2006年の阪神タイガース

2006年の阪神タイガース
成績
セントラル・リーグ2位
84勝58敗4分 勝率.592
本拠地
都市	兵庫県西宮市
球場	阪神甲子園球場
球団組織
オーナー	手塚昌利→宮崎恒彰
経営母体	阪神電気鉄道
監督	岡田彰布
選手会長	赤星憲広
スローガン
Be the Best For the Fans
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2006年の阪神タイガース（2006ねんのはんしんタイガース）では、2006年の阪神タイガースにおける動向をまとめる。

この年の阪神タイガースは、岡田彰布監督の3年目のシーズンである。

概要

球団史上初のセ・リーグ連覇への挑戦となったこのシーズン。4月終わりはロケットスタートに成功した巨人を中日と共に追いかける展開になったが、その巨人が怪我人続出で順位を落としていくと中日と首位争いをする展開となり、前半戦終わりには首位中日と1.5ゲーム差と連覇を狙える位置にいた。だが後半戦スタートとなる敵地ナゴヤドームでの中日戦で3タテを喰らい、次カードのヤクルト戦でも1勝1敗1分で、その間に中日は巨人に3連勝してあっという間に6ゲーム差にまで開けられた。8月に入り藤川球児が怪我で戦線を離脱したこともあり、5度の2桁失点を喫するなど投手陣が総崩れで8月26日の巨人戦では0-10の大敗。残り28試合で9ゲーム差と中日の背中が霞んだが、8月27日の同カードで勝利し戦線復帰した藤川がお立ち台で号泣したことが契機となり、その試合から6連勝（1分含む）、1つ負けて5連勝、中日に2連敗するもそこから9連勝するなどして10月7日終了時で2ゲーム差まで迫った。しかし翌日の試合に敗れ中日が勝ち、ゲーム差が3となって残り試合（阪神3、中日6）を考えると事実上終戦となった。10日に中日がリーグ優勝を決めたことで連覇の夢は完全に潰えた。

優勝した中日との最終勝利数は3つ差だったが、直接対決で7勝14敗のダブルスコア負けで、特に敵地ナゴヤドームでは9月16日に山本昌にノーヒットノーランを許すなど1勝10敗と大苦戦をした。また、近年貯金を稼げるカードだった巨人戦が11勝11敗と貯金無し、一方の中日が16勝6敗と貯金10を稼いでいたのと対照的な結果となった。

チーム成績

レギュラーシーズン

オーダー変遷

	開幕：3/31		5/2		6/1		7/1		8/1		9/2
1	中	赤星憲広	中	赤星憲広	中	赤星憲広	中	赤星憲広	中	赤星憲広	中	赤星憲広
2	二	藤本敦士	二	藤本敦士	二	関本健太郎	二	藤本敦士	三	関本健太郎	三	関本健太郎
3	一	シーツ	一	シーツ	一	シーツ	一	シーツ	右	濱中治	一	シーツ
4	左	金本知憲	左	金本知憲	左	金本知憲	左	金本知憲	左	金本知憲	左	金本知憲
5	三	今岡誠	三	今岡誠	右	濱中治	右	濱中治	一	シーツ	右	濱中治
6	右	桧山進次郎	右	濱中治	遊	鳥谷敬	三	片岡篤史	遊	鳥谷敬	遊	鳥谷敬
7	遊	鳥谷敬	遊	鳥谷敬	三	片岡篤史	遊	鳥谷敬	捕	矢野輝弘	捕	矢野輝弘
8	捕	矢野輝弘	捕	矢野輝弘	捕	矢野輝弘	捕	矢野輝弘	二	藤本敦士	二	藤本敦士
9	投	井川慶	投	オクスプリング	投	福原忍	投	オクスプリング	投	井川慶	投	杉山直久

