篠路駅
篠路駅 | |
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東口駅舎(2018年11月) | |
しのろ Shinoro | |
◄G07 百合が原 (1.6 km) (2.0 km) 拓北 G09► | |
所在地 | 札幌市北区篠路4条7丁目2 |
駅番号 | ○G08 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■札沼線(学園都市線) |
キロ程 | 10.2 km(桑園起点) |
電報略号 | ノロ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
[* 1]2,546人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 1934年(昭和9年)11月20日[1] |
備考 |
篠路駅(しのろえき)は、北海道札幌市北区篠路4条7丁目にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)札沼線(学園都市線)の駅である。駅番号はG08。電報略号はノロ。事務管理コードは▲130202[3]。
歴史
[編集]1922年(大正11年)改正鉄道敷設法が施行され、現在の札沼線にあたる路線[注釈 1]が規定されると、途中駅の請願が盛んとなり、篠路村(当時)でも1923年(大正12年)に駅を設置する運動が起こり[4]、1934年(昭和9年)に札沼南線(当時)が開通すると同時に篠路村の中心に開業した。
開業当時、付近は農業地域で、燕麦、たまねぎなどが栽培され、牛馬の飼育が盛んで、貨物として輸送された。篠路駅は野菜出荷などの拠点となり、駅周辺には全盛期には20棟の札幌軟石やレンガで作られた倉庫が並んでいた[5]。
1970年代後半から宅地化が急速に進み、駅周辺はほぼ住宅地になっている。
年表
[編集]- 1934年(昭和9年)11月20日:国有鉄道札沼南線の桑園駅 - 石狩当別駅(現・当別駅)間開通に伴い、同線の駅として開業[1][6]。一般駅[7]。
- 1935年(昭和10年)10月3日:石狩当別駅 - 浦臼駅間の延伸開業[報道 1]に伴い、札沼南線が札沼北線と統合し、札沼線に改称。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道法施行に伴い、日本国有鉄道(国鉄)に継承。
- 1960年(昭和35年)5月:隣接する石狩町(当時)の茨戸油田で産出した原油を輸送するパイプライン(4km)が完成。油田から手稲駅までのタンクローリー輸送を置換(油田は1972年〔昭和47年〕7月廃山)[8]。
- 1979年(昭和54年)2月1日:貨物取扱い廃止[7]。
- 1984年(昭和59年)
- 1986年(昭和61年)3月3日:札幌圏の列車増発に伴い、当駅折り返し列車が設定される[10](11月1日にあいの里教育大駅まで延長)。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR北海道の駅となる[1]。
- 1988年(昭和63年)
- 1991年(平成3年)3月16日:札沼線に「学園都市線」の愛称を設定[報道 1][報道 2][12]。
- 1995年(平成7年)3月16日:札沼線(学園都市線)の太平駅 - 当駅間が複線化[1]。
- 1997年(平成9年)3月22日:札沼線(学園都市線)の当駅 - あいの里教育大駅間が複線化[報道 2][12]。
- 1998年(平成10年)12月31日:自動改札機を設置し、供用開始[13]。
- 2000年(平成12年):札沼線(学園都市線)のうち、当駅を含む桑園駅 - 石狩月形駅間に自動進路制御装置 (PRC) を導入[14]。
- 2006年(平成18年)1月:自動列車案内装置導入。方向別の案内用液晶ディスプレイを設置。
- 2007年(平成19年)10月1日:駅番号設定(G08)[報道 3]。
- 2008年(平成20年)10月25日:ICカード「Kitaca」使用開始[報道 4]。
- 2009年(平成21年)12月10日:当駅にて、札沼線(学園都市線)桑園駅 - 北海道医療大学駅間の電化工事の起工式挙行[新聞 2][新聞 3]。
- 2012年(平成24年)6月1日:札沼線(学園都市線)のうち、当駅を含む桑園駅 - 北海道医療大学駅間が電化(交流20,000V・50Hz)[報道 5][報道 6]。
- 2014年(平成26年)3月4日:当駅の係員が最終列車の時刻を勘違いし、所定より早く西口および東口駅舎の出入口を施錠したため、最終列車に乗車できなかった旅客がタクシーで目的地へ移動[報道 7]。
- 2017年(平成29年)2月10日:東口改札に自動改札機設置。
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自動改札機設置前の東口改札(2010年8月)
-
自動改札機設置前の西口改札(2017年5月)
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ホーム(電化前)
