佐々木孝太
佐々木 孝太(ささき こうた、1973年1月26日 - )は、日本のレーシングドライバー。三重県出身。父は、かつて「まむし」の異名を誇った、往年の名ドライバー佐々木秀六。
プロフィール
[編集]- 身長:165cm
- 体重:58kg
- 血液型:Rh+A型
4輪レースデビューは1995年の鈴鹿FJ1600シリーズである。1998年は鈴鹿と美祢の両シリーズでF4のシリーズチャンピオンを獲得する。その後1999年にはフォーミュラ・ドリームに参戦し、2000年にはスポットながらF3にも挑戦している。
2000年から全日本GT選手権に参戦を開始。2002年にはNetz Cupアルテッツァシリーズにも挑戦し、シリーズチャンピオンを獲得した。このNetz Cupのスカラシップで、翌2003年には、スーパー耐久シリーズ・グループN+クラスに挑戦した。この時、黒澤道場こと黒澤琢弥の指導の下でドライビング・テクニックを磨いた佐々木は、見事シリーズチャンピオンを獲得し、その後のレーシングキャリアの礎を築いている。
2005年は、SUPER GT・GT300クラスのRECKLESS MR-Sで、「GT300の優勝請負人」こと山野哲也と組んで参戦し、第7戦オートポリスで初優勝を飾るとともに、シリーズチャンピオンのタイトルも獲得している。さらにスーパー耐久シリーズではST5クラスにネスト with アペル雅YHで参戦し、こちらもシリーズチャンピオンに輝いている。2006年はSUPER GT・GT300クラスではMOLAに移籍し、番場琢とともに吉兆宝山 DIREZZA Zをドライブしている。また、スーパー耐久ではST1クラスで戦っている。
2007年には、以前GTで在籍していたRECKLESSの推薦もあって、全日本選手権フォーミュラ・ニッポンにTEAM RECKLESS CERUMOから参戦しステップアップを果たしたが、スポンサーである株式会社RECKLESSからCERUMOへのスポンサーフィーの支払いが滞ったことにより、CERUMOは2台での参戦体制を継続することが困難となり、第5戦を持ってシリーズからの撤退を余儀なくされている。しかし、その後もRECKLESSは佐々木へのサポートを継続している。
レース戦績
[編集]- 1995年 - 鈴鹿FJ1600シリーズ(#60 オスカーSK94セキグチパワー)
- 1996年
- 鈴鹿FJ1600シリーズ(#70 オスカーSK96ED関口PWR)
- TIチャレンジカップ・FJ1600<スポット参戦>(#70 オスカーSK96ED関口PWR)(決勝7位)
- 1997年
- F4・鈴鹿シリーズ(TODA RACING #11 LIAN TODA オスカーED/オスカーSKパル)(シリーズ5位)
- F4・TI英田シリーズ(TODA RACING #11 LIAN TODA オスカーED/オスカーSKパルシリーズ2位)
- 1998年
- 全日本F3選手権<スポット参戦Rd.1>(#19 ダラーラF395改 3S-GE)(決勝16位)
- スーパーF4選手権(#17 LIAN TOMO レーシング/ウエスト976)(決勝2位)
- F4・鈴鹿シリーズ(#1 LIAN TOMO レーシング/ウエスト976)(シリーズチャンピオン・2勝)
- F4・美祢シリーズ(#1 LIAN TOMO レーシング/ウエスト976)(シリーズチャンピオン・3勝)
- 98'鈴鹿クラブマンレースRound6 Endurance Stage300km耐久レース(#54 セキグチオスカーSK52ED)(決勝DNF)
- 1999年
- フォーミュラ・ドリーム(#14 LIAN RACING FD99/FD99 MF224)(シリーズ3位)
- スーパー耐久選手権シリーズ・ClassN+(#15 ZAUBER INTEGRA/DC2)
- 2000年
- 全日本F3選手権<Rd.1-4>(TODA RACING #17 LIAN 戸田無限ホンダ/ダラーラF399 MF204B)→<Rd.9&10>(Team 5ZIGEN #38 5ZIGENワコーズF300/ダラーラF300 3S-GE)(シリーズ15位)
- 全日本GT選手権・GT300クラス(TEAM GAIKOKUYA 第1戦 #27 ダンテールプロジェポルシェ→第4~5戦 #360 ヒマラヤ D-PROJECT RSR→第7戦#360 ヒマラヤADVAN D-PROJECTモデナ)(シリーズ30位)
- 第29回インターナショナルPokka1000km(#360 ヒマラヤD-PROJECT RSR/PORSCHE993RSR)(総合12位)
- 2000'鈴鹿クラブマンレースRound5 Endurance Stage300km耐久レース(#15 日本マルチメディアワコーズ52/SK52)(決勝2位)
- 2001年
- 全日本GT選手権・GT300クラス(DENTAIRE PROJECT#360 ダンテールフェラーリ/FERRARI 360 MODENA)(シリーズ23位)
- 第30回インターナショナルPokka1000km・GT300クラス(DENTAIRE PROJECT#360 ダンテールフェラーリ360GT/FERRARI 360 MODENA)(決勝DNF)
- 第8回十勝24時間レース・Class4(#66 SPEED ED S2000)(総合11位・クラス4位)
- Super TEC(#19 JMC ADVAN GT-R/スカイラインGT-RBNR-34)(総合23位)
- 2002年
- 全日本F3選手権<Rd.17-20>(#18 イエローハットF302/ダラーラF302 3S-GE)
- 全日本GT選手権・GT300クラス<Rd.3,4,6欠場>(DENTAIRE PROJECT#360 ダンテールフェラーリ/FERRARI 360 MODENA)
- 十勝24時間レース・グループN+(KRAFT #38 エイベックス・アルテッツア/SXE10)(総合10位・クラス2位)
- Netz Cup・アルテッツアシリーズ(#22 乱人MAXアルテッツアラムズ/SXE10)(1勝)
- 2003年
