陸前矢作駅
表示
陸前矢作駅 | |
---|---|
駅遠景(2019年10月) | |
りくぜんやはぎ Rikuzen-Yahagi | |
(3.0 km) 竹駒► | |
所在地 | 岩手県陸前高田市矢作町字打越9 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■大船渡線BRT |
キロ程 |
0.0 km(陸前矢作起点) 一ノ関から79.5 km |
駅構造 | 地上駅 |
乗車人員 -統計年度- |
10人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 2013年(平成25年)3月2日[* 1] |
備考 | 無人駅 |
|
陸前矢作駅 | |
---|---|
駅舎(2009年7月) | |
りくぜんやはぎ Rikuzen-Yahagi | |
◄上鹿折 (10.0 km) (3.0 km) 竹駒► | |
所在地 | 岩手県陸前高田市矢作町字打越9 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■大船渡線 |
キロ程 | 79.5 km(一ノ関起点) |
電報略号 | リヤ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線[1] |
開業年月日 | 1933年(昭和8年)2月15日[2] |
廃止年月日 | 2020年(令和2年)4月1日[** 1] |
備考 | 無人駅[1] |
陸前矢作駅(りくぜんやはぎえき)は、岩手県陸前高田市矢作町字打越(うちごし)にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)大船渡線BRT(バス高速輸送システム)のバス停留所である。元々は同社の大船渡線の鉄道駅であった。
鉄道建設中の1932年(昭和7年)5月、従事していた日本と朝鮮の作業員の間に乱闘が発生し、3名の死者を出した矢作事件が起こった場所である。
歴史
[編集]- 1933年(昭和8年)2月15日:開業[2]。
- 1962年(昭和37年)3月1日:貨物の取り扱いを廃止[2]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱いを廃止[2]。
- 1986年(昭和61年)11月1日:無人化[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる。
- 1998年(平成10年):駅舎改築[1]。
- 2011年(平成23年)3月11日:東日本大震災により営業休止。
- 2013年(平成25年)
- 2019年(平成31年)3月16日:BRT専用道の延伸に伴い、当駅を従来の位置に移設[報道 3][報道 4]。
- 2020年(令和2年)
-
震災後の陸前矢作駅(2011年6月)
-
一般道上に設置されていた時代ののりば(2013年3月)
-
専用スペース整備後、現在地移転まで使われたのりば(2017年4月)
駅構造
[編集]大船渡線BRTとしては陸前高田方面からの終着駅であり、専用道の終端にあるバス回転場に乗降場が設けられている。
乗降場には待合室・トイレが整備されている。これとは別に鉄道駅の駅舎待合室も開放されていたが、2020年(令和2年)4月以降に撤去された。
旧鉄道駅
[編集]震災前は相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、気仙沼駅管理の無人駅であった[1]。ホームは互い違いに設置され、構内踏切で連絡していた。旧鉄道駅舎は1998年(平成10年)に簡易なものに立て直されたものである[1]。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■大船渡線 | 下り | 陸前高田・盛方面 |
2 | 上り | 気仙沼・一ノ関方面 |
利用状況
[編集]JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は10人である[利用客数 1]。
2013年度(平成25年度)以降の推移は以下のとおりである。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2013年(平成25年) | 17 | [利用客数 2] |
2014年(平成26年) | 15 | [利用客数 3] |
2015年(平成27年) | 20 | [利用客数 4] |
2016年(平成28年) | 15 | [利用客数 5] |
2017年(平成29年) | 17 | [利用客数 6] |
2018年(平成30年) | 18 | [利用客数 7] |
2019年(令和元年) | 14 | [利用客数 8] |
2020年(令和 | 2年)8 | [利用客数 9] |
2021年(令和 | 3年)11 | [利用客数 10] |
2022年(令和 | 4年)10 | [利用客数 11] |
2023年(令和 | 5年)10 | [利用客数 1] |
駅周辺
[編集]田園地帯である。2011年(平成23年)の東日本大震災に伴う大津波が約1キロメートル下流にまで押し寄せたが、当駅施設に特段の被害はなかった。陸前高田市内の鉄道駅で、津波による流失を免れたのは当駅のみである。
- 国道343号
- 下矢作簡易郵便局
- 矢作川
- 陸前高田市立矢作小学校
- 奥州交通「矢作駅前」停留所
隣の停留所
[編集]- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■大船渡線BRT
- 陸前矢作駅 - 竹駒駅
かつて存在した鉄道路線
[編集]- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■大船渡線
- 上鹿折駅 - 陸前矢作駅 - 竹駒駅
脚注
[編集]記事本文
[編集]出典
[編集]報道発表資料
[編集]- ^ 『大船渡線におけるBRTの運行開始について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道盛岡支社、2013年1月31日。オリジナルの2013年7月17日時点におけるアーカイブ 。2013年3月2日閲覧。
- ^ 『大船渡線BRTの専用道延伸について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道盛岡支社、2013年3月29日。オリジナルの2014年3月31日時点におけるアーカイブ 。2014年4月1日閲覧。
- ^ 『大船渡線BRT陸前矢作駅の移設及び専用道化工事について』(プレスリリース)東日本旅客鉄道盛岡支社 (2018年4月20日) 。2018年6月22日閲覧。
- ^ 『BRTのダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道盛岡支社/東日本旅客鉄道仙台支社、2019年2月14日 。2019年3月8日閲覧。
- ^ 『気仙沼線(柳津〜気仙沼間)及び大船渡線(気仙沼〜盛間)における鉄道事業の廃止の日の繰上げの届出について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2020年1月31日。オリジナルの2020年2月4日時点におけるアーカイブ 。2020年2月6日閲覧。
- ^ 『鉄道事業の廃止の届出に係る廃止の日の繰上げについて』(PDF)(プレスリリース)国土交通省東北運輸局、2020年1月29日。オリジナルの2020年2月1日時点におけるアーカイブ 。2020年2月6日閲覧。
新聞記事
[編集]利用状況
[編集]- ^ a b “BRT駅別乗車人員(2023年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月24日閲覧。
- ^ “BRT駅別乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年9月17日閲覧。
- ^ “BRT駅別乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年9月17日閲覧。
- ^ “BRT駅別乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年9月17日閲覧。
- ^ “BRT駅別乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年9月17日閲覧。
- ^ “BRT駅別乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年9月17日閲覧。
- ^ “BRT駅別乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月24日閲覧。
- ^ “BRT駅別乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月19日閲覧。
- ^ “BRT駅別乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月10日閲覧。
- ^ “BRT駅別乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月13日閲覧。
- ^ “BRT駅別乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月7日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 駅の情報(陸前矢作駅):JR東日本