第51回ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞
表示
第51回ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞(だい51かいダヴィッド・ディ・ドナテッロしょう)の授賞式は、2006年4月21日にローマで行われた。
ノミネートは2006年4月4日に発表された。『夫婦の危機』と『野良犬たちの掟』が最多14件のノミネートを獲得し、『野良犬たちの掟』が最多8部門で受賞した。
また、賞の創設50周年を記念して、主要な8部門で8名に特別賞が授与された。
受賞とノミネート一覧
[編集]太字が受賞者。
- 夫婦の危機 Il caimano[1](監督:ナンニ・モレッティ)
- わが人生最良の敵 Il mio miglior nemico[2](監督:カルロ・ヴェルドーネ)
- Notte prima degli esami(監督:ファウスト・ブリッツィ)
- 野良犬たちの掟 Romanzo criminale[3](監督:ミケーレ・プラチド)
- La terra(監督:セルジオ・ルビーニ)
- ナンニ・モレッティ(『夫婦の危機』)
- アントニオ・カプアーノ(『La guerra di Mario』)
- ミケーレ・プラチド(『野良犬たちの掟』)
- セルジオ・ルビーニ(『La terra』)
- カルロ・ヴェルドーネ(『わが人生最良の敵』)
- ファウスト・ブリッツィ(『Notte prima degli esami』)
- ヴィットリオ・モローニ(『Tu devi essere il lupo』)
- フランチェスコ・ムンズィ(『Saimir』)
- ファウスト・パラヴィディーノ(『Texas』)
- ステファノ・パゼット(『Tartarughe sul dorso』)
- ステファノ・ルッリ、サンドロ・ペトラリア、ジャンカルロ・デ・カタルド、ミケーレ・プラチド(『野良犬たちの掟』)
- ナンニ・モレッティ、フランチェスコ・ピッコロ、フェデリーカ・ポントレモーリ(『夫婦の危機』)
- シルヴィオ・ムッチーノ、パスクァーレ・プラスティーノ、シルヴィア・ランファーニ、カルロ・ヴェルドーネ(『わが人生最良の敵』)
- ファウスト・ブリッツィ、マッシミリアーノ・ブルーノ、マルコ・マルターニ(『Notte prima degli esami』)
- アンジェロ・パスクイーニ、カルラ・カヴァッルッツィ、セルジオ・ルビーニ(『La terra』)
プロデューサー賞
[編集]- アンジェロ・バルバガッロ、ナンニ・モレッティ(Sacher Film)(『夫婦の危機』)
- ドメニコ・プロカッチ、ニコラ・ジュリアーノ、フランチェスカ・チーマ(『La guerra di Mario』)
- アウレリオ・デ・ラウレンティス(『わが人生最良の敵』)
- フルヴィオ&フェデリーカ・ルチザーノ(イタリアン・インターナショナル・フィルム)、ジャナンドレア・ペコレッリ(Aurora Film e TV、Rai Cinema)(『Notte prima degli esami』)
- リッカルド・トッツィ、ジョヴァンニ・スタビリーニ、マルコ・キメンツ(『野良犬たちの掟』)
- ヴァレリア・ゴリーノ(『La guerra di Mario』)
- マルゲリータ・ブイ(『夫婦の危機』)
- クリスティアーナ・カポトンディ(『Notte prima degli esami』)
- ジョヴァンナ・メッツォジョルノ(『心の中の獣』[4])
- アナ・カテリーナ・モラリウ(『わが人生最良の敵』)
- シルヴィオ・オルランド(『夫婦の危機』)
- アントニオ・アルバネーゼ(『二度目の結婚』[4])
- ファブリッツィオ・ベンティヴォリオ(『La terra』)
- キム・ロッシ・スチュアート(『野良犬たちの掟』)
- カルロ・ヴェルドーネ(『わが人生最良の敵』)
- アンジェラ・フィノッキアーロ(『心の中の獣』)
