コンテンツにスキップ

1992年の阪神タイガース

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1992年の阪神タイガース
成績
セントラルリーグ2位
67勝63敗2分 勝率.515
本拠地
都市 兵庫県西宮市
球場 阪神甲子園球場
球団組織
オーナー 久万俊二郎
経営母体 阪神電気鉄道
監督 中村勝広
選手会長 和田豊
スローガン
3F(フレッシュ、ファイト、フォア・ザ・チーム)
« 1991
1993 »

テンプレートを表示

1992年の阪神タイガース(1992ねんのはんしんタイガース)では、1992年の阪神タイガースにおける動向をまとめる。

この年の阪神タイガースは、中村勝広監督の3年目のシーズンである。

概要

[編集]

過去2年がいずれも最下位の中村阪神は、この年も最下位の予想が大多数を占め、下馬評は芳しくなかった。かつて猛打を誇った打線は、長年主力を務めてきた岡田彰布真弓明信に衰えが見え始め、来日2年目のトーマス・オマリー大洋を解雇され入団したジェームス・パチョレック以外は目立った好材料がなかった。一方で、前年のチーム防御率がリーグ唯一の4点台だった投手陣も前評判は低かったが、前年9月に中込伸湯舟敏郎野田浩司猪俣隆葛西稔のドラフト1位投手5人で5連続完投勝利を演じたことに加え、本拠地阪神甲子園球場ラッキーゾーンが撤去されたことで、中村監督は投手中心の守りの野球への転換に手応えを感じていた。

ヤクルトとの開幕2連戦を1勝1敗で終え、続く巨人との3連戦の緒戦も先発の仲田幸司が好投しながら敗れ、この年も低迷ムードが漂う中、中村監督は翌日の試合で5年目の亀山努をスタメンに起用。亀山は2安打を放ち起用に応え、チームは4点差を逆転して勝利し、翌日の試合も勝ちカード勝ち越しを決め、亀山はスタメンに定着する。チームは4月を2位で終え、5月も好調をキープするが、20日にオマリーが怪我で戦列を離脱。26日、オマリーの代役としてこの日一軍に昇格した3年目の新庄剛志が最初の打席でプロ初本塁打を放ち、そのリードを仲田が完投で守り勝利。この年のキャンプでスライダーを習得し、課題の制球難を克服した仲田は5月までに7勝を挙げエースに成長、さらに中込も6月2日の広島戦で8回まで無安打の好投を見せ、開幕投手を務めた葛西も初めて首位に浮上した6月9日の中日戦でプロ初完封を記録し、そして湯舟が6月14日の広島戦でノーヒットノーランを達成し、ストッパーに起用された2年目の田村勤、中継ぎでフル回転の新人弓長起浩らとともに強力な投手陣を形成した。一方で打線は、オマリー不在ながらパチョレックに加え、この年から選手会長になった和田豊、この年外野にコンバートされた八木裕、新人ながら開幕から遊撃を守る久慈照嘉そして亀山、新庄と若手が台頭し始めた。

6月17日にオマリーが怪我から復帰し、そこからチーム内の変動が激しくなる。三塁を守っていた新庄はオマリーの復帰に伴い、7月4日から中堅にコンバート。中堅を守っていた八木は左翼に回り、左翼を守っていたパチョレックは、4月25日の試合で亀山を代打に送られるなど開幕から不振続きの岡田に代わり一塁へ。一方投手陣は、絶対的守護神の田村が6月28日に初めて救援に失敗すると、7月3日を最後に左肘痛のため戦列を離脱。代わりに序盤不振だった野田が一軍に復帰すると2試合連続完封勝利で復活し、ヤクルト、広島、そして最下位から急浮上の巨人と優勝を争うチームは前半戦を2位で折り返した。

8月、毎年苦しんでいた死のロードを10勝6敗で乗り切り10年ぶりに勝ち越すが、その間に首位のヤクルトが貯金を伸ばし、最大で4.5ゲーム差を付けられる。だが9月に入りヤクルトが急失速し、ゲーム差を1まで詰めてヤクルトとの3連戦を迎える。9月11日の緒戦は9回に八木が左翼フェンスギリギリに大飛球を放ち、一度はサヨナラ本塁打が告げられるも取り消され、結局6時間26分の死闘は延長15回の末引き分けに終わる。しかし続く2試合を連勝し首位に返り咲いたチームは、その後連勝を7に伸ばし、逆に2位に3ゲーム差を付けて、最後の長期ロードに出発した。

