福岡県第8区
福岡県第8区 | |
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行政区域 |
直方市、飯塚市、嘉麻市、中間市、宮若市、遠賀郡、鞍手郡、嘉穂郡 (2024年1月1日現在) |
比例区 | 九州ブロック |
設置年 | 1994年 |
選出議員 | 麻生太郎 |
有権者数 |
344,181人 1.518 倍(一票の格差・鳥取1区との比較) (総務省・2023年9月1日) |
福岡県第8区(ふくおかけんだい8く)は、日本の衆議院における選挙区。1994年(平成6年)の公職選挙法改正で設置。
区域
[編集]2013年(平成25年)公職選挙法改正以降の区域は以下のとおりである[1][2]。
旧福岡2区は、旧筑前国であったが、小選挙区制への移行に際し、北九州市とそれ以外の地域とに分割された。このため、選挙区が県内屈指の広さとなっている。
1994年(平成6年)公職選挙法改正から2013年の小選挙区改定までの区域は以下のとおりである[3]。
- 直方市
- 飯塚市
- 山田市
- 中間市
- 遠賀郡
- 鞍手郡
- 嘉穂郡
歴史
[編集]かつて産炭地だった頃、福岡8区を含む旧福岡2区は炭鉱労働者の街として旧社会党が強固な地盤を持っており、自由民主党の麻生太郎も1983年の第37回衆議院議員総選挙で一度落選している。
しかし、炭鉱の閉山を経て、1990年代の小選挙区移行後は保守王国となり、自民党の麻生が無風選挙で安定した選挙戦を続けている。
2009年の第45回衆議院議員総選挙では、民主党への政権交代が起き、自身が総理総裁を務める自民党が下野し、総理総裁を辞任するなど、猛烈な逆風が吹き荒れたが、麻生は過去最高の得票数で当選した。ただし、民主党公認の山本剛正も比例九州ブロックで当選した。
自民党が政権与党に返り咲いた2012年の第46回衆議院議員総選挙以降は、麻生が他党の候補者に比例復活を許さないほどの大差で勝利している。
小選挙区選出議員
[編集]選挙結果
[編集]時の内閣:石破内閣 解散日:2024年10月9日 公示日:2024年10月15日
当日有権者数:33万9293人 最終投票率:51.13%(前回比:1.91%) (全国投票率:53.85%(2.08%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
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当 | 麻生太郎 | 84 | 自由民主党 | 前 | 92,534票 | 56.97% | ―― | ||
河野祥子 | 44 | 日本共産党 | 新 | 35,493票 | 21.85% | 38.36% | |||
森田俊文 | 61 | 無所属 | 新 | 34,407票 | 21.18% | 37.18% | × |
時の内閣:第1次岸田内閣 解散日:2021年10月14日 公示日:2021年10月19日
当日有権者数:34万9058人 最終投票率:53.04%(前回比:1.91%) (全国投票率:55.93%(2.25%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
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当 | 麻生太郎 | 81 | 自由民主党 | 前 | 104,924票 | 59.63% | ―― | ||
河野祥子 | 41 | 日本共産党 | 新 | 38,083票 | 21.64% | 36.30% | |||
大島九州男 | 60 | れいわ新選組 | 新 | 32,964票 | 18.73% | 31.42% | ○ |
- 大島は2022年7月の第26回参議院議員通常選挙に比例区で出馬したが、落選。2023年1月に水道橋博士が辞職したため、繰り上げ当選。
時の内閣:第3次安倍第3次改造内閣 解散日:2017年9月28日 公示日:2017年10月10日
当日有権者数:36万1452人 最終投票率:54.95%(前回比:2.76%) (全国投票率:53.68%(1.02%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
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当 | 麻生太郎 | 77 | 自由民主党 | 前 | 135,334票 | 72.23% | ―― | ||
宮嶋つや子 | 66 | 日本共産党 | 新 | 52,027票 | 27.77% | 38.44% |
時の内閣:第2次安倍改造内閣 解散日:2014年11月21日 公示日:2014年12月2日
当日有権者数:36万1239人 最終投票率:52.19%(前回比:8.74%) (全国投票率:52.66%(6.66%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
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当 | 麻生太郎 | 74 | 自由民主党 | 前 | 126,684票 | 71.32% | ―― | ||
河野祥子 | 34 | 日本共産党 | 新 | 50,947票 | 28.68% | 40.22% |
- 山本は1区に国替え。
時の内閣:野田第3次改造内閣 解散日:2012年11月16日 公示日:2012年12月4日 最終投票率:60.93% (全国投票率:59.32%(9.96%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
