清風山信号場
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清風山信号場 | |
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信号場構内(2010年3月) | |
せいふうざん Seifūzan | |
◄東オサワ(信) (7.7 km) (10.0 km) 占冠► | |
所在地 | 北海道勇払郡占冠村字ニニウ2953 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■石勝線 |
キロ程 | 67.3 km(南千歳起点) |
電報略号 | セサ |
駅構造 | 地上 |
ホーム | 2線(乗降設備なし) |
開業年月日 | 1981年(昭和56年)10月1日[1] |
清風山信号場(せいふうざんしんごうじょう)は、北海道勇払郡占冠村字ニニウにある北海道旅客鉄道(JR北海道)石勝線の信号場である。電報略号はセサ[2]。事務管理コードは▲132143[3]。
歴史
[編集]1966年(昭和41年)に紅葉山線(現在の石勝線新夕張駅 - 占冠駅間)の建設が認可された際に、ニニウの名称で旅客も扱う停車場として設置が計画されていた[4][5]。近辺には陸の孤島とも称されたニニウの集落があったが、石勝線の開業前に大多数が離村してしまい[6]、自治体との協議を受けて、信号場として開業となった経緯を持つ[7]。
年表
[編集]- 1981年(昭和56年)10月1日:日本国有鉄道石勝線の開業により使用開始[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR北海道に承継[1]。
- 1995年(平成7年)度:石勝線・根室線高速化工事に伴い同年度に構内改良[8]。
- 2011年(平成23年)5月27日:「スーパーおおぞら」14号が当信号場付近で脱線、構内の第1ニニウトンネル内で停車後に炎上する事故が発生[9]。
→詳細は「石勝線特急列車脱線火災事故」を参照
構造
[編集]南千歳方から新得方に向かって左手から下り本線、上り本線の2線を有する単線行き違い型信号場[10]。このほかそれぞれの進行方向に安全側線を設け、両方の分岐器をスノーシェルターで覆っている[10]。
周辺
[編集]上述の通り集落は消滅している。ニニウ地区の住民は、2世帯が残るのみである。
石勝線開通後、信号場構内の南千歳方で立体交差する形で道東自動車道が建設された(2011年開通)。ほかは林が広がる。
- 北海道道610号占冠穂別線
- 北海道道136号夕張新得線
- 道東自動車道
- 占冠村ニニウキャンプ場
- 鵡川
隣の駅
[編集]- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- ■石勝線
- *
打消線は廃止信号場
脚注
[編集]- ^ a b c 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 24号 石勝線・千歳線・札沼線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年12月27日、15頁。
- ^ “道央の新しい動脈 石勝線 プロフィールと撮影ガイド”. 鉄道ジャーナル 16 (1(通巻179)): 22-27. (1982-01-01).
- ^ 日本国有鉄道旅客局 編『日本国有鉄道 停車場一覧』日本国有鉄道、1985年9月20日、189頁。doi:10.11501/12065988。ISBN 4-533-00503-9 。
- ^ 「名羽線および紅葉山線の工事実施計画認可」『運輸公報』第873号、運輸省大臣官房、1966年7月26日、307頁、doi:10.11501/9645885、2022年6月6日閲覧。
- ^ 岩田伸雄 (1974-01). “石勝線建設の工事現況” (PDF). 建設の機械化 (日本建設機械化協会) 20 (287): pp.11-17. オリジナルの2018-09-17時点におけるアーカイブ。 .
- ^ 令和元年度 村勢要覧 - 占冠村
- ^ 『石勝線建設工事誌』日本鉄道建設公団札幌支社、1982‐03、334頁。doi:10.11501/12653289。
- ^ 藤島, 茂「JR北海道における130km/h高速化」『鉄道と電気技術』第8巻第4号、日本鉄道電気技術協会、1997年3月、68-71頁、doi:10.11501/3314045、ISSN 0915-9231。
- ^ “石勝線 清風山信号場構内で発生した列車脱線事故について” (PDF). 北海道旅客鉄道 (2011年5月28日). 2022年4月30日閲覧。
- ^ a b 渡辺節雄 (1981-12). “国鉄・石勝線の開業について”. 鉄道ピクトリアル (電気車研究会) 31 (12): pp.13-18. doi:10.11501/3294531. ISSN 0040-4047.