国鉄シキ310形貨車
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国鉄シキ310形貨車 | |
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基本情報 | |
車種 | 大物車 |
運用者 | 日本国有鉄道 |
所有者 | 三菱造船→三菱重工業→日本通運 |
製造所 | 三菱重工業 |
製造年 | 1961年(昭和36年) |
製造数 | 1両 |
消滅 | 1987年(昭和62年) |
常備駅 | 下祇園駅→沼津駅→西浜信号場 |
主要諸元 | |
車体色 | 黒+黄1号帯 |
軌間 | 1,067 mm |
全長 | 26,000 mm |
全幅 | 2,700 mm |
全高 | 3,265 mm |
荷重 | 80 t |
自重 | 49.6 t |
換算両数 積車 | 11.0 |
換算両数 空車 | 5.0 |
台車 | 2-3軸複式ボギー台車 |
最高速度 | 65 km/h |
国鉄シキ310形貨車(こくてつシキ310がたかしゃ)は、1961年(昭和36年)4月4日に三菱重工業にて1両のみ製作された80 トン積み低床式大物車である。車籍は日本国有鉄道であった。
低床式の梁は、溶接構造で組み立てられている。全長は26,000 mm、低床部の長さは5,500 mm、低床部のレール面上高さは780 mmである。荷受梁は枕枠の上部側でも心皿より外側まで伸ばされており、柵を立てて長尺ものの貨物を輸送できるようになっている。台車は、二軸台車を車端側に、三軸台車を車体中央側に備えた合計4台車10軸の構成である。空気ブレーキはKD254形であった。
シキ310は三菱造船所有の私有貨車で、1964年(昭和39年)の合併で三菱重工業となった。常備駅は下祇園駅であった。1975年(昭和50年)7月28日に日本通運に売却されて沼津駅へ移動し、さらに1977年(昭和52年)3月に西浜信号場へ移動した。1987年(昭和62年)1月12日に廃車となった。
参考文献
[編集]- 鉄道公報
- 吉岡心平『大物車のすべて』 中(初版)、ネコ・パブリッシング〈RM LIBRARY 92〉、2007年4月1日。ISBN 978-4-7770-5196-0。
- 貨車技術発達史編纂委員会 編『日本の貨車 -技術発達史-』(初版)日本鉄道車輌工業会、2009年4月30日。