2006年セントラル・リーグ順位変動

順位	4月終了時		5月終了時		6月終了時		7月終了時		8月終了時		9月終了時		最終成績
1位	巨人	--	阪神	--	中日	--	中日	--	中日	--	中日	--	中日	--
2位	中日	4.0	巨人	0.5	阪神	1.5	阪神	6.0	阪神	7.0	阪神	3.0	阪神	3.5
3位	阪神	4.5	中日	1.5	ヤクルト	7.5	ヤクルト	11.5	ヤクルト	11.0	ヤクルト	14.5	ヤクルト	18.0
4位	ヤクルト	8.5	ヤクルト	3.5	巨人	10.0	広島	15.5	巨人	16.5	巨人	20.5	巨人	23.5
5位	広島	9.0	広島	8,0	広島	12.0	巨人	18.0	広島	16.5	広島	22.5	広島	25.0
6位	横浜	10.0	横浜	13.5	横浜	14.5	横浜	18.5	横浜	21.5	横浜	27.0	横浜	29.5

2006年セントラル・リーグ最終成績

順位	球団	勝	敗	分	勝率	差
1位	中日ドラゴンズ	87	54	5	.617	優勝
2位	阪神タイガース	84	58	4	.592	3.5
3位	東京ヤクルトスワローズ	70	73	3	.490	18.0
4位	読売ジャイアンツ	65	79	2	.451	23.5
5位	広島東洋カープ	62	79	5	.440	25.0
6位	横浜ベイスターズ	58	84	4	.408	29.5

日本生命セ・パ交流戦

日本生命セ・パ交流戦2006 最終成績

順位	球団	勝	敗	分	勝率	差
1位	千葉ロッテマリーンズ	23	13	0	.639	優勝
2位	東京ヤクルトスワローズ	22	14	0	.611	1.0
3位	阪神タイガース	21	15	0	.583	2.0
4位	中日ドラゴンズ	20	15	1	.571	2.5
5位	福岡ソフトバンクホークス	20	16	0	.556	3.0
6位	西武ライオンズ	19	16	1	.543	3.5
7位	北海道日本ハムファイターズ	17	19	0	.472	6.0
8位	東北楽天ゴールデンイーグルス	17	19	0	.472	6.0
9位	広島東洋カープ	16	20	0	.444	7.0
10位	横浜ベイスターズ	15	21	0	.417	8.0
11位	読売ジャイアンツ	13	23	0	.361	10.0
12位	オリックス・バファローズ	12	24	0	.333	11.0

• 同率の場合は前年の順位で上位のチームが上位にランクされる

2006 サンヨー オールスターゲーム

→詳細は「2006年のオールスターゲーム (日本プロ野球)」を参照

選出選手及びスタッフ

ポジション	名前	選出 回数
監督	岡田彰布
中継投手	藤川球児	2
捕手	矢野輝弘	6
二塁手	藤本敦士	3
遊撃手	鳥谷敬	2
外野手	赤星憲広	3
	金本知憲	9
	濱中治	2

• 太字はファン投票で選ばれた選手。

入団・退団

シーズン開幕前

本節では、前シーズン終了から本シーズン開幕までの入退団について記述する。

入団 選手名 背番号 前所属 備考 投手 金村大裕 17 大阪商業大 大学生・社会人ドラフト3巡目 岩田稔 21 関西大 大学生・社会人ドラフト希望枠 渡辺亮 25 日本生命 大学生・社会人ドラフト4巡目 オクスプリング 45 サンディエゴ・パドレス 新外国人 鶴直人 46 近大付属高校 高校生ドラフト1巡目 相木崇 48 オリックス トレード 若竹竜士 49 育英高校 高校生ドラフト3巡目 内野手 前田大和 66 樟南高校 高校生ドラフト4巡目 石橋尚到 69 広島 自由契約 退団 選手名 背番号 退団区分 去就 投手 ブラウン 17 自由契約 サムスンライオンズ 前川勝彦 25 トレード オリックス 佐久本昌広 47 自由契約 横浜 石毛博史 48 自由契約 引退 新井智 49 自由契約 引退・広島打撃投手 捕手 中谷仁 66 トレード 楽天 内野手 久慈照嘉 32 自由契約 引退 外野手 立川隆史 45 自由契約 誠泰コブラズ 松下圭太 69 自由契約 引退 的場寛壱 99 自由契約 トヨタ自動車 シーズン開幕後 本節では、本シーズン開幕から本シーズン終了までの入退団について記述する。 入団 選手名 背番号 前所属 備考 投手 坂克彦 35 楽天 トレード 退団 選手名 背番号 退団区分 去就 育成選手 牧野塁 35 トレード 楽天

