柚木駅 (静岡県富士市)
柚木駅 | |
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駅外観(2022年9月) | |
ゆのき Yunoki | |
◄CC00 富士 (1.5 km) (1.3 km) 竪堀 CC02► | |
所在地 | 静岡県富士市柚木213 |
駅番号 | CC 01 |
所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
所属路線 | ■身延線 |
キロ程 | 1.5 km(富士起点) |
電報略号 | ユノ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
406人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 1934年(昭和9年)7月1日[* 1] |
備考 | 無人駅 |
柚木駅(ゆのきえき)は、静岡県富士市柚木にある、東海旅客鉄道(JR東海)身延線の駅である。駅番号はCC01。
概要
[編集]柚木駅は富士市の富士駅北地区に位置し、1日約450人の乗車客がある無人駅である。普通列車のみの停車駅であり、身延線で運行されている特急「ふじかわ」は通過している。
JR東海によって運営されているが、1934年(昭和9年)の開業時は私鉄の富士身延鉄道が運営していた。富士身延鉄道が国有化されると国有鉄道の運営に移行し、1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化ではJR東海に継承された。また、1969年(昭和44年)に現在地に移転するまでは本市場駅(もといちばえき)を名乗っており、現在地よりも東方で営業していた。
歴史
[編集]- 1934年(昭和9年)7月1日:富士身延鉄道の本市場停留場(もといちば - )として開業、旅客営業のみ開始[1]。
- 1938年(昭和13年)10月1日:富士身延鉄道を鉄道省が借り上げし、身延線に[2]。同時に駅に昇格、本市場駅(もといちばえき)となる[1]。
- 1940年(昭和15年)9月1日:荷物扱い開始[1]。
- 1941年(昭和16年)5月1日:富士身延鉄道が正式に国有化[2]。
- 1969年(昭和44年)9月28日:富士 - 入山瀬間線路移設に伴い現在地に移転、柚木駅(ゆのきえき)に改称[1]。荷物の取り扱いを廃止[1]。
- 1972年(昭和47年)9月20日:駅員無配置駅となる[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東海旅客鉄道(JR東海)の駅となる[1]。
- 2010年(平成22年)3月13日:ICカード「TOICA」の利用が可能となる[4]。
本市場駅
[編集]1969年に身延線富士駅付近の経路変更が行われた際、柚木駅(旧・本市場駅)は約1.5km西の富士市柚木へ移設された。移設前の本市場駅の住所は富士市本市場で、駅は身延線と静岡県道396号富士由比線が交差する踏切(花田踏切)の北側にあった。
身延線旧線跡は富士緑道(遊歩道)として整備されており、本市場駅の跡地も遊歩道の一部になっている。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する高架駅。線路はカーブしながらほぼ南北に走り、駅舎はホーム竪堀方の高架下にある。乗り場は西側が1番線、東側が2番線となっており、それぞれ下り列車、上り列車が発着する。
2つのホームの竪堀方の端から階段が降り、合流した後駅舎にいたる。駅舎内部のトイレは平成30年に撤去された。無人駅であり、管理駅の富士宮駅が当駅を管理している[5]。エレベーターは設置されていない。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | 身延線 | 下り | 身延・甲府方面[注釈 1] |
2 | 上り | 富士方面[注釈 1] |
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改札口(2022年9月)
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ホーム(2022年9月)
利用状況
[編集]「富士市統計書」「静岡県統計年鑑」によると、2021年度(令和3年度)の1日平均乗車人員は406人である[6][7]。
1993年度(平成5年度)以降の推移は以下の通り。なお、2001年度(平成13年度)- 2009年度(平成21年度)の統計は非公表である。
乗車人員推移 | ||
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年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
1993年(平成 | 5年)252 | [7] |
1994年(平成 | 6年)264 | |
1995年(平成 | 7年)276 | |
1996年(平成 | 8年)292 | |
1997年(平成 | 9年)286 | |
1998年(平成10年) | 285 | |
1999年(平成11年) | 280 | |
2000年(平成12年) | 258 | |
2001年(平成13年) | 非公表 | |
2002年(平成14年) | ||
2003年(平成15年) | ||
2004年(平成16年) | ||
2005年(平成17年) | ||
2006年(平成18年) | ||
2007年(平成19年) | ||
2008年(平成20年) | ||
2009年(平成21年) | ||
2010年(平成22年) | 316 | |
2011年(平成23年) | 326 | |
2012年(平成24年) | 326 | |
2013年(平成25年) | 344 | |
2014年(平成26年) | 360 | |
2015年(平成27年) | 408 | [8][7] |
2016年(平成28年) | 417 | |
2017年(平成29年) | 437 | [6][7] |
2018年(平成30年) | 439 | |
2019年(令和元年) | 466 | |
2020年(令和 | 2年)411 | |
2021年(令和 | 3年)406 |
駅周辺
[編集]駅周辺は富士市の市街地である。駅前には天白神社があり、由緒を記した石碑等が設置されている。
- 雁堤 -「かりがね祭り」が行われる。
- 静岡県富士見中学校・高等学校
- 富士松岡郵便局
- 静岡県富士自動車学校
バス路線
[編集]- 柚木駅入口
- 柚木
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 II(初版)、JTB、1998年10月1日、87-88頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 1』 JTB、1998年、155頁
- ^ 「通報 ●身延線柚木駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1972年9月20日、2面。
- ^ 『平成22年3月 TOICAがますます便利になります!!』(PDF)(プレスリリース)東海旅客鉄道、2009年12月21日。オリジナルの2020年12月19日時点におけるアーカイブ 。2020年12月19日閲覧。
- ^ 東海旅客鉄道編 『東海旅客鉄道20年史』 東海旅客鉄道、2007年、733頁
- ^ a b “運輸・通信” (PDF). 富士市統計書令和4年(2022年)版. 富士市. p. 142 (2023年6月15日). 2024年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月21日閲覧。
- ^ a b c d “6.鉄道運輸状況(JR)” (xls). 長期時系列【統計年鑑編】(県・市町村の変遷~商業). 静岡県. 2024年1月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月21日閲覧。
- ^ “運輸・通信” (PDF). 富士市統計書令和2年(2020年)版. 富士市. p. 159 (2021年6月). 2024年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月21日閲覧。