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名鉄サ2210形電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
名鉄サ2210形電車
名鉄ク2210形電車
サ2210形2211
基本情報
運用者 名古屋鉄道
製造所 汽車製造
製造年 1926年(大正15年)
製造数 1両
主要諸元
軌間 1,067 mm(狭軌
車両定員 130人(座席18人)
車両重量 21.4 t
全長 16,815 mm
全幅 2,700 mm
全高 3,797 mm
車体 木造
台車 鉄道省型ボギー台車
制動装置 なし
備考 1944年の諸元表より[1]
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名鉄サ2210形電車(めいてつサ2210がたでんしゃ)は、かつて名古屋鉄道で運用されていた電車付随車)である。

戦時中の車両不足のため、1944年(昭和19年)に休止した成田鉄道多古線の木造客車ホハ3を購入し付随車化。サ2210形(2211)となり、三河線を中心にした東部線で運用された。ホハ3は成田鉄道多古線ボギー客車であり、1926年(大正15年)7月に汽車製造で製造された全長16.8mの3扉車である。

1951年(昭和26年)にHL制御車化されク2210形(2211)に改称。1964年(昭和39年)に廃車となった。

脚注

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  1. ^ 清水・田中 2019, p. 165.

参考文献

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  • 清水武、田中義人『名古屋鉄道車両史 上巻』アルファベータブックス、2019年。ISBN 978-4865988475