試合結果

凡例
勝利試合	敗北試合	引き分け	中止

個人成績

投手成績

• 色付きは規定投球回数（146イニング）以上の選手
• 太字はリーグ最高。

選手	登 板	完 投	完 封	勝 利	敗 戦	セ 丨 ブ	ホ 丨 ル ド	勝 率	投 球 回	被 安 打	被 本 塁 打	与 四 球	与 死 球	奪 三 振	失 点	自 責 点	防 御 率
ふくはら/ 福原忍	24	3	0	12	5	0	0	.706	154.2	143	8	42	6	119	44	36	2.09
いかわ/ 井川慶	29	8	3	14	9	0	0	.609	209.0	180	17	49	6	194	77	69	2.97
しもやなき/ 下柳剛	25	1	0	12	11	0	0	.522	150.1	154	11	55	9	86	61	53	3.17
あいき/ 相木崇	13	0	0	0	0	0	1	.000	12.2	12	1	4	2	8	3	1	0.71
あんとう/ 安藤優也	31	2	1	10	3	0	3	.769	129.0	139	7	31	4	103	52	48	3.35
いよの/ 伊代野貴照	1	0	0	0	0	0	0	.000	1.1	3	1	3	1	1	2	2	13.50
いわた/ 岩田稔	1	0	0	0	1	0	0	.000	3.0	2	1	4	0	1	4	3	9.00
ういりあむす/ ウィリアムス	47	0	0	3	2	3	26	.600	47.1	37	1	15	4	49	11	10	1.90
えくさ/ 江草仁貴	36	1	0	5	6	0	5	.455	96.2	89	5	46	6	85	44	38	3.54
おくすふりんく/ オクスプリング	16	0	0	4	3	0	0	.571	77.1	78	8	23	3	51	45	44	5.12
かなさわ/ 金澤健人	25	0	0	3	1	0	4	.750	26.1	34	3	6	2	21	19	14	4.78
くほた/ 久保田智之	47	0	0	5	7	16	2	.417	50.0	58	4	19	1	57	26	22	3.96
さしきはら/ 桟原将司	15	0	0	1	0	0	2	1.000	17.0	12	1	5	1	19	6	6	3.18
すきやま/ 杉山直久	17	3	0	4	4	0	0	.500	90.1	79	8	30	8	65	34	31	3.09
たういん/ ダーウィン	49	0	0	1	2	2	12	.333	73.2	58	6	29	4	55	33	31	3.79
たいよう/ 太陽	11	0	0	1	0	0	0	1.000	18.2	23	2	2	1	19	7	7	3.38
たまき/ 玉置隆	1	0	0	0	0	0	0	.000	2.0	2	0	1	0	3	0	0	0.00
なかむら/ 中村泰広	2	0	0	1	0	0	0	1.000	10.0	13	0	4	0	2	4	4	3.60
のうみ/ 能見篤史	38	0	0	2	4	0	8	.333	47.0	49	4	16	3	46	27	26	4.98
はしもと/ 橋本健太郎	2	0	0	1	0	0	0	1.000	1.1	5	0	1	0	0	3	3	20.25
ふしかわ/ 藤川球児	63	0	0	5	0	17	30	1.000	79.1	46	3	22	0	122	6	6	0.68
よしの/ 吉野誠	8	0	0	0	0	1	1	.000	4.1	3	0	2	0	3	0	0	0.00
合計		18	4	84	58	39	94	.592	1301.1	1219	91	409	61	1109	508	453	3.13