- 全日本GT選手権・GT300クラス(TEAM RECKLESS #31 RECKLESS MR-S/ZZW30 3S-GTE)(シリーズ5位・1勝)
- スーパー耐久選手権シリーズ・ClassN+<Rd.5欠場>(TOM'S SPIRIT #36 MAZIORA Kosei ALTTEZA)(シリーズチャンピオン・4勝)
- 第32回インターナショナルPokka1000km・S-Eクラス(#35 NRFミストSSRDL△RX8/MAZDA RX-8)(決勝DNF)
- 新春NRC鈴鹿ゴールデントロフィーレース(#88 スクーデリアカドウェル03/カドウェル)(決勝2位)
- 2003 SCCN MAY RACE・VWビートルONE MAKE(#27 スナップオンハイタイムビートル/GF-9CAVC)(決勝6位)
- もてぎチャンピオンズカップ第3戦・VWビートルONE MAKE(#27 スナップオンハイタイムビートル/GF-9CAVC)(決勝5位)
- 2004年
- 全日本GT選手権・GT300クラス(TEAM RECKLESS #31 RECKLESS MR-S/ZZW30 3S-GTE)(シリーズ8位)
- スーパー耐久選手権シリーズ・Class4(MAX RACING #81 HOT ROD CRUE YH/ホンダインテグラ DC5)(シリーズ5位)
- 2005年
- SUPER GT・GT300クラス(TEAM RECKLESS #30 RECKLESS MR-S/ZZW30 3S-GTE)(シリーズチャンピオン・1勝)
- スーパー耐久選手権シリーズ・STclass5(MAX RACING #80 ネストwithアペル雅YH/トヨタ アルテッツア SXE10)(シリーズチャンピオン)
- 2006年
- SUPER GT・GT300クラス(MOLA #46 吉兆宝山 DIREZZA Z/フェアレディZ Z33 VQ35DE)(シリーズ7位・1勝)
- スーパー耐久選手権シリーズSTclass1(carrera Racing #28 SEICO carrera Racing PORSE911/ポルシェ911GT3 JGN)
- 全日本耐久スポーツカー選手権SP1クラス<スポット参戦Rd.3>(#111スクーデリア ガレージプラスワンSK93)(総合6位・クラス3位)
- 2007年
- フォーミュラ・ニッポン(TEAM RECKLESS CERUMO #12/ローラB06/51 RV8J)
- SUPER GT・GT300クラス (team宝山 with MOLA #46 宝山ダンロップZ/Z33 VQ35DE)
- スーパー耐久選手権シリーズ・STclass3(OKABE JIDOSHA motor sport #7 アメニティーホーム・エクゼティRX-7)
- 2008年
- SUPER GT・GT300クラス<Rd.1-7>(CUSCO RACING #77 クスコDUNLOPスバルインプレッサ/GDB EJ20)
- Aston Martin Asia Cup(アストンマーティン・ヴァンテージN24)(シリーズチャンピオン・6勝)
- 2009年 - SUPER GT・GT300クラス(TEAM RECKLESS with SHIFT #30 RECKLESS KUMHO IS350/GSE21 RV8J)
- 2010年 - SUPER GT・GT300クラス(R&D SPORT)
- 2011年 - SUPER GT・GT300クラス(R&D SPORT)
- 2012年 - SUPER GT・GT300クラス(R&D SPORT)
- 2013年 - SUPER GT・GT300クラス(R&D SPORT)
- 2014年
- SUPER GT・GT300クラス(R&D SPORT)
- インタープロトシリーズ
- Supercar Race Series
- 2016年 - SUPER GT・GT300クラス(TOYOTA PRIUS apr GT)(シリーズ24位)
- 2017年 - SUPER GT・GT300クラス(TOYOTA PRIUS apr GT)
- 2018年 - SUPER GT・GT300クラス<Rd.1-5>(TOYOTA PRIUS apr GT)
全日本GT選手権/SUPER GT
[編集]フォーミュラ・ニッポン
[編集]年 | チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 順位 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2007年 | TEAM RECKLESS CERUMO | FSW 17 |
SUZ 16 |
TRM 14 |
OKA 18 |
SUZ 16 |
FSW | SUG | TRM | SUZ | NC | 0 |
エピソード
[編集]- レースキャリアの開始は2輪レースが最初である。
関連項目
[編集]外部リンク等
[編集]mobilecast IMPUL | CARCHS KONDO RACING | SG 5ZIGEN | Team LeMans | RECKLESS CERUMO | Arabian Oasis IMPUL | ||||||
1 | ブノワ・トレルイエ | 3 | 柳田真孝 | 5 | 平中克幸 | 7 | 片岡龍也 | 11 | 立川祐路 | 19 | 本山哲 |
2 | 松田次生 | 4 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | 6 | 吉本大樹 | 8 | 高木虎之介 | 12 | 佐々木孝太 | 20 | ミハエル・クルム |
PIAA NAKAJIMA | BOSS INGING | DHG TOM'S | DoCoMo DANDELION | ARTA | |||||||
31 | ロイック・デュバル | 33 | ロニー・クインタレッリ | 36 | アンドレ・ロッテラー | 40 | ビヨン・ビルドハイム | 55 | 井出有治 | ||
32 | 小暮卓史 | 34 | 横溝直輝 | 37 | 荒聖治 | 41 | ファビオ・カルボーン | 56 | 金石年弘 |