項目

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