クリムゾン・キングの宮殿 (曲)
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「クリムゾン・キングの宮殿」 | ||||
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キング・クリムゾン の シングル | ||||
初出アルバム『クリムゾン・キングの宮殿』 | ||||
A面 | The Court of the Crimson King, Part One | |||
B面 | The Court of the Crimson King, Part Two | |||
リリース | ||||
規格 | 7", 45rpm | |||
録音 | 1969年 | |||
ジャンル | プログレッシブ・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル |
アイランド・レコード WIP-6071, アトランティック・レコード | |||
作詞・作曲 |
イアン・マクドナルド ピート・シンフィールド | |||
プロデュース |
ロバート・フリップ ピート・シンフィールド | |||
キング・クリムゾン シングル 年表 | ||||
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「クリムゾン・キングの宮殿」 (英語: The Court of the Crimson King) は、キング・クリムゾンが1969年に発表した楽曲。デビュー・アルバム『クリムゾン・キングの宮殿』の最終トラックに収録された。
シングル・カットされてアメリカ合衆国のBillboard Hot 100で80位を記録し、彼等にとって唯一の全米シングル・チャート入りを果たした[1]。
解説
[編集]作詞はメンバーのピート・シンフィールド(作詞、照明)、作曲はメンバーのイアン・マクドナルド(木管楽器、キーボード、ボーカル)による[注釈 1]。キング・クリムゾンが結成される前の1968年頃、シンフィールドはクリエイションというバンドを結成して、自分が書いた詩に曲をつけて歌っていた。ある日、彼が作詞作曲した楽曲「クリムゾン・キングの宮殿」を新メンバーのマクドナルドが聴いて、歌詞を残したまま旋律を全く異なるものに書き替えた[2]。
→「ピート・シンフィールド § 生い立ちと初期の活動」も参照
1969年10月に発表されたデビュー・アルバム『クリムゾン・キングの宮殿』に収録された原曲は8分48秒だった。シングル盤では前半部がA面にPart One、後半部がB面にPart Twoとして収録された[3]。
パーソネル
[編集]- グレッグ・レイク - ボーカル、ベース
- イアン・マクドナルド - キーボード、メロトロン、木管楽器、バック・ボーカル
- ロバート・フリップ - ギター
- マイケル・ジャイルズ - ドラムス、バック・ボーカル
- ピート・シンフィールド- 作詞
使用
[編集]- キング・クリムゾンの2作目のアルバム『ポセイドンのめざめ』(1970年)に収録された組曲「デヴィルズ・トライアングル」の「ガーデン・オブ・ワーム」にワン・フレーズが挿入された。
- 2006年に公開されたSF映画『トゥモロー・ワールド』の劇伴音楽として提供された。
ライヴ演奏
[編集]- 1969年のステージでは頻繁に演奏された。CD『エピタフ -1969年の追憶-』(1997年)、"King Crimson Live in Hyde Park"(2002年)に収録。
- 4作目のアルバム『アイランズ』(1971年)の製作メンバーによるコンサートで演奏された。"King Crimson Live at Plymouth Guildhall"(2000年)、"Live in Detroit, MI"(2001年)に収録。
カヴァー
[編集]- グレッグ・レイク - 1981年にゲイリー・ムーアを帯同して行なったツアーで披露。アルバム『イン・コンサート』(1995年)に収録。リンゴ・スター&ヒズ・オールスター・バンドの2001年のツアーでも披露。
- スティーヴ・ハケット - 1996年12月、元ジェネシスのハケットの日本公演で、作者のマクドナルド、元キング・クリムゾンのジョン・ウェットンがゲスト参加してカヴァー[4]。1998年に発表したライヴ・アルバム『TOKYOテープス〜ジェネシス・リヴィジテッド・ライヴ1996』に収録[4]。
- サクソン - 2001年に発表されたアルバム『キリング・グラウンド』に収録[5]。
- エイジア - 2006年から2007年にかけてのツアーで披露。ヴォーカルはウェットン。
- モルゴーア・クァルテット - 2012年、弦楽四重奏曲に編曲[6]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ "McDonald-Sinfield"と記載された。
出典
[編集]- ^ “King Crimson Chart History - Hot 100”. Billboard. 2018年1月16日閲覧。
- ^ Smith (2019), p. 27.
- ^ “Discogs”. 2024年12月28日閲覧。
- ^ a b DeRiso, Nick (2013年6月26日). “Steve Hackett, John Wetton, Ian McDonald, others – Tokyo Tapes (1998; 2013 reissue)”. Something Else!. 2021年7月30日閲覧。
- ^ Rivadavia, Eduardo. “Killing Ground - Saxon”. AllMusic. 2021年7月30日閲覧。
- ^ “結成20周年を迎える、モルゴーア・クァルテット~『21世紀の精神正常者たち』”. TOWER RECORDS (2012年5月21日). 2022年12月20日閲覧。
引用文献
[編集]- Smith, Sid (2019). In the Court of King Crimson: An Observation over Fifty Years. Panegyric. ISBN 978-1916153004