ところがその長期ロードでいきなり4連敗を喫し、9月26日には「救世主」荒木大輔の復帰で息を吹き返したヤクルトに首位を奪回される。翌日に首位に帰り咲いた後も勝ち星が伸びないまま、2位ヤクルトと1ゲーム差で神宮での天王山を迎える。10月6日、先発の仲田は岡林洋一と息詰まる投手戦を展開するが、仲田が7回に広沢克己に一発を浴びると、打線は岡林に完封を許し、ヤクルトに同率首位に並ばれる。翌7日、打線は序盤に伊東昭光を攻略し、先発の中込も8回まで1失点に抑え3-1で最終回を迎える。しかし中込が完投を目前にして1死1、3塁のピンチを招くと中村監督は湯舟をリリーフに起用するが、湯舟は2連続四球で1点を失い降板。投手は中西清起に代わるも2死後飯田哲也の内野安打で追いつかれ、続く荒井幸雄にサヨナラ打を打たれ、痛恨の逆転負けで首位から陥落する。2日後の中日戦で打線が4安打と沈黙し野田を見殺しにし、ヤクルトに2ゲーム差を付けられると、翌10日の甲子園での直接対決で湯舟を始めとする投手陣が、オマリーと首位打者を争っていたジャック・ハウエルに2打席連続本塁打を含む3安打3打点と打ち込まれ、打線も荒木と伊東の前に2点に抑え込まれ終戦、亀新フィーバーを巻き起こしたシーズンは巨人と並んでの2位タイに終わった。投手陣が12球団トップのチーム防御率2.90を記録した一方で、打線はチーム打率がリーグ5位、チーム本塁打に至ってはヤクルトの173本の半分にも届かない86本でリーグ最下位と、ラッキーゾーン撤去はかつての売りであった長打力を大きく削ぎ落とす結果になった[1]。10月7日のヤクルト戦の関西地区での平均視聴率はビデオリサーチ調べで36.7%を記録し、これはこの年の野球中継で最高の数字だった[2]

順位 9/24終 9/25終 9/26終 9/27終 9/29終 9/30終 10/1終 10/2終 10/3終 10/4終 10/6終 10/7終 10/9終 10/10終
1位 阪神 -- 阪神 -- ヤク -- 阪神 -- 阪神 -- 阪神 -- 阪神 -- 阪神 -- 阪神 -- 阪神 -- ヤク -- ヤク -- ヤク -- ヤク 優勝
2位 ヤク 1.5 ヤク 0.5 阪神 0.5 ヤク 0.5 ヤク 1.0 ヤク 1.0 巨人 0.5 巨人 1.0 ヤク 1.5 ヤク 1.0 阪神 -- 阪神 1.0 阪神 2.0 巨人 2.5
3位 巨人 1.5 巨人 0.5 巨人 1.0 巨人 1.5 巨人 1.5 巨人 1.5 ヤク 1.0 ヤク 1.5 巨人 2.0 巨人 2.0 巨人 1.5 巨人 1.5 巨人 2.0 阪神 3.0
試合結果 ヤ5-4広 ヤ9-5神
巨4-3中
ヤ3-2神
中7-6巨
神6-3ヤ
中5-2巨
広4-3ヤ 中4-3神
広4-3ヤ
洋8-2巨
中2-1神
広8-7ヤ
巨6-3洋
神3-2洋 神6-0洋
広4-1巨
ヤ11-0中
洋5-2神
広6-3巨
ヤ1-0神 ヤ4-3神
巨1-0洋
ヤ7-2広
中1-0神
ヤ5-2神

チーム成績

[編集]

レギュラーシーズン

[編集]
オーダー変遷
開幕:4/4 5/1 6/2 7/1 8/1 9/1
1 和田豊 和田豊 和田豊 和田豊 和田豊 和田豊
2 久慈照嘉 亀山努 久慈照嘉 新庄剛志 亀山努 亀山努
3 パチョレック パチョレック 亀山努 パチョレック オマリー オマリー
4 オマリー オマリー パチョレック オマリー パチョレック パチョレック
5 岡田彰布 真弓明信 八木裕 真弓明信 新庄剛志 八木裕
6 真弓明信 八木裕 新庄剛志 岡田彰布 八木裕 新庄剛志
7 八木裕 平田勝男 桧山進次郎 八木裕 久慈照嘉 久慈照嘉
8 山田勝彦 山田勝彦 山田勝彦 山田勝彦 山田勝彦 山田勝彦
9 葛西稔 仲田幸司 中込伸 中込伸 嶋尾康史 野田浩司

[3]

