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茨城県道117号深芝浜波崎線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
一般県道
茨城県道117号標識
茨城県道117号深芝浜波崎線
総延長 36.711 km
実延長 36.711 km
制定年 1966年6月1日
起点 茨城県神栖市
終点 茨城県神栖市波崎
接続する
主な道路
記法
国道124号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
茨城県道117号深芝浜波崎線
神栖市砂山(2022年3月)
茨城県道117号深芝浜波崎線の旧道
神栖市須田(2015年6月)
神栖市波崎小玉台(2014年6月)

茨城県道117号深芝浜波崎線(いばらきけんどう117ごう ふかしばはまはさきせん)は、茨城県神栖市内の一般県道である。

概要

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神栖市東和田(旧字名・深芝浜)と神栖市波崎を結ぶ路線。鹿島灘海岸沿いに伸びる県道で、神栖市須田で、鹿島臨海工業地帯産業道路として整備されてきた新道(現道)と、旧来からある海岸寄りの旧道とにY字分岐し、本路線の北側半分の区間は新旧県道が平行する区間となっている。

路線データ

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歴史

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1966年昭和41年)、前身にあたる県道波崎鹿島線鹿島港の航路建設で分断されることにより路線を廃止し、鹿島港より南側部分にあたる区間(北側残存区間は県道鹿島港線となる)を新たな一般県道として、鹿島郡神栖村大字深芝浜(現、神栖市東和田)を起点とし、鹿島郡波崎町大字波崎(現、神栖市波崎)の終点まで至る区間を茨城県が県道路線認定した。1995年平成7年)に、整理番号変更により現在の整理番号117となり、現在に至る。

年表

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  • 1959年昭和34年)10月14日:本路線の前身である県道波崎鹿島線(鹿島郡波崎町 - 鹿島郡鹿島町大字明石、図面対象番号65)が路線認定される[2]
  • 1966年(昭和41年)6月1日
    • 現在の路線である深芝浜波崎線(鹿島郡神栖村大字深芝浜 - 鹿島郡波崎町大字波崎)が路線認定される[3]
    • 道路の区域を、鹿島郡神栖村大字深芝浜から鹿島郡波崎町大字波崎(延長23.606 km)とし、供用開始[4]
    • 同時に、前身路線にあたる波崎鹿島線を廃止[5]
  • 1970年(昭和45年)
    • 2月19日:鹿島郡神栖町大字深芝字藤豊 - 大字奥野谷字東和田の旧道(1.075 km)から、大字深芝字原芝 - 大字奥野谷字浜野の現道(1.250 km)へ付け替え供用開始[6]
    • 5月18日:鹿島郡波崎町字新道添 - 字凍内場の狭隘道路(最少幅員4.0 m)を道路改良、供用開始[7]
  • 1981年(昭和56年)12月21日:鹿島郡神栖町大字東和田 - 同郡波崎町大字砂山の区間の新道が開通する[8]。これにより、バイパスが全線開通。
  • 1984年(昭和59年)3月5日:鹿島郡波崎町大字柳川の旧道区間(725m)が指定解除され波崎町道へ降格[9][注釈 2]
  • 1989年平成元年)4月1日:波崎町大字須田地内の道路改良によるバイパス道路(約1.9km)を4車線化[10]
  • 1993年(平成5年)4月1日:神栖町大字奥野谷字浜野地内の旧道の一部区間(1.445km)が廃止される[11]。廃止された区間は、現在の奥野谷浜工業団地として造成されることとなる。
  • 1995年(平成7年)3月30日:整理番号127から現在の番号(整理番号117)に変更される[12]
  • 2006年(平成18年)7月10日:神栖市大字須田 - 同市大字矢田部の現道(1.0km)を2車線化拡幅供用[13]
  • 2015年(平成27年)2月19日:神栖市矢田部地内の現道(約0.6km)を2車線化拡幅供用開始[14]
  • 2019年令和元年)7月31日:神栖市東和田(茨城県道240号交点) - 同市須田(茨城県道241号交点)を、通行する車両の高さの最高限度4.1 mの道路、および国際コンテナ車[注釈 3]の重量・長さ上限を引き上げる道路に指定[15]
  • 2020年(令和2年)9月24日:神栖市矢田部字植松 - 同字外野の現道(1.040 km)を2車線化改良する道路区域を指定[16]

