コンテンツにスキップ

フェリーはちのへ (2代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フェリーはちのへ(2代)
八戸港に接岸中の本船
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本の旗 日本
所有者 シルバーフェリー(1988-2012)
東日本フェリー(1988-2006)
川崎近海汽船(2006-2012)
PT. Jemla Ferry(2012-)
運用者 シルバーフェリー(1988-2012)
PT. Jemla Ferry(2012-)
建造所 内海造船瀬戸田工場(第540番船)[1]
母港  八戸港
航行区域 沿海[1]
船級 JG[1]
信号符字 JE2983
IMO番号 8822222
MMSI番号 52001068
改名 フェリーはちのへ(1988-2012)
RAJARAKATA(2012-)
経歴
起工 1988年12月15日[1]
進水 1989年4月20日[1]
竣工 1989年7月26日[1]
就航 1989年7月29日
運航終了 2012年4月26日
現況 インドネシアの旗 インドネシアで就航中
要目
総トン数 4,967 トン[1]
載貨重量 3,352 トン[1]
排水量 8,101
全長 126.55 m[1]
登録長 119.48 m
垂線間長 115.00 m[1]
型幅 20.70 m[1]
型深さ 11.82 m(6.90 m)[1]
満載喫水 5.661 m[1]
機関方式 ディーゼル
主機関 新潟-SEMT ピルスティク 9PC-2-6L 2基[1]
推進器 4翼可変ピッチプロペラ 2軸[1]
最大出力 11,480/11,300 PS(連続)[1]
定格出力 9,960/9,600 PS(常用)[1]
最大速力 21.468 ノット[1]
航海速力 18.2 ノット[1]
航続距離 3,900海里[1]
旅客定員 520名[1]
乗組員 30名[1]
車両搭載数 9mトラック57台、乗用車93台[1]
テンプレートを表示

フェリーはちのへは、シルバーフェリー川崎近海汽船東日本フェリーとが共同運航していたフェリー。本項目では1988年就航の2代目を取り扱う。

概要

[編集]

航路

[編集]
シルバーフェリー
Jemla Ferry

設計

[編集]
  • 全通船楼甲板船型の自動車渡船兼旅客船である。船体は5層構造で、羅針儀甲板(5F)が展望浴室などの旅客区画、4Fが旅客区画および操舵室・乗組員区画、3Fが船室などの旅客区画、1・2Fは車両搭載区画となっている。船首(バウバイザー付)および船首部右舷、船尾中央の三箇所にランプを装備しており、車両甲板は船内ランプで連絡されている。減揺装置としてイギリス製のフィンスタビライザーを装備し、可変ピッチプロペラを装備し、内海造船が得意としていたスプリット型船尾を採用している。
  • 船体側面のラインカラーは共有船時はブルーラインが1本だけであったが、川崎近海汽船に譲渡後の2007年にシルバークイーンのカラーリングを変形させた、ライトブルーとブルーの2本線となり、ファンネルには川崎近海汽船の「K」マークがペイントされた。

船内

[編集]

船室

[編集]
  • 特等洋室(2名)
  • 1等洋室(4名)
  • 1等和室(4名)
  • 2等寝台
  • 2等室

設備

[編集]

パブリックスペース

  • 案内所
  • エントランス
  • 喫煙室(平成22年入渠時にエントランスホール左舷側ソファー部に個室を造作)

供食・物販設備

  • レストラン
  • 売店
  • 自動販売機

入浴設備

  • 展望浴室

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w 船の科学(1990年1月号,p15)

参考文献

[編集]
  • 「新造船写真集(No.495)」『船の科学』第43巻第1号、船舶技術協会、1990年1月10日、15頁、ISSN 0387-0863NDLJP:32319312016年12月13日閲覧 
  •  完成図書(建造図面)

外部リンク

[編集]