1992年セントラル・リーグ順位変動
順位 4月終了時 5月終了時 6月終了時 7月終了時 8月終了時 9月終了時 最終成績
1位 広島 -- ヤクルト -- ヤクルト -- ヤクルト -- ヤクルト -- 阪神 -- ヤクルト --
2位 阪神 2.0 広島 0.5 阪神 2.0 阪神 1.5 巨人 2.5 ヤクルト 1.0 巨人 2.0
3位 ヤクルト 3.5 阪神 1.0 巨人 3.5 巨人 2.0 阪神 3.0 巨人 1.5 阪神
4位 中日 4.0 中日 4.0 広島 5.0 広島 3.0 広島 5.0 広島 4.0 広島 3.0
5位 巨人 5.0 巨人 9.0 中日 6.0 中日 8.0 大洋 10.5 大洋 6.0 大洋 8.0
6位 大洋 6.5 大洋 9.5 大洋 7.5 大洋 9.5 中日 15.0 中日 8.5 中日 9.0
期間
成績
12勝9敗
勝率.571
12勝9敗
勝率.571
10勝12敗1分
勝率.455
10勝9敗
勝率.526
11勝10敗
勝率.524
9勝8敗1分
勝率.529
3勝6敗
勝率.333


1992年セントラル・リーグ最終成績
順位 球団 勝率
1位 ヤクルトスワローズ 69 61 1 .531 優勝
2位 読売ジャイアンツ 67 63 0 .515 2.0
2位 阪神タイガース 67 63 2 .515 2.0
4位 広島東洋カープ 66 64 0 .508 3.0
5位 横浜大洋ホエールズ 61 69 1 .469 8.0
6位 中日ドラゴンズ 60 70 0 .462 9.0

1992 サンヨー オールスターゲーム

[編集]
選出選手及びスタッフ
ポジション 名前 選出
回数
投手 仲田幸司
中込伸
二塁手 和田豊 2
遊撃手 久慈照嘉
外野手 亀山努
パチョレック
八木裕
  • 太字はファン投票で選ばれた選手。

入団・退団

[編集]

シーズン開幕前

[編集]

本節では、前シーズン終了から本シーズン開幕までの入退団について記述する。

入団

[編集]
選手名 背番号 前所属 備考
投手
弓長起浩 14 熊谷組 ドラフト3位
中川申也 53 秋田経済法科大学附属高 ドラフト5位
工藤慎明 57 筑陽学園高 ドラフト6位
中村公信 67 田村コピー ドラフト8位
内野手
萩原誠 31 大阪桐蔭高 ドラフト1位
久慈照嘉 8 日本石油 ドラフト2位
桧山進次郎 24 東洋大学 ドラフト4位
木立章成 59 専修大学北上高 ドラフト7位
外野手
パチョレック 42 大洋 自由契約
立花義家 55 西武 金銭トレード

退団

[編集]
選手名 背番号 退団区分 去就
投手
伊藤文隆 14 自由契約 引退
住友一哉 24 自由契約 引退
近田豊年 53 自由契約 引退
牛山晃一 59 引退
外野手
田尾安志 8 引退・野球解説者
ウイン 40
石井雅博 44 自由契約 引退・一般企業
真鍋勝己 55 自由契約 引退・プロ野球審判員

選手・スタッフ

[編集]

試合結果

[編集]
凡例
勝利試合 敗北試合 引き分け 中止
1992年 レギュラーシーズン
 
4月(12勝9敗 .571) 
# 日付 対戦相手 スコア 勝利投手 敗戦投手 セーブ 本塁打 球場 勝敗
1 4月4日 ヤクルト 3-7 - 葛西(0-1) - オマリー(1)岡田(1) 神宮 0-1
2 4月5日 ヤクルト 6-3 田村(1-0) - - 神宮 1-1
3 4月7日 巨人 2-3 - 仲田(0-1) 東京ドーム 1-2
4 4月8日 巨人 5-4 中込(1-0) - 田村(1-0-1) 東京ドーム 2-2
5 4月9日 巨人 3-2 湯舟(1-0) - 田村(1-0-2) 東京ドーム 3-2
4月10日 中日 中止 甲子園
6 4月11日 中日 4-0 猪俣(1-0) - - 八木(1) 甲子園 4-2
7 4月12日 中日 0-1 - 葛西(0-2) - 甲子園 4-3
8 4月14日 大洋 5-4 仲田(1-1) - 田村(1-0-3) パチョレック(1) 西京極 5-3
9 4月15日 大洋 7-0 中込(2-0) - - 甲子園 6-3
10 4月16日 大洋 1-5 - 湯舟(1-1) - 甲子園 6-4
11 4月17日 広島 3-2 猪俣(2-0) - 田村(1-0-4) 甲子園 7-4
12 4月18日 広島 6-8 - 野田(0-1) - 八木(2) 甲子園 7-5
13 4月19日 広島 2-3 - 仲田(1-2) - パチョレック(2) 甲子園 7-6
14 4月21日 大洋 7-2 中込(3-0) - - 亀山(1)パチョレック(3) 横浜 8-6
4月22日 大洋 中止 横浜
15 4月23日 大洋 9-4 猪俣(3-0) - 田村(1-0-5) 八木(3) 横浜 9-6
16 4月24日 中日 2-3 - 野田(0-2) - ナゴヤ 9-7
17 4月25日 中日 6-1 仲田(2-2) - - ナゴヤ 10-7
18 4月26日 中日 2-6 - 中込(3-1) - 八木(4) ナゴヤ 10-8
19 4月28日 ヤクルト 9-3 野田(1-2) - 久保(0-0-1) パチョレック(4) 甲子園 11-8
20 4月29日 ヤクルト 5-4 湯舟(2-1) - - 甲子園 12-8
21 4月30日 ヤクルト 3-9 - 葛西(0-3) - オマリー(2) 甲子園 12-9
 
