能代川 (新潟県)
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能代川 | |
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水系 | 一級水系 信濃川[1] |
種別 | 一級河川 |
延長 | 33.4[1] km |
平均流量 | -- m3/s |
流域面積 | 141.4[1] km2 |
水源の標高 | 897 m |
河口・合流先 | 小阿賀野川(新潟市秋葉区) |
流域 | 新潟県 |
能代川(のうだいがわ)は、新潟県五泉市および新潟市秋葉区を流れる信濃川水系の河川である。明治末期から昭和初期まで、新潟市秋葉区の草水町(くそうづちょう)地区周辺で採掘された石油を蒸気船によって新潟へ運び出していた[2]。
概要
[編集]新潟県五泉市と加茂市の境界付近にある宝蔵山(標高897m)の北嶺に源を発する[1]。五泉市街の西側および新津地区の東側を北へ流れ、秋葉区荻島で小阿賀野川に合流する。
村松から河口にかけての堤防はサイクリングロード「能代川りんりんロード」として整備されており、レンタサイクルの貸出も行われていたが[3]、舗装の劣化により2019年9月現在ではサイクリングロードとしての利用が禁止されている[4]。
治水
[編集]かつては、九十九曲川(くじゅうくまがりがわ)と呼ばれるほど、蛇行の激しい流路であった。幾度となく水害が繰り返されてきたが、1978年(昭和53年)6月に発生した水害をきっかけに大規模な河川改修が進められ、1983年(昭和58年)に直線状の新たな流路が完成した。なお旧川は1992年(平成4年)に新津川として指定され、沿川には遊歩道や植栽などが整備された[5][6]。
2000年(平成12年)7月には梅雨による出水が発生し、各種復旧事業が行われた[7][8]。中流部が新たに捷水路として直線化されたほか、前述の「りんりんロード」や能代川水辺公園、サケの路などが整備された[9][10][11]。
支流
[編集]下流より記載
- 新津川 - 改修工事後に残された能代川旧河道。
- 新津川(分流)
- 荻曽根川
- 後田川
- 宮古川
- 辻川
- 滝谷川
- 牧川 - 平成23年7月新潟・福島豪雨で被害を受けた[12]。
- 五部一川
- 派川能代川
- 派川能代川(分流)
脚注
[編集]- ^ a b c d 能代川、九十九川 - 新潟県河川管理課.2019年1月16日閲覧。
- ^ 新潟県大百科事典 下巻(新潟日報事業社、昭和52年)
- ^ 「小阿賀野川・能代川 名所探検マップ(サイクリングロード地図)」・「能代川りんりんマップ」 - 新潟県 新潟地域振興局地域整備部
- ^ “「能代川りんりんロード」をご利用のみなさまへ”. 新潟県 新潟地域振興局新津地域整備部. 2019年9月14日閲覧。
- ^ 能代川・新津川 - 新潟市秋葉区.2019年1月16日閲覧。
- ^ 新津川パンフレット - 新潟県 新潟地域振興局新津地域整備部
- ^ 能代川災害復旧助成事業 小阿賀野川・能代川河川災害復旧等関連緊急事業パンフレット ~生まれ変わった九十九曲川~ (PDF) - 新潟県新津土木事務所
- ^ 能代川災害復旧助成事業 小阿賀野川・能代川河川災害復旧等関連緊急事業 概要 (PDF) - 新潟県土木部
- ^ 能代川での取り組み―能代川プロジェクト (PDF) - 新潟県新津土木事務所
- ^ 能代川水辺サイクリングロード(愛称:能代川りんりんロード).新潟県 新潟地域振興局新津地域整備部 - ウェイバックマシン(2019年1月16日アーカイブ分)
- ^ 能代川水辺公園の整備について - 新潟県 新潟地域振興局新津地域整備部.2019年1月16日閲覧。
- ^ “パンフレット:牧川災害復旧助成事業 概要”. 新潟県土木部. 2019年9月14日閲覧。
参考文献
[編集]- 河川大事典(日外アソシエーツ 1991年)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 能代川、九十九川 - 新潟県河川管理課
- 新津川・能代川に関する各種パンフレット - 新潟県 新潟地域振興局新津地域整備部
- 空から見た阿賀野川 能代川 - 国土交通省北陸地方整備局 阿賀野川河川事務所
- 能代川での取り組み―能代川プロジェクト (PDF) - 新潟県新津土木事務所