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ニューみやこ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本の旗 日本
所有者 阪九フェリー
運用者 阪九フェリー
建造所 神田造船所川尻工場(第278番船)[1]
姉妹船 ニューやまと
航行区域 沿海[1]
船級 JG(第二種船)[1]
IMO番号 8217051
改名 ニューみやこ(1983-1996)
SUPERFERRY 12
ST.POPE JOHN PAUL II
経歴
起工 1983年7月12日[1]
進水 1983年10月26日[1]
竣工 1984年1月26日[1]
就航 1984年1月29日
運航終了 1996年3月15日
現況 フィリピンの旗 フィリピンで運航中
要目
総トン数 11,914 トン[1]
載貨重量 5,022.23 トン[1]
排水量 13,515.55 トン(満載)[1]
全長 173.00 m[1]
垂線間長 160.00 m[1]
型幅 26.80 m[1]
型深さ 9.00m[1]
満載喫水 6.18 m[1]
機関方式 ディーゼル
主機関 三菱-MAN 12V52/55 2基[1]
推進器 5翼2軸[1]
最大出力 24,000 PS(連続)[1]
定格出力 20,400 PS(常用)[1]
最大速力 24.129ノット[1]
航海速力 21.0ノット[1]
航続距離 2,500海里[1]
旅客定員 711名[1]
乗組員 39名[1]
車両搭載数 トラック136台、乗用車133台[1]
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ニューみやこは、阪九フェリーが運航していたフェリー

概要

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神田造船所川尻工場で建造され、1984年1月29日に泉大津航路に就航した。本船の就航により、従来、泉佐野航路に就航していた第二十四阪九は神戸航路へ転配され、神戸航路に就航していた第十七阪九が引退した。

1996年3月15日、泉大津航路の減便により引退した。

1996年フィリピンスーパーフェリー英語版へ売却され、SUPERFERRY 12となった。 その後、ST.POPE JOHN PAUL IIと改名され、マニラ - セブ - カガヤン・デ・オロ航路で運航されている。船は2021年にスクラップとして売却されました。

航路

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阪九フェリー

  • 小倉港(日明埠頭) - 泉大津港

設計

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ニューやまとの同型船である。

船内

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事故・インシデント

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漁船との衝突

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1987年11月10日、6時12分ごろ、小倉港から泉大津港へ向かっていた本船は、播磨灘の松島(家島諸島)にある松島灯台の南南東約8.9海里の地点において、本船の前路を横切る針路で航行していた漁船栄昌丸と衝突した。本船の左舷後部に、栄昌丸の船首が後方から約82度の角度で衝突し、本船は左舷船尾部の外板に軽微な凹傷と擦過傷を生じ、栄昌丸は前部マストが切損、船首部が圧壊した。栄昌丸に単独で乗船していた甲板員が軽傷を負った。 事故原因は、両船が互いに進路を横切り衝突のおそれがある態勢で接近中、栄昌丸の運航が不適切で、本船の進路を避けなかったことで発生したが、本船が警告信号を吹鳴しなかったことも一因とされた。栄昌丸は船長が所用で不在で無資格の甲板員が単独で運航しており、居眠りにより見張り不十分の状態で航行していた[2]

防波堤への衝突

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1990年12月5日、11時28分ごろ、新門司港への回航のため、小倉港日明埠頭から後進で出港した本船は、防波堤出入口を通過する際、外側にプッシャーバージがいたため、出港を中止し て防波堤内側に戻ったが、その際に右舷前部が防波堤先端部に衝突した。衝突により、本船は右舷中央部の外板に破口を伴う凹損を生じた。事故原因は、防波堤との相対位置関係の確認が不十分であったこととされた[3]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x 船の科学(1984年7月号,p17)
  2. ^ 神戸地方海難審判庁 (20 December 1988). 昭和63年神審第9号 旅客船ニューみやこ漁船栄昌丸衝突事件 (PDF) (Report). 海難審判・船舶事故調査協会. 2016年3月27日閲覧
  3. ^ 門司地方海難審判庁 (30 June 1992). 平成3年門審第74号 旅客船ニューみやこ防波堤衝突事件 (PDF) (Report). 海難審判・船舶事故調査協会. 2016年2月23日閲覧

参考文献

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  • 「新造船写真集(No.429)」『船の科学』第37巻第7号、船舶技術協会、1984年7月10日、17頁、ISSN 0387-0863NDLJP:32318662016年1月3日閲覧 

外部リンク

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