(2010年8月)
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を持つ地上駅で、2番線の隣に除雪車両の留置線を1本有する。なお、札沼線(学園都市線)電化事業で当駅構内に変電設備が設置された。
桑園駅管理の業務委託駅(北海道ジェイ・アール・サービスネットが受託)。東口にはみどりの窓口、話せる券売機[2]、自動改札機が、西口には自動券売機、簡易自動改札機(磁気券・Kitacaともに対応)が設置されている。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■札沼線(学園都市線) | 上り | 札幌・新千歳空港方面 |
2 | 下り | あいの里公園・北海道医療大学方面 |
-
東口改札(2018年10月)
-
西口改札(2018年1月)
-
ホーム(2017年5月)
-
跨線橋(2017年5月)
-
駅名標(2017年5月)
利用状況
[編集]2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員は2,546人である[* 1]。
近年の1日平均乗車人員の推移は下記の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1970年(昭和45年) | 701 | [* 2] |
1975年(昭和50年) | 825 | |
1980年(昭和55年) | 749 | |
1985年(昭和60年) | 713 | |
1990年(平成 | 2年)1,120 | |
1995年(平成 | 7年)1,575 | |
2000年(平成12年) | 1,588 | |
2001年(平成13年) | 1,575 | [* 3] |
2002年(平成14年) | 1,887 | [* 4] |
2003年(平成15年) | 2,015 | |
2004年(平成16年) | 2,066 | [* 2] |
2005年(平成17年) | 2,134 | |
2006年(平成18年) | 2,209 | |
2007年(平成19年) | 2,296 | |
2008年(平成20年) | 2,347 | |
2009年(平成21年) | 2,426 | |
2010年(平成22年) | 2,456 | |
2011年(平成23年) | 2,584 | |
2012年(平成24年) | 2,693 | |
2013年(平成25年) | 2,839 | |
2014年(平成26年) | 2,926 | |
2015年(平成27年) | 3,018 | |
2016年(平成28年) | 3,104 | |
2017年(平成29年) | 3,139 | |
2018年(平成30年) | 3,153 | |
2019年(令和元年) | 3,078 | [* 5] |
2020年(令和 | 2年)2,340 | [* 6] |
2021年(令和 | 3年)2,338 | [* 7] |
2022年(令和 | 4年)2,546 | [* 1] |
駅周辺
[編集]東が駅前になるが、商店街は駅から西に約400メートル離れた東8丁目篠路通沿いを中心にしている。北・東・西に1、2キロ離れると、畑と住宅がまだらに分布する。かつて駅の西に煉瓦でできた倉庫があったが、平成19年度より駅西口付近の再開発が始まり、煉瓦の倉庫が撤去され、その跡地でマンション工事が開始された。
- 篠路神社(江戸時代に創立)
- 北海道道273号花畔札幌線
- 国道231号
- 札幌市北区役所篠路出張所・まちづくりセンター
- 北警察署篠路交番
- 篠路郵便局
- 篠路駅前郵便局
- 北門信用金庫篠路支店
- 北洋銀行篠路支店
- 北海道銀行篠路支
- 札幌市農業協同組合(JAさっぽろ)篠路支店
- スーパーアークス ノース
- 札幌市立篠路小学校
- 北海道中央バス「篠路駅前」停留所(札幌北、石狩各営業所担当路線)[15]
- MEGAドン・キホーテ 篠路店
隣の駅
[編集]参考資料
[編集]- 『石狩町誌 中巻』 2巻、石狩町、1991年。doi:10.11501/9490952 。2023年3月25日閲覧。
- 札幌市教育委員会 編『新札幌市史』 4巻、札幌市、1997年。doi:10.11501/9572237 。2023年3月25日閲覧。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 24号 石勝線・千歳線・札沼線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年12月27日、24-25頁。
- ^ a b “指定席券売機/話せる券売機|駅・鉄道・旅行|JR北海道- Hokkaido Railway Company”. 北海道旅客鉄道. 2021年3月5日閲覧。
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、220頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ 『新札幌市史』(4) (1997), p. 377.
