第15回ベルリン国際映画祭
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第15回ベルリン国際映画祭は1965年6月25日から7月6日まで開催された。
概要
[編集]1965年のベルリン国際映画祭では、コンペティション部門への出品数が減らされ、その代わりに“Information Show” と“Representation Show”という部門で作品が上映された。金熊賞はジャン=リュック・ゴダールの『アルファヴィル』が受賞し、他にもアニエス・ヴァルダやロマン・ポランスキーの作品が高い評価を得た。
受賞
[編集]- 金熊賞:『アルファヴィル』(ジャン=リュック・ゴダール)
- 銀熊賞
- 審査員特別賞:『幸福』 (アニエス・ヴァルダ)、『反撥』 (ロマン・ポランスキー)
- 監督賞:サタジット・レイ (『チャルラータ』)
- 男優賞:リー・マーヴィン (『キャット・バルー』)
- 女優賞:マドハール・ジャフリー (『インドのシェイクスピア』)
上映作品
[編集]コンペティション部門
[編集]- 長編映画のみ記載。アルファベット順。邦題がついていない場合は原題の下に英題。
題名 原題 |
監督 | 製作国 |
---|---|---|
アルファヴィル Alphaville, une étrange aventure de Lemmy Caution |
ジャン=リュック・ゴダール | フランス イタリア |
キャット・バルー Cat Ballou |
エリオット・シルヴァースタイン | アメリカ合衆国 |
チャルラータ Charulata |
サタジット・レイ | インド |
El Arte de vivir (The Art of Living) |
フリオ・ディアマンテ | スペイン |
壁の中の秘事 | 若松孝二 | 日本 |
Kungsleden | グンナール・ヘグルンド | スウェーデン |
Kärlek 65 (Love 65) |
ボー・ヴィーデルベリ | スウェーデン |
幸福 Le bonheur |
アニエス・ヴァルダ | フランス |
Pajarito Gómez | ロドルフォ・クーン | アルゼンチン |
反撥 Repulsion |
ロマン・ポランスキー | イギリス |
インドのシェイクスピア Shakespeare-Wallah |
ジェームズ・アイヴォリー | アメリカ合衆国 |
ナック The Knack ...and How to Get It |
リチャード・レスター | イギリス |
山師トマ Thomas l'imposteur |
ジョルジュ・フランジュ | フランス |
To | パレ・キャエルフ・シュミット | デンマーク |
Una Bella grinta (The Reckless) |
ジュリアーノ・モンタルド | イタリア |
Vereda de Salvação (The Obsessed of Catale) |
アンセルモ・デュアルテ | ブラジル |
ヴェルズングの血 Wälsungenblut |
ロルフ・ティーレ | 西ドイツ |
審査員
[編集]- ジョン・ジレット (イギリス/)
- アレクサンダー・クルーゲ (西ドイツ/監督)
- 草壁久四郎 (日本/監督・プロデューサー)
- ジェリー・ブレスラー (アメリカ/プロデューサー)
- ハンス・ユルゲン・ポーラント(Hans Jürgen Pohland、西ドイツ/監督・プロデューサー)
- エリ・アゼレド(Ely Azeredo、ブラジル/ジャーナリスト)
- ハンス・ディーター・ロース(Hans-Dieter Roos、西ドイツ/サッカー監督)
- カレーナ・ニーホッフ (西ドイツ/)
- モニク・ベルジェ(Monique Berger、フランス/)
外部リンク
[編集]- 公式サイト (ドイツ語・英語)