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当 | 麻生太郎 | 72 | 自由民主党 | 前 | 146,712票 | 68.36% | ―― | ○ | |
山本剛正 | 40 | 民主党 | 前 | 46,213票 | 21.53% | 31.50% | ○ | ||
新井高雄 | 63 | 日本共産党 | 新 | 21,678票 | 10.10% | 14.78% |
- 新井は2015年嘉麻市議会議員選挙で復帰当選。
時の内閣:麻生内閣 解散日:2009年7月21日 公示日:2009年8月18日 (全国投票率:69.28%(1.77%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
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当 | 麻生太郎 | 68 | 自由民主党 | 前 | 165,327票 | 62.21% | ―― | ||
比当 | 山本剛正 | 37 | 民主党 | 新 | 96,327票 | 36.25% | 58.26% | ○ | |
大塚祐子 | 46 | 幸福実現党 | 新 | 4,095票 | 1.54% | 2.48% |
時の内閣:第2次小泉改造内閣 解散日:2005年8月8日 公示日:2005年8月30日 (全国投票率:67.51%(7.65%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
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当 | 麻生太郎 | 64 | 自由民主党 | 前 | 145,229票 | 56.89% | ―― | ○ | |
大島九州男 | 44 | 民主党 | 新 | 87,856票 | 34.42% | 60.49% | ○ | ||
渡辺和幸 | 45 | 日本共産党 | 新 | 22,176票 | 8.69% | 15.27% |
- 大島は第21回参議院議員通常選挙に立候補し、当選。
時の内閣:第1次小泉第2次改造内閣 解散日:2003年10月10日 公示日:2003年10月28日 (全国投票率:59.86%(2.63%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
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当 | 麻生太郎 | 63 | 自由民主党 | 前 | 132,646票 | 57.72% | ―― | ○ | |
大島九州男 | 42 | 民主党 | 新 | 75,879票 | 33.02% | 57.20% | ○ | ||
渡辺和幸 | 44 | 日本共産党 | 新 | 21,272票 | 9.26% | 16.04% | ○ |
時の内閣:第1次森内閣 解散日:2000年6月2日 公示日:2000年6月13日 (全国投票率:62.49%(2.84%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
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当 | 麻生太郎 | 59 | 自由民主党 | 前 | 120,178票 | 49.91% | ―― | ○ | |
岩田順介 | 62 | 民主党 | 前 | 65,280票 | 27.11% | 54.32% | ○ | ||
坂元雅子 | 58 | 日本共産党 | 新 | 26,266票 | 10.91% | 21.86% | |||
大塚和弘 | 62 | 社会民主党 | 新 | 25,021票 | 10.39% | 20.82% | ○ | ||
山元美恵子 | 53 | 自由連合 | 新 | 4,029票 | 1.67% | 3.35% |
時の内閣:第1次橋本内閣 解散日:1996年9月27日 公示日:1996年10月8日 (全国投票率:59.65%(8.11%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
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当 | 麻生太郎 | 56 | 自由民主党 | 前 | 114,408票 | 50.49% | ―― | ○ | |
比当 | 岩田順介 | 59 | 民主党 | 前 | 80,974票 | 35.74% | 70.78% | ○ | |
本田文吉 | 65 | 日本共産党 | 新 | 31,206票 | 13.77% | 27.28% |
脚注
[編集]- ^ “衆議院トップページ >立法情報 >制定法律情報 >第183回国会 制定法律の一覧 >衆議院小選挙区選出議員の選挙区間における人口較差を緊急に是正するための公職選挙法及び衆議院議員選挙区画定審議会設置法の一部を改正する法律の一部を改正する法律 法律第六十八号(平二五・六・二八)”. 衆議院 (2013年6月28日). 2021年10月3日閲覧。住居表示などにより変更する可能性がある。
- ^ “福岡県”. 総務省. 2023年1月10日閲覧。
- ^ “衆議院トップページ >立法情報 >制定法律情報 >第131回国会 制定法律の一覧 >法律第百四号(平六・一一・二五)”. 衆議院 (1994年11月25日). 2021年10月3日閲覧。地名は1994年(平成6年)当時のものである。