コンテンツにスキップ

哈瑪星台湾鉄道館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
駁二芸術特区 > 哈瑪星台湾鉄道館
哈瑪星台湾鉄道館
正体字: 哈瑪星台灣鐵道館

Hamasen Museum of Taiwan Railway
チケット売り場
哈瑪星台湾鉄道館の位置(台湾内)
哈瑪星台湾鉄道館
台湾内の位置
施設情報
専門分野 鉄道模型鉄道史
事業主体 高雄市政府文化局
管理運営 高雄市立歴史博物館
開館 2016年6月30日
所在地 804中華民国の旗 台湾高雄市鼓山区蓬莱路99
位置 北緯22度37分14.483秒 東経120度16分42.909秒 / 北緯22.62068972度 東経120.27858583度 / 22.62068972; 120.27858583
アクセス 高雄捷運橘線塩埕埔駅西子湾駅
環状軽軌駁二蓬萊駅哈瑪星駅
外部リンク http://hamasen.khm.gov.tw/jp/
プロジェクト:GLAM
テンプレートを表示
哈瑪星台湾鉄道館
各種表記
繁体字 哈瑪星台灣鐵道館
簡体字 哈玛星台湾铁道馆
拼音 Hāmǎxīng Táiwān Tiědàoguǎn
注音符号 ˋㄏㄚ ㄇㄚˇ ㄒㄧㄥ ㄊㄞˊ ㄨㄢ ㄊㄧㄝˇ ㄉㄠˋ ㄍㄨㄢˇ
発音: ハマシン タイワン ティエダオグァン
台湾語白話字 Há-má-seng Tâi-uân Thih-tō kuán
日本語漢音読み はません たいわん てつどうかん
英文 Hamasen Museum of Taiwan Railway
テンプレートを表示

哈瑪星台湾鉄道館(はませんたいわんてつどうかん/ハマシンたいわんてつどうかん)は台湾高雄市鼓山区駁二芸術特区内に所在する、鉄道模型等を展示する博物館。高雄市立歴史博物館が運営している。

概要

[編集]

鉄道をメインテーマにした台湾初の博物館。アジア最大[1]HOゲージジオラマで100年を超える台湾の鉄道の歴史を再現している。2016年6月30日に駁二芸術特区内の蓬莱倉庫群B7、B8倉庫に開館、7月3日より一般公開を開始した[2]。 2年の作業期間中、300人を動員し、製作時間は延べ10,950時間にも及んだ[3]。 なお、哈瑪星の名称は日本統治時代の俗称「濱線」の名残であり、日本語の読みを台湾語の音であてたものを中国語で表記しており、英文表記も台湾語に倣っている。

2019年7月、日本の鉄道博物館で2018年に展示されていた模型や資料が約1年間貸し出された[4][5]

主な常設展示

[編集]

第一展区(B8倉庫)

[編集]

動力体験

  • 木製レール、鉄製レール上の台車を引っ張ることで摩擦係数の違いを体感できる。
  • ピンボールで打った球を盤上のフリッパーを動かし、指定の穴に誘導することで分岐器や転轍機の要素が学べる

穿渡

[編集]

第一展区と第二展区を繋ぐ渡り廊下。客車内インテリアと窓をあしらったディスプレイが配置され、乗車している感覚を体感できる。

第二展区(B7倉庫)

[編集]

1F(常設区)

[編集]
ジオラマ

台湾の鉄道網1083kmを再現したジオラマコーナー。31種類のHOゲージサイズの模型車両が走り回り、照明により朝昼晩の演出がなされている。 アジア最大級を謳うジオラマの線路は全長2km、総面積100坪(約330平方メートル)以上で[6]縦貫線を中心に台鉄の4大幹線中心に他の事業者も含め200ヶ所以上の情景が再現されている。

  • 車両

2F(特展区)

[編集]
1F常設区ゾーン6(新竹駅と台湾高速鉄道)
2F特展区、原鉄道模型博物館所蔵の京王電軌23形(2016年)

特設展スペース。開幕記念として2017年6月末までの1年間は横浜市原鉄道模型博物館の協力で同館の収蔵模型を空輸、展示していた[7]

展示スペース以外の施設

[編集]
高雄LRTのミニ列車

利用案内

[編集]

入館料

[編集]

窓口および電子チケットで予約可能。

ミニ列車

[編集]
  • ミニSL:大人199台湾ドル、小人・障害者149台湾ドル
  • ミニ電車:大人149台湾ドル、小人・障害者99台湾ドル

開館時間及び休館日

[編集]

1000-20:00(ミニ列車は19:00まで、18:50に乗車券発売終了)、火曜休館

アクセス

[編集]

高雄捷運

[編集]

関連項目

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ “台湾の鉄道風景を丸ごと展示、「哈瑪星台湾鉄道館」”. Taiwan Today. http://taiwantoday.tw/fp.asp?xItem=245967&CtNode=2352 
  2. ^ “高雄に鉄道博物館 台湾の風景再現した大型模型など展示”. フォーカス台湾. (2016年6月30日). http://japan.cna.com.tw/search/201606300009.aspx 
  3. ^ a b (繁体字中国語)首頁>哈瑪星鐵道館>哈瑪星台灣鐵道館>開館優惠票>> - ウェイバックマシン(2017年3月5日アーカイブ分) 財団法人高雄市愛楽文化芸術基金会
  4. ^ (繁体字中国語)台日鐵道技術交流展 見證百年近代化歷程”. 大紀元 (2019年7月18日). 2019年7月19日閲覧。
  5. ^ 高雄市立歴史博物館「NIPPON から TAIWAN へ:鉄道の夜明け-鉄道博物館交流展」開催に伴う協力について” (PDF). 鉄道博物館 (2019年7月18日). 2019年7月19日閲覧。
  6. ^ さいたま市鉄道博物館は幅25m、幅25mの約200平方メートル、名古屋市リニア・鉄道館は幅33m、奥行き最大8mの約210平方メートル。京都市京都鉄道博物館は幅30m、奥行き約10mの約300平方メートル、全長1km
  7. ^ (繁体字中国語)〈南部〉哈瑪星台灣鐵道館 全路網模型看透透”. 自由時報 (2016年7月1日). 2019年7月19日閲覧。
  8. ^ (繁体字中国語)“【新!車!出!發!】日本新幹線加入!”. 公式Facebook. (2016年12月30日). https://www.facebook.com/752129284927447/photos/a.766369636836745.1073741826.752129284927447/881980268609014/ 2017年1月13日閲覧。 
  9. ^ 4月20日より入館料調整のお知らせ”. 哈瑪星台湾鉄道館公式 (2017年4月20日). 2019年7月19日閲覧。

外部リンク

[編集]