FUTURE 2 FUTURE
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『FUTURE 2 FUTURE』 | ||||
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ハービー・ハンコック の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | フュージョン、ジャズ・ファンク、ヒップホップ | |||
時間 | ||||
レーベル | Transparent Music | |||
プロデュース | ハービー・ハンコック、ビル・ラズウェル | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ハービー・ハンコック アルバム 年表 | ||||
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『FUTURE 2 FUTURE』は、アメリカ合衆国のジャズ・ミュージシャン、ハービー・ハンコックが2001年に発表したスタジオ・アルバム。
背景
[編集]かつて『フューチャー・ショック』(1983年)、『サウンド・システム』(1984年)、『パーフェクト・マシーン』(1988年)といったアルバムでハンコックと共演したビル・ラズウェルが、再度共同プロデューサーに迎えられた[3]。なお、本作にターンテーブルで参加したグランドミキサーDXTは、『フューチャー・ショック』にもグランドミキサーD.STという名義で参加していた[3]。
本作にはカール・クレイグ、カーシュ・ケイル、ロブ・スウィフト、ジェラルド・シンプソンといったエレクトロニクス系のミュージシャンも、ラズウェルの紹介により参加し[3]、一方で既に故人であったトニー・ウィリアムス(1960年代にマイルス・デイヴィス・クインテットでハンコックと共演)が参加した曲も含まれている[4]。
反響・評価
[編集]アメリカでは、総合アルバム・チャートのBillboard 200入りは逃したが、『ビルボード』のコンテンポラリー・ジャズ・アルバム・チャートでは2位、インディペンデント・アルバム・チャートでは35位を記録した[5]。日本では4週オリコンチャート入りし、最高45位を記録した[1]。
Rob Theakstonはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「ジャズの純粋主義者には、間違いなく受け入れがたいレコードだが、当代のエレクトロニック・ミュージックを聴く耳もある向きにとっては、ジャズという音楽における偉大なミュージシャンの一人が、自身の音楽性を再定義してみせた、楽しめる演習である」と評している[6]。
収録曲
[編集]- "Kebero Part I" (Herbie Hancock, Bill Laswell, Carl Craig, Gigi) - 3:10
- "Wisdom" (H. Hancock) - 0:33
- "The Essence" (H. Hancock, B. Laswell, Chaka Khan) - 4:54
- "This Is Rob Swift" (H. Hancock, B. Laswell, Rob Swift, Jack DeJohnette) - 6:55
- "Black Gravity" (Gerald Simpson, H. Hancock, B. Laswell) - 5:29
- "Tony Williams" (H. Hancock, B. Laswell, Tony Williams, Dana Bryant) - 6:08
- "Be Still" (H. Hancock, B. Laswell, Imani Uzuri) - 5:11
- "Ionosphere" (H. Hancock, B. Laswell, Karsh Kale) - 3:59
- "Kebero Part II" (H. Hancock, B. Laswell, C. Craig, Gigi) - 4:47
- "Alphabeta" (H. Hancock, B. Laswell) - 5:29
- "Virtual Hornets" (H. Hancock, B. Laswell) - 8:50
日本盤CD (VICP-61354)
[編集]- ウィズダム - "Wisdom" (H. Hancock) - 1:09
- ケベーロ・パートI - "Kebero Part I" (H. Hancock, B. Laswell, C. Craig, Gigi) - 3:27
- ジ・エッセンス - "The Essence" (H. Hancock, B. Laswell, C. Khan) - 4:48
- ディス・イズ・ロブ・スウィフト - "This Is Rob Swift" (H. Hancock, B. Laswell, R. Swift, J. DeJohnette) - 6:54
- ブラック・グラヴィティ - "Black Gravity" (G. Simpson, H. Hancock, B. Laswell) - 5:25
- トニー・ウィリアムス - "Tony Williams" (H. Hancock, B. Laswell, T. Williams, D. Bryant) - 6:04
- アイオノスフィア - "Ionosphere" (H. Hancock, B. Laswell, K. Kale) - 4:16
- アルファベータ - "Alphabeta" (H. Hancock, B. Laswell) - 5:27
- ビー・スティル - "Be Still" (H. Hancock, B. Laswell, I. Uzuri) - 4:40
- ヴァーチャル・ホーネッツ - "Virtual Hornets" (H. Hancock, B. Laswell) - 8:49
- ケベーロ・パートII - "Kebero Part II" (H. Hancock, B. Laswell, C. Craig, Gigi) - 5:02
- ジ・エッセンス(DJ KRUSHリミックス) - "The Essence (DJ Krush Remix)" (H. Hancock, B. Laswell, C. Khan) - 5:49
参加ミュージシャン
[編集]- ハービー・ハンコック - キーボード
- ビル・ラズウェル - エレクトリックベース
- ウェイン・ショーター - テナー・サクソフォーン(on "Tony Williams", "Virtual Hornets")、ソプラノ・サクソフォーン(on "Be Still")
- チャーネット・モフェット - アコースティック・ベース(on "The Essence", "Be Still", "Virtual Hornets")
- カーシュ・ケイル - ドラムス(on "The Essence", "Ionosphere")、ドラム・プログラミング(on "Ionosphere")
- ジャック・ディジョネット - ドラムス(on "This Is Rob Swift", "Be Still", "Alphabeta", "Virtual Hornets")
- トニー・ウィリアムス - ドラムス(on "Tony Williams")
- カール・クレイグ - ドラム・プログラミング(on "Kebero Part I", "Kebero Part II")
- ア・ガイ・コールド・ジェラルド - ドラム・プログラミング(on "Black Gravity")
- ロブ・スウィフト - プログラミング、ターンテーブル(on "This Is Rob Swift")
- グランドミキサーDXT - ターンテーブル(on "The Essence")
- ジジ - ボーカル(on "Kebero Part I", "Kebero Part II")
- チャカ・カーン - ボーカル(on "The Essence")
- ダナ・ブライアント - ボーカル(on "Tony Williams")
- Imani Uzuri - ボーカル(on "Be Still")
- Elenni Davis-Knight - スポークン・ワード(on "Wisdom")
脚注
[編集]- ^ a b “フューチャー・2・フューチャー - ハービー・ハンコック”. オリコン. 2023年11月30日閲覧。
- ^ lescharts.com - Herbie Hancock - Future 2 Future
- ^ a b c Tingen, Paul (2002年7月). “Herbie Hancock”. Sound on Sound. SOS Publications Group. 2023年11月30日閲覧。
- ^ “Chaka Khan, Carl Craig Join Herbie Hancock On Future 2 Future”. MTV. Viacom International (2001年6月13日). 2023年11月30日閲覧。
- ^ “Herbie Hancock - Awards”. AllMusic. 2016年1月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月30日閲覧。
- ^ Theakston, Rob. “Herbie Hancock - Future 2 Future Album Reviews, Songs & More”. AllMusic. 2023年11月30日閲覧。
外部リンク
[編集]- FUTURE 2 FUTURE - Discogs (発売一覧)