臭化亜鉛
表示
臭化亜鉛 | |
---|---|
Zinc bromide | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 7699-45-8 |
PubChem | 24375 |
RTECS番号 | ZH1150000 |
特性 | |
化学式 | ZnBr2 |
モル質量 | 225.198 g/mol |
外観 | 白色の結晶または粉末 |
密度 | 4.20 g/cm3 (20 °C) 4.22 g/cm3 (25 °C) |
融点 |
394 °C |
沸点 |
697 °C |
水への溶解度 | 31.1 g/100 mL (0 °C) 44.7 g/100 mL (20 °C)[1] 53.8 g/100 mL (100 °C) |
溶解度 | アルコール、エーテル、アセトンに可溶 |
屈折率 (nD) | 1.5452 |
危険性 | |
安全データシート(外部リンク) | External MSDS |
NFPA 704 | |
引火点 | (不燃性) |
関連する物質 | |
その他の陰イオン | フッ化亜鉛, 塩化亜鉛, ヨウ化亜鉛 |
その他の陽イオン | 臭化カドミウム, 臭化水銀, 臭化カルシウム |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
臭化亜鉛(しゅうかあえん、英: Zinc bromide)は、亜鉛の臭化物で、化学式はZnBr2で表される。
用途
[編集]ルイス酸として有機化学の分野で用いられるほか、放射線の遮蔽、クリスタル・ガラスの透明性の調整、二次電池の製造などに使用される。
危険性
[編集]不燃性であるが、分解点以上に熱すると臭素と酸化亜鉛に分解する。潮解性があり、水との接触により発熱する。皮膚への腐食性があり、吸入あるいは眼に入ることにより、粘膜を損傷する。経口摂取した場合には腹痛や嘔吐、昏睡、麻痺などの症状が生じることがある[2]。
脚注
[編集]- ^ Pradyot Patnaik, 2003, Handbook of Inorganic Chemicals, McGraw-Hill Professional, ISBN 0070494398
- ^ 製品安全データシート(純正化学株式会社) (PDF)