5月(12勝9敗 .571) 
# 日付 対戦相手 スコア 勝利投手 敗戦投手 セーブ 本塁打 球場 勝敗
22 5月1日 広島 8-2 仲田(3-2) - 田村(1-0-6) 亀山(2)八木(5) 広島市民 13-9
23 5月2日 広島 5-2 中込(4-1) - - 広島市民 14-9
24 5月3日 広島 1-2 - 野田(1-3) - 広島市民 14-10
25 5月4日 巨人 5-2 湯舟(3-1) - - 甲子園 15-10
26 5月5日 巨人 2-8 - 猪俣(3-1) - 甲子園 15-11
27 5月6日 巨人 3-2 仲田(4-2) - - 甲子園 16-11
5月8日 広島 中止 甲子園
28 5月9日 広島 4-1 中込(5-1) - 田村(1-0-7) 甲子園 17-11
29 5月10日 広島 7-10 - 野田(1-4) - パチョレック(5) 甲子園 17-12
30 5月12日 中日 2-1 仲田(5-2) - 田村(1-0-8) パチョレック(6) 金沢 18-12
5月13日 中日 中止 金沢
31 5月14日 中日 1-7 - 中込(5-2) - 福井 18-13
5月15日 ヤクルト 中止 甲子園
32 5月16日 ヤクルト 0-1 - 葛西(0-4) - 甲子園 18-14
33 5月17日 ヤクルト 2-5 - 猪俣(3-2) - 甲子園 18-15
34 5月19日 巨人 0-3 - 仲田(5-3) - 東京ドーム 18-16
35 5月20日 巨人 7-6 久保(1-0-1) - 田村(1-0-9) 亀山(3) 東京ドーム 19-16
36 5月21日 巨人 2-1 田村(2-0-9) - - 東京ドーム 20-16
5月23日 ヤクルト 中止 福島
5月24日 ヤクルト 中止 仙台
37 5月26日 大洋 2-1 仲田(6-3) - - 新庄(1) 甲子園 21-16
38 5月27日 大洋 2-1 田村(3-0-9) - - 甲子園 22-16
39 5月28日 大洋 5-3 葛西(1-4) - 田村(3-0-10) パチョレック(7) 甲子園 23-16
40 5月29日 巨人 4-5 - 猪俣(3-3) - 新庄(2) 甲子園 23-17
41 5月30日 巨人 4-7 - 湯舟(3-2) - 甲子園 23-18
42 5月31日 巨人 3-1 仲田(7-3) - 田村(3-0-11) 甲子園 24-18
 
