振老駅
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振老駅 | |
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ふらおい Furaoi | |
◄北川口 (5.2 km) (3.3 km) 作返仮乗降場► | |
所在地 | 北海道天塩郡天塩町字下サロベツ |
所属事業者 | 日本国有鉄道(国鉄) |
所属路線 | 羽幌線 |
キロ程 | 133.9 km(留萠起点) |
電報略号 | フラ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1935年(昭和10年)6月30日[1] |
廃止年月日 | 1987年(昭和62年)3月30日[1] |
備考 | 羽幌線廃線に伴い廃駅[1] |
振老駅(ふらおいえき)は、かつて北海道天塩郡天塩町字下サロベツに設置されていた、日本国有鉄道羽幌線の駅(廃駅)である。電報略号はフラ。事務管理コードは▲121630[2]。
一部の普通列車は通過した(1986年(昭和61年)11月1日改定の時刻(廃止時の時刻表)で上下各1本(急行「はぼろ」後継の主要駅停車列車)[3]。
歴史
[編集]- 1935年(昭和10年)6月30日:鉄道省天塩線の幌延駅 - 天塩駅間開通に伴い、一般駅として新設[1]。
- 1949年(昭和24年)6月1日:公共企業体である日本国有鉄道に移管。
- 1958年(昭和33年)10月18日:天塩線を羽幌線に編入して羽幌線が全通、それに伴い同線の駅となる。
- 1963年(昭和38年)2月10日:公衆電報の取り扱い廃止[4]。
- 1965年(昭和40年)4月1日:駅業務を民間委託[4]。
- 1970年(昭和45年)9月7日:貨物・荷物の取り扱いを廃止し[1][5]、同時に無人駅化[6]。
- 1987年(昭和62年)3月30日:羽幌線の全線廃止に伴い、廃駅となる[1]。
駅名の由来
[編集]所在地名より。アイヌ語に由来するが諸説あり、「フラウェンイ(hura-wen-i)」(臭い・よくない・所[=川])や[7][8]、「フラオイ(hura-oi)」(臭い・ある(・川))[9]などの説が紹介されている。
駅構造
[編集]廃止時点で、1面1線の単式ホームを有する地上駅であった。ホームは、線路の北側(幌延方面に向かって左側)に存在した。
無人駅となっており、有人駅時代の駅舎は改築され、力昼駅や更岸駅、北川口駅とほぼ同型の[10]カプセル駅舎となっていた[11]。駅舎は構内の西側に位置し、ホーム南側とを結ぶ通路で連絡した[11]。
駅周辺
[編集]- 国道232号(天売国道/日本海オロロンライン)
- 天塩川
駅跡
[編集]2001年(平成13年)時点で、かつての駅構内の施設、及び線路は全て撤去されている[12]。2010年(平成22年)時点でも同様であった[13]。空き地になっている。
また、2011年(平成23年)時点で駅跡附近の沢に掛かっていた橋梁の、鉄骨製の桁が残存している[10]。
隣の駅
[編集]- 日本国有鉄道
- 羽幌線
脚注
[編集]- ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、873頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、231頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ 時刻表『JNR編集 時刻表 1987年4月号』(弘済出版社、1987年4月発行)JRニュース13ページより。
- ^ a b 『鉄道百年記念 旭鉄略年表(1972年)』日本国有鉄道旭川鉄道管理局、1972年、33, 36頁。doi:10.11501/12061017 。
- ^ 「日本国有鉄道公示第358号」『官報』1970年9月7日。
- ^ 「通報 ●羽幌線天塩有明ほか6駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1970年9月7日、2面。
- ^ 山田秀三 (2018-11-30). 北海道の地名. アイヌ語地名の研究 山田秀三著作集 別巻 (2 ed.). 浦安市: 草風館. p. 140. ISBN 978-4-88323-114-0
- ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、111頁。ASIN B000J9RBUY。
- ^ 本多 貢 (1995-01-25). 児玉 芳明. ed (日本語). 北海道地名漢字解. 札幌市: 北海道新聞社. p. 80. ISBN 4893637606. OCLC 40491505 2018年10月16日閲覧。
- ^ a b 書籍『北海道の鉄道廃線跡』(著:本久公洋、北海道新聞社、2011年9月発行)221、224ページより。
- ^ a b 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館、1983年7月発行)203ページより。
- ^ 書籍『鉄道廃線跡を歩くVIII』(JTBパブリッシング、2001年8月発行)38ページより。
- ^ 書籍『新 鉄道廃線跡を歩く1 北海道・北東北編』(JTBパブリッシング、2010年4月発行)46ページより。