天塩有明駅
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天塩有明駅 | |
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てしおありあけ Teshio-Ariake | |
◄築別 (4.8 km) (3.8 km) 天塩栄► | |
所在地 | 北海道苫前郡初山別村字有明 |
所属事業者 | 日本国有鉄道(国鉄) |
所属路線 | 羽幌線 |
キロ程 | 69.8 km(留萠起点) |
電報略号 | テア |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1957年(昭和32年)11月6日[1] |
廃止年月日 | 1987年(昭和62年)3月30日[1] |
備考 | 羽幌線廃線に伴い廃駅[1] |
天塩有明駅(てしおありあけえき)は、北海道苫前郡初山別村字有明にかつて設置されていた、日本国有鉄道(国鉄)羽幌線の駅(廃駅)である。電報略号はテア。事務管理コードは▲121617[2]。
一部の普通列車は通過した(1986年(昭和61年)11月1日改定の時刻(廃止時の時刻表)で、下りのみ1本(急行「はぼろ」後継の主要駅停車列車。上りは停車)[3])。
歴史
[編集]- 1957年(昭和32年)11月6日 - 日本国有鉄道羽幌線の築別駅 - 初山別駅間の延伸開通に伴い、開業[1]。一般駅[1]。
- 1970年(昭和45年)9月7日 - 貨物・荷物取扱い廃止[1][4]。交換設備廃止。同時に無人駅化[5](簡易委託化)。
- 1987年(昭和62年)3月30日 - 羽幌線の全線廃止に伴い、廃駅となる[1]。
駅名の由来
[編集]当駅が所在する地名より。開設時大糸線に有明駅が存在したため、旧国名の「天塩」を付する[6]。
もともと同地はアイヌ語の「モチュクペッ(mo-cukpet)」(小さい・築別川、築別については築別駅#駅名の由来を参照)に由来する茂築別(もちくべつ)と呼ばれていたが[7]、開通前の1941年(昭和16年)の字名改正に際して、一般より募集し改名した[6]。名称は「月を背負っても働く」との意味を込めての命名とされている[8]。
駅構造
[編集]かつては島式ホーム1面2線を有する、列車交換可能な職員配置駅(地上駅)であったが、廃止時点で無人駅(簡易委託駅)の上、交換設備を廃止し、駅舎側(構内の南西側)に面した1線を側線化して1線のみを使用していた。ほかに、駅舎側に留萌方、幌延方両側とも転轍機が撤去された側線を1線有していた。駅舎は有人駅時代の駅舎が残り、ホーム南側とを結ぶ構内踏切で連絡した[9]。
駅周辺
[編集]- 北海道道708号有明天塩有明停車場線
- 北海道道612号築別天塩有明停車場線
- 国道232号(天売国道/日本海オロロンライン)
- 羽幌警察署有明駐在所
- 有明郵便局
- 茂築別川
- セタキナイ川
駅跡
[編集]1999年(平成11年)時点では砂利の空き地になっており、駅前食堂のみ残る[10]。
また、2010年(平成22年)時点では当駅 - 天塩栄駅間にあった初山別トンネルが残存している[11]。
隣の駅
[編集]参考文献
[編集]- 国土地理院25000分の1地形図
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、872頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、231頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ 時刻表『JNR編集 時刻表 1987年4月号』(弘済出版社、1987年4月発行)JRニュース13ページより。
- ^ 「日本国有鉄道公示第358号」『官報』1970年9月7日。
- ^ 「通報 ●羽幌線天塩有明ほか6駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1970年9月7日、2面。
- ^ a b 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、108頁。ASIN B000J9RBUY。
- ^ “アイヌ語地名リスト モク~リ P131-140”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2014年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年6月25日閲覧。
- ^ 本多 貢 (1995-01-25). 児玉 芳明. ed (日本語). 北海道地名漢字解. 札幌市: 北海道新聞社. p. 118. ISBN 4893637606. OCLC 40491505
- ^ 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館、1983年7月発行)201ページより。
- ^ 書籍『鉄道廃線跡を歩くVI』(JTBパブリッシング、1999年3月発行)23-24ページより。
- ^ 書籍『新 鉄道廃線跡を歩く1 北海道・北東北編』(JTBパブリッシング、2010年4月発行)46-48ページより。