メイド・イン・アメリカ (カーペンターズのアルバム)
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『メイド・イン・アメリカ』 | ||||
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カーペンターズ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1978年 - 1981年 | |||
ジャンル | ポップス | |||
時間 | ||||
レーベル | A&Mレコード | |||
プロデュース | リチャード・カーペンター | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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カーペンターズ アルバム 年表 | ||||
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『メイド・イン・アメリカ』(Made in America)は、カーペンターズが1981年に発表したアルバム。カレン・カーペンター存命時としては最後のアルバムとなった。
解説
[編集]リチャード・カーペンターの療養による活動休止後としては初のアルバムとなった。その間、カレンは初のソロ・アルバム『遠い初恋』を制作していたが、当時は発売を見送られ、同作は1996年にようやく発表された。
収録曲のほとんどは新曲だが、「アイ・ビリーヴ・ユー」は活動休止前の1978年にシングルA面として発表され、全米68位に達した。本作からは、「タッチ・ミー」(全米16位)、「バック・イン・マイ・ライフ」(全米72位)、「遠い想い出」(全米63位)、「恋のビーチウッド」(全米74位)がシングル・カットされた。「ウェディング・ソング」は、1980年8月に行われたカレンの結婚式のために作られた曲で、カレンは挙式の2日前にボーカルを録音した[1]。
本作に伴うコンサート・ツアーは行われなかったが、リチャードとカレンは、プロモーションのために日本のテレビ番組に衛星中継で出演し、10月にはヨーロッパやブラジルを訪れた[1]。
収録曲
[編集]- 遠い想い出 - "Those Good Old Dreams" (Richard Carpenter, John Bettis) - 4:12 ・全米最高第63位
- ストレングス・オブ・ア・ウーマン - "Strength of a Woman" (Phyllis Brown, Juanita Curiel) - 3:59
- バック・イン・マイ・ライフ - "(Want You) Back in My Life Again" (Kerry Chater, Chris Christian) - 3:40
- すばらしき人生 - "When You've Got What It Takes" (Roger Nichols, Bill Lane) - 3:41
- あなたを信じて - "Somebody's Been Lyin'" (Carole Bayer Sager, Burt Bacharach) - 4:25
- アイ・ビリーヴ・ユー - "I Believe You" (Dick Addrisi, Dan Addrisi) - 3:54
- タッチ・ミー - "Touch Me When We're Dancing" (Terry Skinner, J. I. Wallace, Ken Bell) - 3:20 ・全米最高第16位、これがカーペンターズ最後のトップ20ヒットとなった
- 涙の色は - "When It's Gone (It's Just Gone)" (Randy Handley) - 5:01
- 恋のビーチウッド - "Beechwood 4-5789" (William Stevenson, Marvin Gaye, George Gordy) - 3:06
- ウェディング・ソング - "Because We Are in Love (The Wedding Song)" (R. Carpenter, J. Bettis) - 5:04
参加ミュージシャン
[編集]- カレン・カーペンター - ボーカル、パーカッション、ドラムス
- リチャード・カーペンター - ボーカル、キーボード
- トニー・ペルーソ - ギター
- ティム・メイ - ギター
- ジェイ・ディー・マネス - スティール・ギター
- デニス・バディマー - アコースティック・ギター
- フレッド・タケット - アコースティック・ギター
- ジョー・オズボーン - ベース
- ロン・タット - ドラムス
- ラリー・ロンディン - ドラムス
- ジョン・ロビンソン - ドラムス
- パウリーニョ・ダ・コスタ - パーカッション
- ピーター・リモニック - パーカッション
- ボブ・コンティ - パーカッション
- ジェリー・ステインホルツ - コンガ
- ゲイル・レヴァント - ハープ
- アール・ダムラー - オーボエ
- トム・スコット - サックス
- ダリル・ドラゴン - シンセサイザー・プログラミング
- イアン・アンダーウッド - シンセサイザー・プログラミング
- キャロライン・デニス - バッキング・ボーカル
- ステファニー・スプライル - バッキング・ボーカル
- マキシン・ウォーターズ・ウィラード - バッキング・ボーカル
- ジミー・ゲツォフ - コンサートマスター
- ジェリー・ヴィンシ - コンサートマスター
脚注
[編集]- ^ a b c 『文藝別冊[総特集]カーペンターズ』(河出書房新社、2003年、ISBN 4-309-97652-2)p.99, 115