コンテンツにスキップ

亜硫酸カルシウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
亜硫酸カルシウム
calcium sulfite
識別情報
CAS登録番号 10257-55-3 チェック
PubChem 159274
E番号 E226 (防腐剤)
特性
化学式 CaSO3
モル質量 120.17 g/mol
外観 白色の粉末
融点

600 °C, 873 K, 1112 °F

への溶解度 0.0043 g/100 mL(18℃)
危険性
引火点 不燃性
関連する物質
その他の陰イオン 硫酸カルシウム
その他の陽イオン 亜硫酸ナトリウム
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

亜硫酸カルシウム(ありゅうさんカルシウム、: calcium sulfite)はカルシウム亜硫酸塩で、化学式CaSO3で表される無機化合物還元剤としての性質を持ち、水道水中の残留塩素の除去や、ヨーロッパなどでは食品添加物としても使用される。

反応

[編集]

酸化カルシウム炭酸カルシウムまたは水酸化カルシウム二酸化硫黄との反応により生成する。

酸化されると、硫酸カルシウムとなる。

用途

[編集]

浄水器などに使われ、水道水中の残留塩素の除去に用いられる[1]

ヨーロッパなどでは、E番号226の防腐剤として、ワインサイダー・フルーツジュース・果実缶詰や野菜の酸化防止・変色防止・漂白等に使用される。

脚注

[編集]