コンテンツにスキップ

MR.ハンズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『MR.ハンズ』
ハービー・ハンコックスタジオ・アルバム
リリース
録音 サンフランシスコ ジ・オートマット、フィルムウェイズ/ハイダー・レコーディング/ロサンゼルス ヴィレッジ・レコーダーズ[1]
ジャンル フュージョン
時間
レーベル コロムビア・レコード
プロデュース ハービー・ハンコック、デヴィッド・ルービンソン
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 117位(アメリカ[2]
  • ハービー・ハンコック アルバム 年表
    モンスター
    (1980年)
    MR.ハンズ
    (1980年)
    マジック・ウィンドウズ
    (1981年)
    テンプレートを表示

    MR.ハンズ[注釈 1]』(Mr. Hands)は、アメリカ合衆国ジャズ・ミュージシャン、ハービー・ハンコック1980年に発表したスタジオ・アルバム

    背景

    [編集]

    曲ごとにラインナップの異なるバンドを従えて録音されており、「テクスチャーズ」ではハンコック自身がすべての楽器を演奏した[1]。「カリプソ」はロン・カータートニー・ウィリアムスらを迎えたアコースティック・セッションだが、スティール・ドラムのパートは、ハンコックがシンセサイザーで演奏している[1]。「シフトレス・シャッフル」は、アルバム『ヘッド・ハンターズ』(1973年)のためのセッションでも演奏されていた曲で[1]、1978年10月に日本のCBSソニー・スタジオで録音されたアルバム『ダイレクトステップ』(発売は1979年)が初出となり[3]ベニー・モウピンポール・ジャクソンビル・サマーズは、同作と本作の両方のヴァージョンに参加した。

    反響・評価

    [編集]

    アメリカでは総合アルバム・チャートBillboard 200で117位に達し、『ビルボード』のジャズ・アルバム・チャートでは4位、R&Bアルバム・チャートでは46位を記録した[2]

    リチャード・S・ギネルはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け、アルバムの全体像に関して「彼はグルーヴに乗る能力を、かなりの割合で取り戻した」、収録曲「テクスチャーズ」に関して「ハンコックの曲の中でも、特に心に残る思索の一つ」と評している[4]

    収録曲

    [編集]

    全曲ともハービー・ハンコック作。

    1. スパイラリング・プリズム - "Spiraling Prism" - 6:24
    2. カリプソ - "Calypso" - 6:44
    3. ジャスト・アラウンド・ザ・コーナー - "Just Around the Corner" - 7:37
    4. 4 AM - "4 AM" - 5:23
    5. シフトレス・シャッフル - "Shiftless Shuffle" - 7:10
    6. テクスチャーズ - "Textures" - 6:39

    参加ミュージシャン

    [編集]

    脚注

    [編集]

    注釈

    [編集]
    1. ^ 1991年再発CD (SRCS-7029)、1998年再発CD (SRCS-9377)、2014年再発CD (SICP-3997)の帯に準拠。日本初回盤LP (25AP 1943)の邦題は『ミスター・ハンズ』だった。

    出典

    [編集]
    1. ^ a b c d Mr. Hands”. herbiehancock.com. 2021年11月9日閲覧。
    2. ^ a b Herbie Hancock - Awards”. AllMusic. 2016年1月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月9日閲覧。
    3. ^ Directstep”. herbiehancock.com. 2021年11月9日閲覧。
    4. ^ Ginell, Richard S. “Mr. Hands - Herbie Hancock”. AllMusic. 2021年11月9日閲覧。

    外部リンク

    [編集]