- イザベッラ・フェラーリ(『グッバイ・キス 裏切りの銃弾』)
- マリーザ・メルリーニ(『二度目の結婚』)
- ステファニア・ロッカ(『心の中の獣』)
- ジャスミン・トリンカ(『夫婦の危機』)
- ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ(『野良犬たちの掟』)
- ジョルジョ・ファレッティ(『Notte prima degli esami』)
- ネーリ・マルコレ(『二度目の結婚』)
- ナンニ・モレッティ(『夫婦の危機』)
- セルジオ・ルビーニ(『La terra』)
- ルカ・ビガッツィ(『野良犬たちの掟』)
- アルナルド・カティナーリ(『夫婦の危機』)
- ファビオ・チャンケッティ(『La terra』)
- ダニーロ・デジデーリ(『わが人生最良の敵』)
- マルチェッロ・モンタルシ(『Notte prima degli esami』)
作曲賞
[編集]- フランコ・ピエルサンティ(『夫婦の危機』)
- ゴラン・ブレゴヴィッチ(『哀しみの日々』[4])
- パオロ・ブォンヴィーノ(『野良犬たちの掟』)
- ネグラマーロ(ファビオ・バローヴェロ、シモーネ・ファブローニ、ロイ・パーチ、ルイ・シチリアーノ)(『マリオの生きる道』)
- ブルーノ・ザンブリーニ(『Notte prima degli esami』)
オリジナル歌曲賞
[編集]- Insieme a te non ci sto più - 作:カテリーナ・カゼッリ(『グッバイ・キス 裏切りの銃弾』)
- Forever Blues - 作:リーノ・パトゥルノ(『Forever Blues』)
- I giorni dell'abbandono - 作:ゴラン・ブレゴヴィッチ(『哀しみの日々』)
- Solo per te - 作:ジュリアーノ・サンジョルジ(『マリオの生きる道』[4])
- You Can Never Hold Back Spring - 作:トム・ウェイツ、キャスリーン・ブレナン(『人生は、奇跡の詩』)
美術賞
[編集]- パオラ・コメンチーニ(『野良犬たちの掟』)
- ジャンカルロ・バジーリ(『夫婦の危機』)
- アンドレア・クリザンティ(『グッバイ・キス 裏切りの銃弾』)
- カルロ・デ・マリーノ(『Fuoco su di me』)
- マウリツィオ・マルキテッリ(『わが人生最良の敵』)
衣装デザイン賞
[編集]- ニコレッタ・タランタ(『野良犬たちの掟』)
- フランチェスコ・クリヴェッリーニ(『二度目の結婚』)
- アンナリーザ・ジャッチ(『Fuoco su di me』)
- タチアナ・ロマノフ(『わが人生最良の敵』)
- リーナ・ネルリ・タヴィアーニ(『夫婦の危機』)
編集賞
[編集]- エスメラルダ・カラブリア(『野良犬たちの掟』)
- オズヴァルド・バルジェーロ(『マリオの生きる道』)
- クラウディオ・ディ・マウロ(『わが人生最良の敵』)
- ルチアーナ・パンドルフェッリ(『Notte prima degli esami』)
- チェチーリア・ザヌーゾ(『心の中の獣』)
録音賞
[編集]- アレッサンドロ・ザノン(『夫婦の危機』)
- ベニート・アルキメデ、マウリツィオ・グラッシ(『Notte prima degli esami』)
- ガエターノ・カリート(『わが人生最良の敵』)
- マリオ・イアクオーネ(『野良犬たちの掟』)
- ブルーノ・プッパロ(『心の中の獣』)
特殊視覚効果賞
[編集]- Proxima(『野良犬たちの掟』)
- フランチェスコ・サベッリ(RSG Effetti speciali)(『心の中の獣』)
- EDI(『マリオの生きる道』)
- グイド・パッパダ(『Fuoco su di me』)
- シモーネ・シルヴェストリ(『Piano 17』)
- UBIK(『人生は、奇跡の詩』)
長編ドキュメンタリー賞
[編集]- Il bravo gatto prende i topi(監督:フランチェスコ・コンヴェルサーノ、ネネ・グリニャッフィーニ)