打撃成績

• 色付きは規定打席（452打席）以上の選手
• 太字はリーグ最高。

選手	試 合	打 席	打 数	得 点	安 打	二 塁 打	三 塁 打	本 塁 打	塁 打	打 点	盗 塁	盗 塁 死	犠 打	犠 飛	四 球	死 球	三 振	併 殺 打	打 率	出 塁 率
しつ/ シーツ	143	629	580	87	180	31	1	19	270	75	0	0	3	4	42	0	120	18	.310	.355
かねもと/ 金本知憲	146	634	545	85	165	24	4	26	275	98	2	2	0	5	79	5	98	5	.303	.393
はまなか/ 濱中治	139	538	486	71	147	26	1	20	235	75	2	2	0	5	43	4	80	10	.302	.361
とりたに/ 鳥谷敬	146	609	543	65	157	28	2	15	234	58	5	3	4	0	60	2	111	10	.289	.362
やの/ 矢野輝弘	133	501	453	42	124	20	3	17	201	78	0	0	8	5	32	3	94	12	.274	.323
あかほし/ 赤星憲広	142	642	566	84	152	13	3	0	171	20	35	13	9	1	60	6	94	2	.269	.344
あかまつ/ 赤松真人	6	15	14	1	2	0	0	0	2	0	2	1	1	0	0	0	3	0	.143	.143
あさい/ 浅井良	40	59	56	5	15	2	0	2	23	3	0	1	0	0	2	1	10	3	.268	.305
いまおか/ 今岡誠	59	218	204	16	45	3	2	7	73	29	1	0	0	4	7	3	42	13	.221	.252
かたおか/ 片岡篤史	50	101	91	4	15	3	0	1	21	7	0	0	1	1	7	1	22	1	.165	.230
かの/ 狩野恵輔	1	2	2	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	1	0	.000	.000
かみさか/ 上坂太一郎	1	2	2	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	.000	.000
きた/ 喜田剛	2	5	5	0	3	2	0	0	5	1	0	0	0	0	0	0	1	0	.600	.600
さか/ 坂克彦	2	5	5	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	1	0	.000	.000
しゆうた/ 秀太	21	6	4	2	0	0	0	0	0	0	0	0	1	0	1	0	4	0	.000	.200
すへんさ/ スペンサー	59	115	108	12	24	5	0	6	47	17	1	0	0	1	6	0	33	0	.222	.261
せきもと/ 関本健太郎	132	439	356	52	107	19	2	9	157	33	0	1	33	2	42	6	76	8	.301	.382
なかむら/ 中村豊	50	13	11	3	3	0	0	0	3	1	0	0	1	0	1	0	1	0	.273	.333
のくち/ 野口寿浩	16	21	20	1	3	0	0	0	3	0	0	0	0	0	0	1	4	2	.150	.190
ひやま/ 桧山進次郎	85	144	133	8	24	5	0	2	35	12	1	0	0	0	10	1	42	0	.180	.243
ふしもと/ 藤本敦士	138	443	393	35	93	12	1	3	116	30	3	1	19	3	27	1	56	13	.237	.285
ふしはら/ 藤原通	2	2	2	1	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	.000	.000
まちた/ 町田公二郎	14	15	12	2	3	1	0	1	7	2	0	0	0	0	3	0	2	0	.250	.400
りん/ 林威助	67	82	76	12	23	4	1	5	44	13	0	0	0	0	6	0	24	0	.303	.354
あんとう/ 安藤優也	31	43	38	1	5	0	0	0	5	1	0	0	5	0	0	0	14	1	.132	.132
いかわ/ 井川慶	29	68	63	0	7	0	0	0	7	0	0	0	4	0	1	0	28	1	.111	.125
いわた/ 岩田稔	1	1	1	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	.000	.000
ういりあむす/ ウィリアムス	47	1	1	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	1	0	.000	.000
えくさ/ 江草仁貴	36	20	16	0	2	0	0	0	2	1	0	0	3	0	0	1	8	1	.125	.176
おくすふりんく/ オクスプリング	17	24	23	4	4	2	0	0	6	0	0	0	1	0	0	0	9	1	.174	.174
くほた/ 久保田智之	47	1	0	1	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	1	0	0	0	-	1.000
しもやなき/ 下柳剛	25	49	44	1	2	0	0	0	2	3	0	0	3	1	1	0	21	0	.045	.065
すきやま/ 杉山直久	17	24	23	0	3	1	0	0	4	3	0	0	1	0	0	0	11	0	.130	.130
たういん/ ダーウィン	49	6	6	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	5	0	.000	.000
たまき/ 玉置隆	1	1	1	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	.000	.000
なかむら/ 中村泰広	2	3	3	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	1	0	.000	.000
のうみ/ 能見篤史	38	5	4	0	0	0	0	0	0	0	0	0	1	0	0	0	2	0	.000	.000
ふくはら/ 福原忍	24	46	40	2	7	0	0	0	7	3	0	0	4	0	2	0	22	1	.175	.214
ふしかわ/ 藤川球児	63	5	4	0	1	0	0	0	1	0	0	0	1	0	0	0	2	0	.250	.250
合計		5537	4934	597	1316	201	20	133	1956	563	52	24	103	32	433	35	1043	102	.267	.328