6月(10勝12敗1分 .455) 
# 日付 対戦相手 スコア 勝利投手 敗戦投手 セーブ 本塁打 球場 勝敗
43 6月2日 広島 6-1 中込(6-2) - - 岡山 25-18
44 6月3日 広島 4-2 葛西(2-4) - 田村(3-0-12) 広島市民 26-18
45 6月4日 広島 6-7 - 中西(0-1) - 木戸(1) 広島市民 26-19
46 6月6日 大洋 3-3 - - - 新庄(3)パチョレック(8) 札幌 26-19-1
47 6月7日 大洋 2-3 - 中込(6-3) - 札幌 26-20-1
48 6月9日 中日 6-0 葛西(3-4) - - 甲子園 27-20-1
49 6月10日 中日 3-5 - 中西(0-2) - 甲子園 27-21-1
50 6月11日 中日 1-0 田村(4-0-12) - - 甲子園 28-21-1
51 6月12日 広島 1-3 - 仲田(7-4) - 甲子園 28-22-1
52 6月13日 広島 2-4 - 中西(0-3) - 甲子園 28-23-1
53 6月14日 広島 6-0 湯舟(4-2) - - 真弓(1)新庄(4) 甲子園 29-23-1
54 6月16日 ヤクルト 2-8 - 葛西(3-5) - 中野(1) 神宮 29-24-1
55 6月17日 ヤクルト 3-10 - 嶋尾(0-1) - 八木(6) 神宮 29-25-1
56 6月18日 ヤクルト 2-1 田村(5-0-12) - - 神宮 30-25-1
57 6月19日 巨人 1-2 - 中込(6-4) - 立花(1) 甲子園 30-26-1
58 6月20日 巨人 3-1 湯舟(5-2) - 田村(5-0-13) 甲子園 31-26-1
59 6月21日 巨人 4-6 - 葛西(3-6) - 甲子園 31-27-1
6月23日 大洋 中止 横浜
60 6月24日 大洋 6-1 仲田(8-4) - - 八木(7) 横浜 32-27-1
61 6月25日 大洋 0-1 - 弓長(0-1) - 横浜 32-28-1
62 6月26日 中日 5-4 湯舟(6-2) - 田村(5-0-14) 甲子園 33-28-1
63 6月27日 中日 11-6 葛西(4-6) - - パチョレック(9)八木(8・9) 甲子園 34-28-1
64 6月28日 中日 7-9 - 田村(5-1-14) - 甲子園 34-29-1
65 6月30日 巨人 3-11 - 仲田(8-5) - 東京ドーム 34-30-1
 
7月(10勝9敗 .526) 
# 日付 対戦相手 スコア 勝利投手 敗戦投手 セーブ 本塁打 球場 勝敗
66 7月1日 巨人 1-4 - 中込(6-5) - 東京ドーム 34-31-1
67 7月3日 広島 3-4 - 御子柴(0-1) - パチョレック(10) 金沢 34-32-1
68 7月4日 広島 3-6 - 服部(0-1) - パチョレック(11) 富山 34-33-1
69 7月5日 広島 4-6 - 仲田(8-6) - オマリー(3) 富山 34-34-1
70 7月7日 大洋 0-1 - 中込(6-6) - 甲子園 34-35-1
71 7月8日 大洋 3-0 野田(2-4) - - 甲子園 35-35-1
72 7月9日 大洋 7-2 湯舟(7-2) - - 甲子園 36-35-1
73 7月11日 中日 6-1 仲田(9-6) - - ナゴヤ 37-35-1
74 7月12日 中日 5-2 葛西(5-6) - 弓長(0-1-1) 新庄(5・6)葛西(1) ナゴヤ 38-35-1
7月13日 中日 中止 ナゴヤ
75 7月14日 ヤクルト 2-4 - 御子柴(0-2) - パチョレック(12) 甲子園 38-36-1
76 7月15日 ヤクルト 4-0 野田(3-4) - - 甲子園 39-36-1
77 7月16日 ヤクルト 4-3 湯舟(8-2) - 仲田(9-6-1) オマリー(4) 岡山 40-36-1
78 7月24日 中日 4-0 仲田(10-6-1) - - 八木(10) 甲子園 41-36-1
79 7月25日 中日 4-1 野田(4-4) - - 甲子園 42-36-1
80 7月26日 中日 1-5 - 葛西(5-7) - 甲子園 42-37-1
81 7月28日 巨人 3-4 - 中込(6-7) - 甲子園 42-38-1
82 7月29日 巨人 2-4 - 湯舟(8-3) - 亀山(4) 甲子園 42-39-1
83 7月30日 巨人 3-2 中西(1-3) - - 甲子園 43-39-1
84 7月31日 大洋 7-0 野田(5-4) - - パチョレック(13) 甲子園 44-39-1
 
