スヴァルトアールヴヘイム
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スヴァルトアールヴヘイム(スヴァルトアルフヘイム[1]、スヴァルトアールヴァヘイム[2]、スヴァルタールヴァヘイム[3]とも。古ノルド語: Svartálfaheimr)とは、北欧神話で、スヴァルトアールヴ(またはドヴェルグ)たちが住むとされている世界である。そのため、しばしば、二ザヴェッリルと同一視される。
スヴァルトアールヴヘイムは、しばしば、北欧神話の世界観である「九つの世界」の1つに数えられる[1]。スノッリの『散文のエッダ』第34章に登場する。アース神族が狼のフェンリルを縛るための足枷グレイプニルを入手するためにフレイの召使いのスキールニルをスヴァルトアールヴヘイムに送っている[4]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- V. G. ネッケル他編『エッダ 古代北欧歌謡集』谷口幸男訳、新潮社、1973年、ISBN 978-4-10-313701-6。
- 尾崎和彦『『北欧神話・宇宙論の基礎構造 巫女の予言の秘文を解く』』白凰社〈明治大学人文科学研究所叢書〉、1994年、ISBN 978-4-8262-0077-6。
- 菅原邦城『北欧神話』東京書籍、1984年、ISBN 4-487-75047-4。
- 山室静『北欧の神話 神々と巨人のたたかい』筑摩書房〈世界の神話 8〉、1982年、ISBN 978-4-480-32908-0。