ジャスミン・トリンカ
ジャスミン・トリンカ Jasmine Trinca | |||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2007年 | |||||||||||||||||
生年月日 | 1981年4月24日(43歳) | ||||||||||||||||
出生地 | イタリア ローマ | ||||||||||||||||
職業 | 女優 | ||||||||||||||||
ジャンル | 映画、テレビドラマ | ||||||||||||||||
活動期間 | 2001年 - | ||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||
『息子の部屋』 『メゾン ある娼館の記憶』 『SAINT LAURENT サンローラン』 | |||||||||||||||||
|
ジャスミン・トリンカ(Jasmine Trinca, 1981年4月24日[1] - )は、イタリアの女優である。
人物
[編集]『息子の部屋』や『ミエーレ』への出演で知られている[2]。2017年公開の映画『フォルトゥナータ』でダヴィッド・ディ・ドナテッロ主演女優賞を獲得した。
経歴
[編集]ローマ生まれ[3]。ローマ大学在学中の2001年、ナンニ・モレッティ監督・主演作『息子の部屋』に出演し[4]、イタリア・ゴールデングローブ賞最優秀新人女優賞およびナストロ・ダルジェント賞グリエルモ・ビラーギ賞を受賞したほか、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ助演女優賞にノミネートされる。なお、大学では考古学を専攻していた[5]。
2003年、マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ監督作『輝ける青春』に出演し[6]、ナストロ・ダルジェント主演女優賞を受賞する。
2007年、第60回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門の審査員を務める[7][8]。
2009年、第66回ヴェネツィア国際映画祭にてマルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞する[9]。
2011年、ベルトラン・ボネロ監督作『メゾン ある娼館の記憶』に出演する[10]。
2013年、『いつか行くべき時が来る』(2012年公開)および『ミエーレ』(2013年公開)で第67回ナストロ・ダルジェント主演女優賞を受賞する[11]。
2017年、セルジオ・カステッリット監督作『フォルトゥナータ』に出演し、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ主演女優賞を受賞する。
2018年、アレッシオ・クレモニーニ(Alessio Cremonini)監督作『Sulla mia pelle』に出演し、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ助演女優賞にノミネートされる。
2019年、フェルザン・オズペテク監督作『幸運の女神』に出演し、再びダヴィッド・ディ・ドナテッロ主演女優賞とナストロ・ダルジェント主演女優賞を受賞する。
フィルモグラフィー
[編集]映画
[編集]- 息子の部屋 La stanza del figlio (2001年)
- 輝ける青春 La meglio gioventù (2003年)
- 野良犬たちの掟 Romanzo criminale (2005年)
- イタリア的、恋愛マニュアル Manuale d'amore (2005年)
- サンテンハチジュウナナ Trevirgolaottantasette(2005年) - 短編
- 夫婦の危機 Il caimano (2006年)
- Piano, solo(2007年)
- Il grande sogno (2009年)
- Ultimatum (2009年)
- La sottile mensola rossa(2010年) - 短編
- メゾン ある娼館の記憶 L'Apollonide: Souvenirs de la maison close (2011年)
- Ti amo troppo per dirtelo(2012年)
- いつか行くべき時が来る Un giorno devi andare (2012年) - イタリア映画祭2014にて上映
- ミエーレ Miele (2013年) - イタリア映画祭2014にて上映
- Une autre vie(2013年)
- サンローラン Saint Laurent (2014年)
- ザ・ガンマン The Gunman (2015年)
- 素晴らしきボッカッチョ Maraviglioso Boccaccio(2015年) - イタリア映画祭2016にて上映
- Nessuno si salva da solo(2015年)
- 歓びのトスカーナ La pazza gioia(2016年) - カメオ出演
- Tommaso(2016年)
- SLAM/スラム Slam - Tutto per una ragazza(2016年)
- フォルトゥナータ Fortunata (2017年) - イタリア映画祭2018にて上映
- 幸せな感じ Euforia(2018年) - イタリア映画祭2019にて上映
- Sulla mia pelle(2018年)
- 泣いたり笑ったり Croce e delizia(2019年) - イタリア映画祭2021にて上映
- 幸運の女神 La dea fortuna(2019年) - イタリア映画祭2020にて上映
- スーパーヒーローズ Supereroi(2021年) - イタリア映画祭2022にて上映
テレビ
[編集]- ゲシュタポ・地獄の追跡 ホロコーストの子供たち La fuga degli innocenti (2004年)
- 対独パルチザン戦線1943 ナチス包囲の島 Cefalonia (2005年)
主な受賞
[編集]- グリエルモ・ビラーギ賞(2001年) 『息子の部屋』
- 主演女優賞(2004年) 『輝ける青春』
- 主演女優賞(2013年) 『いつか行くべき時が来る』『ミエーレ』
- 主演女優賞(2017年) 『フォルトゥナータ』
- 主演女優賞(2019年) 『幸運の女神』
- 最優秀新人女優賞(2001年) 『息子の部屋』
- 最優秀女優賞(2013年) 『ミエーレ』
- マルチェロ・マストロヤンニ賞(2009年) 『Il grande sogno』
- ある視点俳優賞(2017年) 『フォルトゥナータ』
脚注
[編集]- ^ “Jasmine Trinca”. Unifrance. 2014年11月29日閲覧。
- ^ Ktorides, Christa (2015年3月19日). “Interview: Jasmine Trinca talks new action thriller, The Gunman”. DIY. 2016年1月16日閲覧。
- ^ “Born between 21st and 27th April”. Vogue (2014年4月21日). 2014年11月29日閲覧。
- ^ Rooney, David (2001年3月16日). “Review: ‘The Son’s Room’”. Variety. 2014年11月29日閲覧。
- ^ Vivarelli, Nick (2007年5月15日). “Make ‘Room’ for Jasmine Trinca”. Variety. 2014年11月29日閲覧。
- ^ Gonzalez, Ed (2004年6月13日). “The Best of Youth”. Slant Magazine. 2014年11月29日閲覧。
- ^ James, Alison (2007年4月19日). “Cannes lines up American feast”. Variety. 2014年11月29日閲覧。
- ^ “第60回カンヌ国際映画祭 「ある視点」部門 審査員勢がフォトコールに登場 - フランス”. AFPBB News (2007年5月17日). 2014年11月29日閲覧。
- ^ Vivarelli, Nick (2009年9月12日). “‘Lebanon’ takes the Venice’s Lion”. Variety. 2014年11月29日閲覧。
- ^ Holden, Stephen (2011年11月25日). “House of Pleasures (2011) - The Life of a Courtesan, Viewed From the Inside”. The New York Times. 2014年11月29日閲覧。
- ^ Lyman, Eric J. (2013年7月7日). “'The Best Offer' Wins Big at Italy's Nastri d'Argento Awards”. The Hollywood Reporter. 2014年11月29日閲覧。