表彰

• 井川慶
  • 最多奪三振　194奪三振（2年ぶり3度目）
• 藤川球児
  • 最優秀中継ぎ投手　35HP（2年連続2度目）
• 矢野輝弘
  • ベストナイン〈捕〉（2年連続3度目）
• 金本知憲
  • ベストナイン〈外〉（3年連続6度目）
• アンディ・シーツ
  • ゴールデングラブ賞〈一〉（2年連続2度目）
• 赤星憲広
  • ゴールデングラブ賞〈外〉（4年連続5度目）
• 濱中治
  • 月間MVP 〈野手3・4月〉（初受賞）
• 安藤優也
  • 月間MVP 〈投手9月〉（初受賞）

達成記録・出来事

• 4月5日 - 下柳剛が広島1回戦（広島市民）で先発登板し通算500試合登板、史上77人目
• 4月9日 - 金本知憲が横浜3回戦（大阪ドーム）で先発出場し、試合終了まで出続けたため、904試合連続フルイニング出場の世界記録を達成
• 4月14日 - 井川慶が広島3回戦（甲子園）で9回に梵英心から三振を奪い通算1000奪三振、史上119人目
• 6月10日 - 金本知憲が西武5回戦（甲子園）で5回に帆足和幸から本塁打を放ち阪神移籍後通算100本塁打、2球団で100本塁打以上は史上11人目
• 6月14日 - 楽天5回戦（フルキャスト）で6回裏無死一、二塁で沖原佳典のバント小飛球を直接捕球せず、その後三塁 - 二塁 - 一塁と転送してトリプルプレーを完成させる
• 6月20日 - 牧野塁と楽天の坂克彦が交換トレード
• 7月4日 - 藤川球児が横浜10回戦（京セラドーム）で9回に登板し無失点に抑えたことで35試合連続無失点、2003年の豊田清（西武）の持つ連続試合無失点のプロ野球記録を更新
• 7月5日 - 12球団オーナー会議が開かれ、球団の親会社である阪神電鉄と阪急HDの経営統合が議論された。野球協約には球団の親会社が変更の場合「預かり保証金25億円」「野球振興協力金4億円」「加入手数料1億円」の計30億円を支払う必要があるため
• 7月5日 - 金本知憲が横浜11回戦（甲子園）で3回に門倉健から二塁打を放ち通算300二塁打、史上45人目
• 7月11日 - 藤川球児が広島8回戦（甲子園）9回に登板し一死後、栗原健太から三振を奪いその回を無失点に抑えたことで連続イニング無失点が47回2/3イニング、1962年の小山正明が持っていた連続イニング無失点の47回を超える球団新記録
• 7月12日 - 金本知憲が広島9回戦（甲子園）で8回に横山竜士から本塁打を放ち通算350本塁打、史上20人目
• 7月12日 - 藤川球児が広島9回戦で（甲子園）で9回に登板し二死二、三塁から暴投で失点を許し、連続試合無失点が38試合、連続イニング無失点が47回2/3でストップ（規定で二死後の失点ではあるけど失点した回の2/3は加算されない）
• 7月14日 - 町田公二郎が中日5回戦（京セラドーム）で6回に代打で出場し小笠原孝から本塁打を放ち通算20本目の代打本塁打になり、史上2位の大島康徳（中日・日本ハム）に並ぶ