- In un altro paese(監督:マルコ・トゥルコ)
- L'isola di Calvino(監督:ロベルト・ジャンナレッリ)
- Piccolo Sole - Vita e morte di Henri Crolla(監督:ニーノ・ビッツァーリ)
- Primavera in Kurdistan(監督:ステファノ・サヴォーナ)
- Volevo solo vivere(監督:ミンモ・カロプレスティ)
短編映画賞
[編集]- 癒しがたき愛 Un inguaribile amore[2](監督:ジョバンニ・コヴィニ)
- Codice a sbarre(監督:イヴァーノ・デ・マッテオ)
- Dentro Roma(監督:フランチェスコ・コスタービレ)
- Tanalibera tutti(監督:ヴィート・パルミエーリ)
- ザカリア Zakaria[2](監督:ジャンルーカ&マッシミリアーノ・デ・セリオ)
EU映画賞
[編集]- マッチポイント(監督:ウディ・アレン)
- ある子供(監督:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ)
- ヘンダーソン夫人の贈り物(監督:スティーブン・フリアーズ)
- 皇帝ペンギン(監督:リュック・ジャケ)
- 隠された記憶(監督:ミヒャエル・ハネケ)
外国映画賞
[編集]- クラッシュ(監督:ポール・ハギス)
- ヒストリー・オブ・バイオレンス(監督:デヴィッド・クローネンバーグ)
- グッドナイト&グッドラック(監督:ジョージ・クルーニー)
- ブロークバック・マウンテン(監督:アン・リー)
- ツォツィ(監督:ギャヴィン・フッド)
トリノ・ピエモンテ・フィルム・コミッション賞
[編集]- La guerra di Mario(監督:アントニオ・カプアーノ)
- 夫婦の危機(監督:ナンニ・モレッティ)
- 13歳の夏に僕は生まれた(監督:マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ)
- Saimir(監督:フランチェスコ・ムンズィ)
- La terra(監督:セルジオ・ルビーニ)
ヤング・ダヴィッド賞
[編集]- 野良犬たちの掟(監督:ミケーレ・プラチド)
- 心の中の獣(監督:クリスティーナ・コメンチーニ)
- Mai + come prima(監督:ジャコモ・カンピオッティ)
- わが人生最良の敵(監督:カルロ・ヴェルドーネ)
- Notte prima degli esami(監督:ファウスト・ブリッツィ)
ダヴィッド50周年記念賞
[編集]- ジーナ・ロロブリジーダ[5](俳優部門)
- ピエロ・トージ(衣装デザイナー部門)
- ジュゼッペ・ロトゥンノ(撮影監督部門)
- エンニオ・モリコーネ(作曲家部門)
- ディノ・デ・ラウレンティス(プロデューサー部門)
- フランチェスコ・ロージ(監督部門)
- スーゾ・チェッキ・ダミーコ(脚本家部門)
- マリオ・ガルブリア(舞台美術家部門)
脚注
[編集]- ^ イタリア映画祭2007上映時タイトルは『カイマーノ』。 http://www.asahi.com/italia/2007/works.html
- ^ a b c イタリア映画祭2007にて上映。 http://www.asahi.com/italia/2007/works.html
- ^ イタリア映画祭2007上映時タイトルは『犯罪小説』。 http://www.asahi.com/italia/2007/works.html
- ^ a b c d イタリア映画祭2006にて上映。 http://www.asahi.com/italia/2006/works.html
- ^ 第1回ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞の主演女優賞受賞者である。
外部リンク
[編集]- 公式サイト (イタリア語)