8月(11勝10敗 .524) 
# 日付 対戦相手 スコア 勝利投手 敗戦投手 セーブ 本塁打 球場 勝敗
85 8月1日 大洋 2-4 - 太田(0-1) - 八木(11) 甲子園 44-40-1
86 8月2日 大洋 5-0 葛西(6-7) - 弓長(0-1-2) パチョレック(14) 甲子園 45-40-1
87 8月4日 ヤクルト 3-4 - 仲田(10-7-1) - オマリー(5) 神宮 45-41-1
88 8月5日 ヤクルト 9-5 中込(7-7) - - 八木(12・13)
パチョレック(15・16)
神宮 46-41-1
89 8月6日 ヤクルト 7-8 - 野田(5-5) - パチョレック(17) 神宮 46-42-1
8月8日 広島 中止 広島市民
90 8月9日 広島 5-3 中西(2-3) - - 八木(14・15)オマリー(6) 広島市民 47-42-1
91 8月11日 大洋 3-4 - 嶋尾(0-2) - 山田(1) 横浜 47-43-1
92 8月12日 大洋 3-2 野田(6-5) - - 横浜 48-43-1
93 8月13日 大洋 3-2 中込(8-7) - - 新庄(7) 横浜 49-43-1
94 8月15日 中日 6-5 弓長(1-1-2) - 中西(2-3-1) 八木(16) ナゴヤ 50-43-1
95 8月16日 中日 9-8 弓長(2-1-2) - 野田(6-5-1) 新庄(8)山田(2)
パチョレック(18)
ナゴヤ 51-43-1
96 8月17日 中日 5-6 - 中西(2-4-1) - 八木(17) ナゴヤ 51-44-1
8月19日 ヤクルト 中止 西宮
97 8月20日 ヤクルト 0-1 - 野田(6-6-1) - 西宮 51-45-1
98 8月21日 巨人 0-7 - 湯舟(8-4) - 東京ドーム 51-46-1
99 8月22日 巨人 7-1 仲田(11-7-1) - - 八木(18・19)
オマリー(7・8)新庄(9)
東京ドーム 52-46-1
100 8月23日 巨人 1-0 嶋尾(1-2) - 弓長(2-1-3) 東京ドーム 53-46-1
101 8月25日 広島 3-1 野田(7-6-1) - - GS神戸 54-46-1
102 8月26日 広島 4-3 猪俣(4-3) - 中西(2-4-2) GS神戸 55-46-1
103 8月27日 広島 2-3 - 葛西(6-8) - 甲子園 55-47-1
104 8月29日 大洋 3-4 - 中西(2-5-2) - 八木(20)オマリー(9) 熊本 55-48-1
105 8月30日 大洋 1-9 - 湯舟(8-5) - 下関 55-49-1
 
9月(9勝8敗1分 .529) 
# 日付 対戦相手 スコア 勝利投手 敗戦投手 セーブ 本塁打 球場 勝敗
106 9月1日 中日 4-2 野田(8-6-1) - - オマリー(10・11) 甲子園 56-49-1
107 9月2日 中日 1-2 - 仲田(11-8-1) - 甲子園 56-50-1
108 9月5日 巨人 2-7 - 中込(8-8) - 甲子園 56-51-1
109 9月8日 広島 6-10 - 野田(8-7-1) - 中野(2)オマリー(12) 広島市民 56-52-1
110 9月9日 広島 3-1 仲田(12-8-1) - - パチョレック(19) 広島市民 57-52-1
111 9月10日 広島 6-0 湯舟(9-5) - - オマリー(13) 広島市民 58-52-1
112 9月11日 ヤクルト 3-3 - - - オマリー(14) 甲子園 58-52-2
113 9月12日 ヤクルト 6-2 猪俣(5-3) - 嶋尾(1-2-1) パチョレック(20)木戸(2) 甲子園 59-52-2
114 9月13日 ヤクルト 5-4 弓長(3-1-3) - - 甲子園 60-52-2
115 9月15日 広島 2-0 仲田(13-8-1) - - 甲子園 61-52-2
116 9月16日 広島 2-0 湯舟(10-5) - - 新庄(10) 甲子園 62-52-2
117 9月19日 大洋 5-1 中込(9-8) - - 山田(3) 甲子園 63-52-2
118 9月22日 巨人 0-8 - 仲田(13-9-1) - 東京ドーム 63-53-2
119 9月23日 巨人 0-1 - 湯舟(10-6) - 東京ドーム 63-54-2
120 9月25日 ヤクルト 5-9 - 野田(8-8-1) - 新庄(11)八木(21) 神宮 63-55-2
121 9月26日 ヤクルト 2-3 - 仲田(13-10-1) - 神宮 63-56-2
122 9月27日 ヤクルト 6-3 御子柴(1-2) - - パチョレック(21) 神宮 64-56-2
9月29日 中日 中止 ナゴヤ
123 9月30日 中日 3-4 - 仲田(13-11-1) - 山田(4) ナゴヤ 64-57-2
 