路線状況

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神栖市東和田 - 同市須田の区間(現道)は、通行する車両の総重量が最高限度25トン(t)の道路に指定されている[17]

道路法の規定に基づき、神栖市東和田(神栖市道交差) - 同市波崎(銚子大橋入口交差点)間は、緊急輸送道路として機能を維持するため、災害発生時の被害拡大防止を目的に道路用地内に電柱を建てることが制限されている[18]シーサイド道路が一部不通となっていた時期は、その迂回路としても機能していた。

重複区間

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道路施設

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地理

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通過する自治体

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交差する道路

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沿線

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脚注

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注釈

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  1. ^ 幅員、曲線半径、こう配その他道路の状況により最大積載4トンの普通貨物自動車が通行できない区間。
  2. ^ 道路改良工事完了に伴う区域変更。
  3. ^ 国際海上コンテナの運搬用のセミトレーラ連結車のこと。

出典

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  1. ^ a b c d e 『茨城県道路現況調書』令和2年3月31日現在、p. 8
  2. ^ 県道路線認定(昭和三十四年十月十四日 茨城県告示第九百一号) (PDF) ,茨城県報 号外(1959年(昭和34年)10月14日)より
  3. ^ 県道路線の認定(昭和41年6月1日 茨城県告示第630号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 号外: p. p. 15, (1966年6月1日) 
  4. ^ 道路の区域決定・道路の供用開始(昭和41年6月1日 茨城県告示第633・637号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 号外: p. pp. 16, 18, (1966年6月1日) 
  5. ^ 県道路線の廃止(昭和41年6月1日 茨城県告示第641号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 号外: p. p. 19, (1966年6月1日) 
  6. ^ 道路の区域変更・供用開始(昭和45年2月19日 茨城県告示第212・214号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第5786号: pp. pp. 7–8, (1970年2月19日) 
  7. ^ 道路の区域変更・道路の供用開始(昭和45年5月18日 茨城県告示第677・678号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第5811号: pp. pp. 2–3, (1970年5月18日) 
  8. ^ 道路の供用開始(昭和56年12月21日 茨城県告示第1858号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第6999号: p. p. 7, (1981年12月21日) 
  9. ^ 道路の区域変更(昭和59年3月5日 茨城県告示第274号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第7224号: p. p. 2, (1984年3月5日) 
  10. ^ 道路の供用開始(平成元年3月30日 茨城県告示第424号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第24号: p. p. 13, (1989年3月30日) 
  11. ^ 道路の区域の変更(平成5年4月1日 茨城県告示第424号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 号外第47号: pp. pp. 13-14, (1993年4月1日) 
  12. ^ 県道の路線名および整理番号の変更(平成7年3月30日 茨城県告示第436号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第637号: pp. pp. 8-12, (1995年3月30日) 
  13. ^ 道路の区域の決定(平成18年7月10日 茨城県告示第825号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1788号: p. p. 9, (2006年7月10日) 
  14. ^ 道路の供用の開始(平成27年2月19日 茨城県告示第150号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第2667号: p. p. 6, (2015年2月19日) 
  15. ^ 車両制限令の規定に基づく道路の指定及び車両の通行方法の指定・車両制限令の規定に基づく国際海上コンテナ車の重量及び長さの最高限度を引き上げる道路の指定(令和元年7月31日 茨城県告示第423・424号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 号外第16号: pp. pp. 1–8, (2019年7月31日) 
  16. ^ 道路の区域の変更(令和2年9月24日 茨城県告示第1023号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第140号: pp. pp. 4–5, (2020年9月24日) 
  17. ^ 車両制限令の規定に基づく道路の指定(平成10年11月30日 茨城県告示第1314号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1014号: pp. pp. 6–7, (1998年11月30日) 
  18. ^ 道路の占用を制限する区域の指定(平成30年3月19日 茨城県告示第299号) (PDF)”, 茨城県報 第2980号: pp. pp. 18–28, (2018年3月19日) 

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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