コンテンツにスキップ

第24回ベルリン国際映画祭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

第24回ベルリン国際映画祭は1974年6月21日から7月2日まで開催された。

概要

[編集]

1974年のベルリン国際映画祭では、初めてソ連映画(ロジオン・ナハペトフ監督のデビュー作)が公式部門で上映され、記念すべき年となった。金熊賞にはリチャード・ドレイファス主演のカナダ映画『The Apprenticeship of Duddy Kravitz』が選ばれた。

受賞

[編集]
  • 金熊賞:『The Apprenticeship of Duddy Kravitz』(テッド・コッチェフ)
  • 銀熊賞
    • 『Im Namen des Volkes』(オトカー・ルンツェ)
    • 『Little Malcolm』(スチュワート・クーパー)
    • 『Pane e cioccolata』(フランコ・ブルサーティ)
    • 『La Patagonia rebelde』(ヘクター・オリヴェラ)
    • 『静かな生活』(ソフラブ・シャヒド・サレス)
    • 審査員特別賞:『L'horloger de Saint-Paul』 (ベルトラン・タヴェルニエ)

上映作品

[編集]

コンペティション部門

[編集]
長編映画のみ記載。アルファベット順。邦題がついていない場合は原題の下に英題。
題名
原題
監督 製作国
芽ばえ
Ankur
(The Seedling)
シャーム・ベネガル インドの旗 インド
朝やけの詩 熊井啓 日本の旗 日本
Bobbys krig
(Bobby's War)
アルンヨット・ベルグ  ノルウェー
Charley One-Eye ドン・チャフィ イギリスの旗 イギリスアメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
De Loteling
(The Conscript)
Roland Verhavert ベルギーの旗 ベルギー
El Amor del capitán Brando
(The Love of Captain Brando)
Jaime de Armiñán スペインの旗 スペイン
En Handfull kärlek
(A Handful of Love)
ヴィルゴット・シェーマン英語版  スウェーデン
エフィー・ブリースト
Fontane - Effi Briest
ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー 西ドイツの旗 西ドイツ
Ha'Ya'ar Ha-Kasum
(The Amlash Enchanted Forest)
Shlomo Suriano イスラエルの旗 イスラエル
Im Namen des Volkes
(In the Name of the People)
オトカー・ルンツェ 西ドイツの旗 西ドイツ
サン・ポールの時計屋
L'horloger de Saint-Paul
ベルトラン・タヴェルニエ フランスの旗 フランス
La Patagonia rebelde
(The Rebel Patagonia)
ヘクター・オリヴェラ アルゼンチンの旗 アルゼンチン
La Pélican
(The Pelican)
ジェラール・ブラン フランスの旗 フランス
Les Guichets du Louvre ミシェル・ミトラニ フランスの旗 フランス
Little Malcolm スチュワート・クーパー イギリスの旗 イギリス
Maa on syntinen laulu
(The Land of Our Ancesters)
ラウニ・モルベルイ  フィンランド
Pane e cioccolata
(Bread and Chocolate)
フランコ・ブルサーティ イタリアの旗 イタリア
Predstava 'Hamleta' u Mrdusi Donjoj
(Acting Hamlet in the Village of Mrdusa Donja)
Krsto Papic ユーゴスラビア社会主義連邦共和国の旗 ユーゴスラビア
Sagarana, o Duelo
(Sagarana: The Duel)
パウロ・チアゴ ブラジルの旗 ブラジル
静かな生活
Tabiate bijan
ソフラブ・シャヒド・サレス イランの旗 イラン
The Apprenticeship of Duddy Kravitz テッド・コッチェフ カナダの旗 カナダ
There Is No 13 ウィリアム・サックス アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
Two チャールズ・トゥリッシュマン アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
Zeami Harada Susumu 日本の旗 日本

審査員

[編集]
  • ロドルフォ・クーン (アルゼンチン/監督)
  • マーガレット・ヒンクスマン (イギリス/作家)
  • アーサー・ナイト (アメリカ/監督)
  • マンフレッド・プルツァー (西ドイツ/脚本家)
  • Piet Ruivenkamp (オランダ/脚本家)
  • Gérard Ducaux-Rupp (フランス/プロデューサー)
  • 岩崎昶 (日本/評論家)
  • クルト・ヘインツ (西ドイツ/)
  • Pietro Bianchi (イタリア/)

外部リンク

[編集]