• 7月23日 - 藤本敦士がオールスター第2戦（宮崎）で4対4の8回に決勝2点適時打を放ちMVPを獲得、阪神選手のオールスターMVPは2003年のオールスター第2戦（千葉マリン）の金本知憲以来3年ぶり
• 8月19日 - 福原忍がヤクルト戦（神宮）で4打数3安打で猛打賞を記録、投手の猛打賞は吉見祐治（横浜）が2003年5月3日の中日6回戦（ナゴヤドーム）で記録して以来3年ぶり
• 8月29日 - 金本知憲が中日14回戦（甲子園）で6回に久本祐一から四球を選び通算1000四球、史上12人目
• 9月5日 - 巨人17回戦（甲子園）で出場選手全員安打で毎回安打を記録、史上18度目
• 9月14日 - 9月12日からの広島16～18回戦（広島市民）で広島に3連勝。広島市民球場での広島3連戦3連勝は1976年の9月4日から9月6日にかけての広島16～18回戦以来30年ぶり
• 9月16日 - 中日18回戦（ナゴヤドーム）で山本昌にノーヒットノーランを喫する、相手投手にノーヒットノーランを喫するのは1965年10月2日の広島20回戦（甲子園）で外木場義郎に喫して以来41年ぶり
• 9月19日 - 金本知憲がヤクルト19回戦（甲子園）で打順四番で先発出場し連続四番出場を416試合とし、2000年から2002年にかけて松井秀喜（巨人）が作った連続四番出場のプロ野球記録を更新
• 10月3日 - ヤクルト20回戦（神宮）に勝利し、球団史上初の2年連続80勝
• 10月4日 - 矢野輝弘がヤクルト21回戦（神宮）で2回に石井一久から本塁打を放ち通算100本塁打、史上246人目
• 10月10日 - 片岡篤史が今季限りの引退を明らかにした
• 11月9日 - 新外国人選手のライアン・ボーグルソンと契約の締結を発表
• 11月10日 - 井川慶がポスティングシステムでのメジャー移籍を表明
• 11月14日 - 12球団オーナー会議が開かれ、球団の30億円支払いの件で議論になり、「預かり保証金25億円」「野球振興協力金4億円」の合計29億円が免除となった

ドラフト指名選手

→詳細は「2006年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)」を参照

大学生・社会人ドラフト
順位	選手名	ポジション	所属	結果
希望入団枠	小嶋達也	投手	大阪ガス	入団
1巡目	（選択権なし）
2巡目	（選択権なし）
3巡目	上園啓史	投手	武蔵大学	入団
4巡目	清水誉	捕手	関西学院大学	入団
5巡目	大城祐二	内野手	TDK千曲川	入団
高校生ドラフト
1巡目	野原将志	内野手	長崎日本大学高	入団
2巡目	（選択権なし）
3巡目	橋本良平	捕手	智辯学園和歌山高	入団
4巡目	横山龍之介	投手	日本文理高	入団

2006 WBC選出選手

→詳細は「2006 ワールド・ベースボール・クラシック日本代表」および「2006 ワールド・ベースボール・クラシック・チャイニーズタイペイ代表」を参照

日本代表	台湾代表
久保田智之	林威助
藤川球児