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臭化カルシウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
臭化カルシウム
識別情報
CAS登録番号 7789-41-5 チェック
22208-73-7 (二水和物)
PubChem 24680
RTECS番号 EV9328000
特性
化学式 CaBr2
モル質量 199.89 g/mol (無水)
235.98 g/mol (二水和物)
外観 吸湿性のある透明な結晶。無臭で、鋭い塩味がある。
密度 3.353 g/cm3
融点

730℃

沸点

1,935℃ (無水)
810℃(二水和物、分解を伴う)

への溶解度 125 g/100 mL (0 ℃)
143 g/100 ml (20℃)
312 g/100 mL (100℃)
アルコール, アセトンへの溶解度 可溶
酸解離定数 pKa 9
構造
結晶構造 偏菱形
危険性
安全データシート(外部リンク) ICSC 1628
主な危険性 加熱により、有害なフュームが発生する場合あり
NFPA 704
0
1
0
半数致死量 LD50 4,100 mg/kg (ラット、経口投与)
1,580 mg/kg (マウス、皮下注射)
関連する物質
その他の陰イオン 塩化カルシウム
フッ化カルシウム
ヨウ化カルシウム
その他の陽イオン 臭化ナトリウム
臭化マグネシウム
臭化亜鉛
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

臭化カルシウム(しゅうかカルシウム、Calcium bromide)はカルシウム臭化物で、化学式CaBr2で表される。無水のものと、二水和物とがある。

用途

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サリチル酸ナトリウムジブカイン塩酸塩と配合して局所麻酔用注射薬(ネオビタカインなど)の安定剤とされる。塩酸ジフェンヒドラミンと配合して、アレルギー鼻炎用医薬品(レスカルミン)に使用される。

危険性

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不燃性であるが、加熱や強酸との接触により有害なフュームが生じる。吸入により咳、皮膚の接触や眼に入ることにより発赤や痛み、経口投与により喉の痛みや吐き気などの症状が現れる[1]

脚注

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外部リンク

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