10月(3勝6敗 .333) 
# 日付 対戦相手 スコア 勝利投手 敗戦投手 セーブ 本塁打 球場 勝敗
124 10月1日 中日 1-2 - 猪俣(5-4) - ナゴヤ 64-58-2
125 10月2日 大洋 3-2 弓長(4-1-3) - 中西(2-5-3) オマリー(15) 横浜 65-58-2
126 10月3日 大洋 6-0 湯舟(11-6) - - 岡田(2) 横浜 66-58-2
127 10月4日 大洋 2-5 - 猪俣(5-5) - 横浜 66-59-2
128 10月6日 ヤクルト 0-1 - 仲田(13-12-1) - 神宮 66-60-2
129 10月7日 ヤクルト 3-4 - 湯舟(11-7) - 神宮 66-61-2
10月8日 中日 中止 ナゴヤ
130 10月9日 中日 0-1 - 野田(8-9-1) - ナゴヤ 66-62-2
131 10月10日 ヤクルト 2-5 - 湯舟(11-8) - パチョレック(22) 甲子園 66-63-2
132 10月11日 ヤクルト 4-3 仲田(14-12-1) - 弓長(4-1-4) 甲子園 67-63-2

個人成績

[編集]

投手成績

[編集]
  • 色付きは規定投球回数(132イニング)以上の選手
  • 太字はリーグ最高。
選手
































なかこ/ 中込伸 28 7 1 9 8 0 .529 200.2 147 18 77 1 111 61 54 2.42
なかたこ/ 仲田幸司 35 13 2 14 12 1 .538 217.1 194 16 67 3 194 69 61 2.53
ゆふ/ 湯舟敏郎 27 7 4 11 8 0 .579 146.2 113 14 65 0 136 51 46 2.82
いの/ 猪俣隆 14 1 1 5 5 0 .500 75.2 87 8 50 4 57 46 42 5.00
おお/ 太田貴 14 0 0 0 1 0 .000 19.1 19 3 11 0 12 13 13 6.05
かさ/ 葛西稔 21 1 1 6 8 0 .429 105.2 116 16 35 5 61 52 45 3.83
くほ/ 久保康生 11 0 0 1 0 1 1.000 14.0 12 3 10 0 16 8 8 5.14
しま/ 嶋尾康史 25 0 0 1 2 1 .333 52.2 49 1 25 2 38 18 14 2.39
たむ/ 田村勤 24 0 0 5 1 14 .833 41.0 26 2 11 3 53 8 5 1.10
なかたよ/ 中田良弘 1 0 0 0 0 0 .000 2.0 3 0 1 0 0 2 1 4.50
なかに/ 中西清起 31 0 0 2 5 3 .286 39.2 46 5 18 4 32 24 21 4.76
のた/ 野田浩司 26 7 3 8 9 1 .471 123.2 115 14 34 3 102 45 41 2.98
はつ/ 服部裕昭 3 0 0 0 1 0 .000 4.1 8 0 7 1 4 7 7 14.54
ふる/ 古里泰隆 3 0 0 0 0 0 .000 3.0 6 1 3 0 3 5 3 9.00
みこ/ 御子柴進 29 0 0 1 2 0 .333 59.0 48 2 11 2 19 16 10 1.53
ゆみ/ 弓長起浩 51 0 0 4 1 4 .800 80.0 56 4 35 3 55 15 12 1.35
わた/ 渡辺伸彦 11 0 0 0 0 0 .000 11.2 6 1 12 0 12 5 3 2.31
合計 36 12 67 63 25 .515 1196.1 1051 108 472 31 905 445 386 2.90

