コンテンツにスキップ

国鉄R12形コンテナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
国鉄R12形コンテナ
基本情報
種別 冷蔵コンテナ
所有者 日本国有鉄道(国鉄)
製造メーカー 富士重工業
製造年 1967年昭和42年)
製造数 50個
形式消滅年 1976年(昭和51年)
主要諸元
外面色 白色
全長(内寸法) 3,327.9 mm (2,975.8 mm)
全幅(内寸法) 2,350.6 mm (2,035.8 mm)
全高(内寸法) 2,350.2 mm (1,831.5 mm)
材質 普通鋼一般構造用圧延鋼材
荷重t
内容積 11.1 m3
自重 1.8 t
扉位置 片側妻面
テンプレートを表示

国鉄R12形コンテナ(こくてつR12がたコンテナ)は、日本国有鉄道(国鉄)が1967年昭和42年)に製造した、鉄道輸送用一種規格[注 1](約11 ft冷蔵コンテナである。

概要

[編集]

R12形は、1967年(昭和42年)度にクレーン荷役(下吊り)対応冷蔵コンテナとして50個(1 - 50)が富士重工業にて製作された。

基本的構造は前級であるR11と同一であるが、本形式は枝肉輸送用に特化させ室内に140個の吊り下げ用フックを装備した。この為外観から両コンテナの識別は困難である。吊り下げ用フックは7個ずつ20本の吊棒に取り付けられ使用した。また枝肉輸送以外にも使用出来るよう室内には2段の棚も準備された。

扉位置は、片側妻面の1か所のみで塗装は白色である。寸法関係は全長3,327.9 mm、全幅2,350.6 mm、全高2,350.2 mm、荷重5 t、自重1.8 t、容積10.2 m3である。

1976年(昭和51年)度に最後まで使用された12個が廃止され形式消滅した。

注釈

[編集]
  1. ^ ※この規格は1996年(平成8年)に改訂され現在の一種規格とは異なる。

出典

[編集]

参考文献

[編集]
  • 貨車技術発達史編纂委員会(編著)『日本の貨車 技術発達史 明治5(1872)年〜平成16(2004)年』社団法人日本鉄道車輌工業会、2008年3月。全国書誌番号:21465967 
  • 吉岡心平『国鉄コンテナのすべて』 上、ネコ・パブリッシング〈RM LIBRARY 121〉、2009年9月。ISBN 978-4-77705264-6 

関連項目

[編集]