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水郷有料道路

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
茨城県道50号標識
県道
水郷有料道路
路線延長 9.3km
制定年 1974年
起点 日本の旗茨木県鹿島郡神栖市大字筒井字大海道1709番の5
終点 日本の旗茨木県行方郡潮来市大字延方字下高野内乙2934番の3
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

水郷有料道路(すいごうゆうりょうどうろ)は、茨城県神栖市から潮来市に至る延長9.3キロメートル (km) の道路である。茨城県道路公社が管理する有料道路であったが、2009年平成21年)12月30日より無料開放された。茨城県最長の茨城県道50号水戸神栖線の一部となっている。

路線データ

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  • 起点:鹿島郡神栖町大字筒井字大海道1709番の5[1]
  • 終点:行方郡潮来町大字延方字下高野内乙2934番の3[1]

沿革

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  • 1971年昭和46年)9月27日:茨城県が県道平泉潮来線のバイパスとして水郷有料道路(鹿島郡神栖町大字筒井 - 行方郡潮来町大字延方、9.287 km)を建設するための道路区域を指定[2]
  • 1972年(昭和47年)1月10日:茨城県道路公社が、茨城県から水郷有料道路(路線名:県道平泉潮来線)の工事引き継ぎを受け着工開始する[3]
  • 1974年(昭和49年)
    • 4月25日水郷有料道路の工事が完了[4]
    • 4月26日:開通および料金徴収開始。通行料金は、普通乗用車150円、普通貨物車200円、小型車100円、軽自動車50円、大型特殊車400円、自転車20円、原付30円、軽車両20円[4][1]
  • 1987年(昭和62年)
  • 1988年(昭和63年)
  • 1989年平成元年)1月15日:神栖町大字下幡木地内の区間を4車線化供用開始[10]
  • 1991年(平成3年)2月14日
    • 4車線化供用開始(鰐川橋を除く)[11][12]
    • 通行料金改定(普通車150円、大型車 (I) 260円、大型車 (II) 570円、軽自動車等100円、軽車両等20円)[13]
  • 1991年(平成3年)3月11日:鰐川橋を含む全線(9.3 km)の4車線化供用開始[14]
  • 1994年(平成6年)4月1日:全線が、主要地方道水戸神栖線の道路に指定[15]
  • 1997年(平成9年)4月1日:通行料金改定(普通車150円、大型車 (I) 270円、大型車 (II) 580円、軽自動車100円、軽車両等20円)[16]
  • 2009年(平成21年)12月30日:無料開放。(当初の料金徴収期間満了予定は2013年4月25日[17]

料金(当時)

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無料開放前の一般通行料金は次の通り[16]。料金所は鰐川橋の北詰に存在しており、潮来IC前後など鰐川橋以外の区間のみを通行する際は料金徴収を行っていなかった。

  • 普通車:150円
  • 大型車(I):270円
  • 大型車(II):580円
  • 軽自動車等:100円
  • 軽車両等:20円

一般通行料金の他に回数券が購入でき、購入金額に応じて回数券の割引率が最大で2割以下とされた。また、路線バスについては特別処置として回数券の割引率は3割引きが適用された[9]。 通行料金の徴収期間は、当初、1974年(昭和49年)供用開始の日から39年間とされたが、2009年(平成21年)に徴収期間を前倒しする公告がなされ、同年12月30日に無料開放された[17]

沿線にある主な施設

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接続道路

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平成14年送電線倒壊事故

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  • 2002年(平成14年)10月1日:台風21号により水郷有料道路上空で交差する潮来市から神栖町までの約2.5 km区間に立つ送電用の鉄塔(香取線、湖南線、鹿島線)のうち、送電鉄塔7基が倒壊し2基が折損[18]。切れた送電線の一部が水郷有料道路をまたいだため、同道路が翌2日午前7時過ぎまで通行止めになった[19]。鉄塔は約50日で仮修復され[20]東京電力は11月29日に報告書を公表した[21]

関連項目

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出典

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  1. ^ a b c 道路の供用開始(昭和49年4月25日 茨城県告示第401号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第6215号: pp. pp. 11–12, (1974年4月25日) 
  2. ^ 道路の区域変更(昭和46年9月27日 茨城県告示第998号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第5951号: p. p. 2, (1971年9月27日) 
  3. ^ 有料道路の工事の引継ぎ(昭和47年1月10日 茨城県道路公社雑報) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第5979号: p. p. 10, (1972年1月10日) 
  4. ^ a b 有料道路の工事完了・有料道路の料金徴収(昭和49年4月22日 茨城県道路公社公告) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第6214号: pp. pp. 10–11, (1974年4月22日) 
  5. ^ 道路の区域変更(昭和62年3月26日 茨城県告示第595号) (PDF) ,茨城県報 第7537号(1987年(昭和62年)3月26日)pp.6-7より
  6. ^ 潮来市延方地区の町界町名変更内容の一覧”. くらし/生活環境/土地. 潮来市. 2014年11月10日閲覧。
  7. ^ 道路の区域変更・道路の供用開始(昭和62年11月19日 茨城県告示1559号・1560号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第7605号: pp. pp.8-9, (1987年11月19日) 
  8. ^ 道路の供用開始(昭和63年2月25日 茨城県告示第265号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第7632号: pp. p.8, (1988年2月25日) 
  9. ^ a b 有料道路の料金(割引率)の変更(昭和63年3月31日 茨城県道路公社公告) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第7642号: pp. p.20, (1988年3月31日) 
  10. ^ 道路の供用開始(平成元年1月12日 茨城県告示第13号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第2号: pp. p.5, (1989年1月12日) 
  11. ^ 有料道路の一部工事完了(平成3年2月12日 茨城県道路公社公告) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第215号: pp. p.15, (1991年2月14日) 
  12. ^ 道路の供用の開始(平成3年2月14日 茨城県告示第191号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第216号: pp. p.12, (1991年2月14日) 
  13. ^ 有料道路の料金の変更(平成3年2月12日 茨城県道路公社公告) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第215号: pp. pp.15-17, (1991年2月14日) 
  14. ^ 有料道路の工事完了(平成3年3月7日 茨城県道路公社公告) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 号外第25号: pp. pp.3-4, (1991年3月7日) 
  15. ^ 県道路線認定に関する告示(平成6年4月1日 茨城県告示第487号) (PDF) ,茨城県報 号外第49号(1994年(平成6年)4月1日)p.7 より
  16. ^ a b 有料道路の料金の変更(平成9年3月31日 茨城県道路公社公告) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第842号: pp. p.18, (1997年3月31日) 
  17. ^ a b 有料道路の料金の徴収期間の変更(平成21年12月14日 茨城県道路公社公告) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 号外第91号: pp. p.1, (2009年12月14日) 
  18. ^ 「台風21号による送電鉄塔倒壊について(速報) 」、『送電線見聞録』。
  19. ^ 国土交通省、2013年。
  20. ^ 「台風21号による送電鉄塔倒壊について」『送電線見聞録』。
  21. ^ 東京電力、2022年

参考文献

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外部リンク

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