打撃成績

[編集]
  • 色付き規定打席(409打席)以上の選手
  • 太字はリーグ最高
選手







































おま/ オマリー 111 478 381 55 124 30 2 15 203 62 3 1 0 1 94 2 70 8 .325 .460
はつ/ パチョレック 129 562 512 73 159 33 0 22 258 88 0 2 0 6 40 4 73 18 .311 .361
かめ/ 亀山努 131 548 488 65 140 14 7 4 180 28 15 13 15 2 41 2 94 6 .287 .343
わた/ 和田豊 132 606 550 65 153 23 8 0 192 23 1 6 15 0 40 1 48 9 .278 .328
やき/ 八木裕 129 492 424 57 113 23 3 21 205 60 8 6 5 1 59 3 84 8 .267 .359
くし/ 久慈照嘉 121 441 371 29 91 8 8 0 115 21 4 5 24 4 41 1 50 9 .245 .319
あゆ/ 鮎川義文 4 5 5 1 2 1 0 0 3 0 0 0 0 0 0 0 1 0 .400 .400
おか/ 岡田彰布 70 212 185 9 35 11 0 2 52 19 1 0 0 3 22 2 48 3 .189 .278
かな/ 金森永時 42 44 44 1 10 0 0 0 10 3 0 0 0 0 0 0 9 2 .227 .227
かね/ 金子誠一 12 8 6 3 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 1 3 0 .167 .375
きと/ 木戸克彦 63 99 89 8 9 1 0 2 16 10 1 0 3 0 7 0 21 3 .101 .167
しん/ 新庄剛志 95 378 353 39 98 16 3 11 153 46 5 2 3 0 18 4 73 11 .278 .320
せき/ 関川浩一 31 46 43 1 5 1 0 0 6 2 0 0 0 0 3 0 13 1 .116 .174
たか/ 高橋慶彦 19 27 23 2 5 1 0 0 6 2 0 1 0 1 3 0 4 0 .217 .296
たち/ 立花義家 59 101 93 9 22 5 1 1 32 7 1 0 0 1 7 0 36 3 .237 .287
なかの/ 中野佐資 72 63 52 12 10 1 0 2 17 6 0 2 0 0 9 2 16 1 .192 .333
ひや/ 桧山進次郎 7 17 17 1 3 0 0 0 3 1 0 0 0 0 0 0 5 0 .176 .176
ひら/ 平田勝男 40 55 48 2 8 2 0 0 10 6 3 0 5 0 0 2 8 2 .167 .200
ふる/ 古屋英夫 13 19 17 0 1 0 0 0 1 1 1 0 0 0 2 0 2 1 .059 .158
まゆ/ 真弓明信 68 109 101 7 21 2 0 1 26 12 0 0 0 2 5 1 22 5 .208 .248
やまく/ 山口重幸 20 13 9 3 2 1 0 0 3 1 0 0 0 0 3 1 2 0 .222 .462
やまた/ 山田勝彦 114 340 313 17 64 12 0 4 88 31 0 1 9 3 14 1 81 7 .204 .239
やまわ/ 山脇光治 19 10 9 2 3 1 0 0 4 0 0 0 1 0 0 0 3 0 .333 .333
よし/ 吉田博之 3 4 4 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 .000 .000
いの/ 猪俣隆 19 30 27 2 4 0 0 0 4 3 0 1 1 0 2 0 12 1 .148 .207
かさ/ 葛西稔 21 34 28 3 2 0 0 1 5 1 0 0 4 0 2 0 15 1 .071 .133
くほ/ 久保康生 11 3 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 0 1 0 .000 .500
しま/ 嶋尾康史 25 10 10 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 6 0 .100 .100
たむ/ 田村勤 24 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 .000 .000
なかこ/ 中込伸 29 76 64 1 6 0 0 0 6 1 0 0 10 0 2 0 29 1 .094 .121
なかたこ/ 仲田幸司 35 78 71 3 11 3 0 0 14 3 0 0 7 0 0 0 18 0 .155 .155
なかに/ 中西清起 32 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 .000 .000
のた/ 野田浩司 26 40 39 1 5 0 1 0 7 2 0 0 1 0 0 0 17 0 .128 .128
みこ/ 御子柴進 31 7 6 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 3 0 .000 .143
ゆふ/ 湯舟敏郎 31 52 46 2 4 0 0 0 4 7 0 0 2 3 1 0 26 1 .087 .100
ゆみ/ 弓長起浩 51 12 12 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 3 0 .083 .083
わた/ 渡辺伸彦 11 1 1 1 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1.000 1.000
合計 5027 4449 475 1114 189 33 86 1627 446 43 40 106 27 418 27 903 101 .250 .317

表彰

[編集]

達成記録・出来事

[編集]

ドラフト指名選手

[編集]
順位 選手名 ポジション 所属 結果
1位 安達智次郎 投手 神戸村野工業高 入団
2位 竹内昌也 投手 NTT東北 入団
3位 米村和樹 投手 熊本商科大学付属高 入団
4位 片山大樹 捕手 徳山商業高 入団
5位 山本幸正 投手 堀越高 入団
6位 塩谷和彦 捕手 神港学園神港高 入団
7位 山下和輝 外野手 プリンスホテル 入団
8位 豊原哲也 外野手 小倉東高 入団

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ 年度別成績 1992年 セントラル・リーグ | NPB.jp 日本野球機構
  2. ^ 週刊朝日』1992年10月23日号、28頁。
  3. ^ 『1993 ベースボール・レコード・ブック』ベースボール・マガジン社、1992年。ISBN 4-583-03036-3 
  4. ^ 【6月14日】1992年(平4) 同じ相手同じ球場同じ時間 大記録でやり返した湯舟敏郎 スポーツニッポン 2009年6月14日