- ^ “「北区歴史と文化の八十八選を巡る会」街歩きマップ”. 札幌市. 2023年2月10日閲覧。
- ^ 『官報』 1934年11月14日 鉄道省告示第560号(国立国会図書館)
- ^ a b c 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、832頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 『石狩町史 中巻』(2) (1991), pp. 477–479.
- ^ 新琴似百年史編纂委員会 編『新琴似百年史』新琴似開基百年記念協賛会、1986年、658-661頁。doi:10.11501/9571752 。2023年3月24日閲覧。
- ^ 『交通公社の国鉄監修北海道時刻表 昭和61年3月号』日本交通公社、1986年3月1日。
- ^ 石黒, 俊昭「施工記録 札幌都市圏における輸送施設整備」『日本鉄道施設協会誌 = The journal of Japan Railway Civil Engineering Association』第28巻第10号、日本鉄道施設協会、1990年10月、42-59頁、doi:10.11501/3255339、2023年3月25日閲覧。
- ^ a b 杉山茂「電化目前の学園都市線と専用気動車のこと」『鉄道ファン』第615号、交友社、2012年7月、27頁。
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '99年版』ジェー・アール・アール、1999年7月1日、181頁。ISBN 4-88283-120-1。
- ^ 『JRガゼット』2009年10月号、交通新聞社
- ^ “篠路駅前 のりば地図”. 北海道中央バス. 2019年6月19日閲覧。
- 札幌の都市交通データ
- ^ a b c “札幌の都市交通データブック2023” (PDF). 札幌の都市交通データ. 札幌市. p. 43. 2024年6月18日閲覧。
- ^ a b “札幌の都市交通データブック2019” (PDF). 札幌の都市交通データ. 札幌市. p. 46・47. 2020年12月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月28日閲覧。
- ^ “札札幌の都市交通データ” (PDF). 札幌の都市交通データ. 札幌市. p. 44. 2016年4月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月26日閲覧。
- ^ “札幌の都市交通データブック2017” (PDF). 札幌の都市交通データ. 札幌市. p. 44. 2018年9月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月26日閲覧。
- ^ “札幌の都市交通データブック2020” (PDF). 札幌の都市交通データ. 札幌市. p. 47. 2022年10月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月26日閲覧。
- ^ “札幌の都市交通データブック2021” (PDF). 札幌の都市交通データ. 札幌市. p. 47. 2022年10月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月26日閲覧。
- ^ “札幌の都市交通データブック2022” (PDF). 札幌の都市交通データ. 札幌市. p. 43. 2023年7月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月5日閲覧。
報道発表資料
[編集]- ^ a b 『札沼線(学園都市線)の電化について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2009年9月9日 。2009年9月14日閲覧。
- ^ a b 『札沼線(学園都市線)の電化開業時期について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2011年10月13日 。2011年10月17日閲覧。
- ^ 『駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2007年9月12日 。2014年9月6日閲覧。
- ^ 『Kitacaサービス開始日決定について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2008年9月10日 。2015年1月10日閲覧。
- ^ 『学園都市線電化開業に伴う電車の投入(第一次)について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2012年3月14日 。2014年7月21日閲覧。
- ^ 『平成24年10月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2012年8月3日 。2012年8月17日閲覧。
- ^ 『最終列車にご乗車いただけなかった事象について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2014年3月5日 。2015年1月9日閲覧。
新聞記事
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 篠路|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|鉄道・きっぷ|JR北海道- Hokkaido Railway Company