コンテンツにスキップ

沢田 (石巻市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 宮城県 > 石巻市 > 沢田 (石巻市)
沢田
大字
沢田における国道398号
地図北緯38度26分22.324秒 東経141度22分21.886秒 / 北緯38.43953444度 東経141.37274611度 / 38.43953444; 141.37274611座標: 北緯38度26分22.324秒 東経141度22分21.886秒 / 北緯38.43953444度 東経141.37274611度 / 38.43953444; 141.37274611
日本の旗 日本
都道府県 宮城県の旗 宮城県
市町村 石巻市
地域 本庁地域
地区 渡波地区稲井地区
人口情報2022年令和4年)2月末現在[1]
 人口 758 人
 世帯数 372 世帯
面積
  5.66 km²
人口密度 133.92 人/km²
設置日 1889年明治22年)
郵便番号 986-2102[2]
市外局番 0225[3]
ナンバープレート 宮城
運輸局住所コード 04501-0687[4]
町字ID[5] 161000
ウィキポータル 日本の町・字
宮城県の旗 ウィキポータル 宮城県
ウィキプロジェクト 日本の町・字
テンプレートを表示

沢田(さわだ)は、宮城県石巻市にある大字。旧牡鹿郡沢田村、牡鹿郡稲井村沢田、牡鹿郡稲井町沢田に相当する。郵便番号は986-2102[2]2022年令和4年)2月末時点での人口は758人、世帯数は372世帯である[1]

地理

[編集]

石巻市の東部に位置している。国道398号JR石巻線沿いを中心に栄えており、住宅地が点在する。北側は夜ヶ森と丘陵が迫り、南側は万石浦に面し、西側は石巻市流留と、東側は女川町浦宿浜と接する。

沢田は石巻市渡波支所の管区と石巻市稲井支所の管区に分かれている[1]

地価

[編集]

JR沢田駅付近の平均地価相場は22,100円/m2(73,057円/坪)になっている [6]

河川・湖沼

[編集]

小字

[編集]

仙台法務局石巻支局の「石巻市登記所備付地図データ」(2024年10月5日時点)およびデジタル庁公表のアドレス・ベース・レジストリの「宮城県町字マスターデータセット」(2024年8月13日時点)および運輸局公表の「東北運輸局宮城運輸支局住所コード表」(2024年11月1日時点)によれば、沢田の小字は以下の通りである[7][4][5]

大字 小字 出典
町字マスター 運輸局コード 登記
沢田 字磯田一番
字磯田三番
字磯田二番 ×
字姥石
字京ヶ森
字金山
字広見山
字行兼山
字志の畑
字取揚
字小友
字小友山
字上の台
字新八幡下 ×
字新平形
字折立
字折立山
字折立入
字折立入山
字前山
字待大蛇峯山[注 1]
字台
字大蛇峯[注 2]
字大畑
字沢田
字沢田入
字泥木山
字奈良松山
字日影山
字八幡下
字八幡下一番
字八幡下三番 ×
字八幡下二番 ×
字平形
字平形一番 ×
字平形三番
字平形山
字平形山根
字平形四番
字平形二番 ×
字平形日影山
字流留境畑
字小友堤 × ×

歴史

[編集]

江戸期には牡鹿郡陸方に属しており、沢田村の村高は牡鹿郡万御改書上によると元禄年間で291石余、元禄郷帳によると元禄年間で208石余、安永風土記によると安永年間で田代40貫余・畑代9貫、天保郷帳によると天保年間で496石余であった。

1889年の町村制施行にともない、牡鹿郡大瓜村・沢田村・高木村・流留村・沼津村・真野村・水沼村・南境村および湊村の一部が合併して稲井村が成立した際に稲井村の大字として沢田が成立した。1967年昭和42年)3月23日、石巻市牡鹿郡稲井町の合併により石巻市の大字となった。

施設

[編集]
  • 宮城県ライフル射撃場
  • 養護老人ホーム万生園

交通

[編集]

道路

[編集]
沢田における国道398号

バス

[編集]

鉄道

[編集]
JR沢田駅外観

名称の由来

[編集]

沢と田が多かったことに因む[10]

学区

[編集]

小学校・中学校の学区は以下の通りである[11] [12]

小字 小学校 中学校
志の畑、折立、折立入山、日影山、折立入、折立山、沢田、上の台、流留境畑、大畑、沢田入、奈良松山、前山、行兼山、京ヶ森、大蛇峯、泥木山、待大蛇峯山 石巻市立稲井小学校 石巻市立稲井中学校
磯田一番、磯田三番、磯田二番、姥石、金山、小友、小友山、台、取揚、平形一番、平形三番、平形二番、平形日影山、平形山、平形山根、平形四番、広見山、八幡下、八幡下一番、八幡下三番、八幡下二番 石巻市立万石浦小学校 石巻市立万石浦中学校

人口

[編集]

2022年令和4年)2月末時点での人口は以下の通りである[1]

地区 世帯数
沢田(稲井支所管区内) 116世帯 145人 120人 265人
沢田(渡波支所管区内) 256世帯 228人 265人 493人

東日本大震災

[編集]

沢田での人的被害は11名死亡で死亡率は1.46%となっており、物的被害は万石浦に面した区域の0~5mの浸水、沢田駅の線路の冠水などとなった[13][14]

参考文献

[編集]
  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 4 宮城県、角川書店、1979年12月1日。ISBN 4040010302 
  • 牡鹿郡 編『牡鹿郡誌』宮城県牡鹿郡役所、1923年3月30日。 

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 運輸局住所コード表には字待大蛇峰山とある。
  2. ^ 運輸局住所コード表には字大蛇峰とある。

出典

[編集]
  1. ^ a b c d 統計 - 第3章 人口”. 石巻市. 2022年3月23日閲覧。
  2. ^ a b 宮城県”. 日本郵便グループ. 2022年3月23日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2022年1月11日閲覧。
  4. ^ a b 自動車登録関係コード検索システム”. 国土交通省. 2024年9月14日閲覧。
  5. ^ a b 宮城県 町字マスター データセット”. デジタル庁. 2025年1月11日閲覧。
  6. ^ 沢田駅の地価相場”. 駅地価.com. 2022年1月11日閲覧。
  7. ^ 石巻市(仙台地方法務局石巻支局)登記所備付地図データ”. G空間情報センター. 一般社団法人社会基盤情報流通推進協議会 (2024年10月5日). 2025年1月11日閲覧。
  8. ^ “林道京ヶ森線が開通 女川浜―石巻沢田結ぶ”. 石巻日日新聞. (2019年3月23日). https://hibishinbun.com/news/amp.php?a=9395 2022年1月11日閲覧。 
  9. ^ 宮城県石巻市沢田のバス停一覧”. NAVITIME. 2022年3月23日閲覧。
  10. ^ 牡鹿郡 1923, p. 40.
  11. ^ 中学校学区一覧”. 石巻市 (2021年11月27日). 2022年1月11日閲覧。
  12. ^ 小学校学区一覧”. 石巻市 (2021年11月27日). 2022年1月11日閲覧。
  13. ^ 谷謙二小地域別にみた東日本大震災被災地における死亡者および死亡率の分布」『埼玉大学教育学部地理学研究報告』第32号、埼玉大学教育学部地理学研究室、2012年、1-26頁、doi:10.24561/00016186ISSN 0913-2724NAID 1200063880162022年1月11日閲覧 
  14. ^ 石巻市 東日本大震災による津波浸水域図”. 石巻市. 2022年1月11日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]