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サトノノブレス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サトノノブレス
第52回中日新聞杯出走時(2016年3月12日)
欧字表記 Satono Noblesse[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 黒鹿毛[1]
生誕 2010年3月18日(14歳)[1]
抹消日 2018年12月6日[2]
ディープインパクト[1]
クライウィズジョイ[1]
母の父 トニービン[1]
生国 日本の旗 日本北海道洞爺湖町[1]
生産者 メジロ牧場[1]
馬主 (株)サトミホースカンパニー[1]
調教師 池江泰寿栗東[1]
競走成績
生涯成績 36戦6勝
中央:34戦6勝
海外:2戦0勝
[1]
獲得賞金 4億2951万5000円[1]
勝ち鞍
GII 日経新春杯 2014年
GIII 小倉記念 2014年
GIII 中日新聞杯 2016年
GIII 鳴尾記念 2016年
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サトノノブレス(欧字名:Satono Noblesse2010年3月18日 - )は、日本競走馬[1]。主な勝ち鞍に2014年日経新春杯小倉記念2016年中日新聞杯鳴尾記念

馬名の由来は、冠名+高貴の生まれ(フランス語)[3]

経歴

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2歳(2012年)

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8月18日新潟の新馬戦芝1800mで単勝オッズ1.2倍の1番人気に支持され2着馬に3/4馬身差をつけデビュー戦を勝利した。次走のいちょうステークスでは2着に敗れる。東京スポーツ杯2歳ステークスではコディーノの6着に敗れた。

3歳(2013年)

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年明け初戦となった自己条件のつばき賞で2勝目を挙げ、皐月賞トライアルの若葉ステークスに出走したが3着に敗れ皐月賞の優先出走権を得ることはできなかった。続いて東京優駿のトライアルレースである青葉賞に出走したがここでも4着に敗れ東京優駿出走はならなかった。夏に自己条件の信濃川特別に出走するがクランモンタナの2着に敗れる。秋に入って菊花賞トライアルの神戸新聞杯に出走。エピファネイアの3着に入り、優先出走権を得た。菊花賞ではエピファネイアに5馬身離されるも2着に入った。

4歳(2014年)

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日経新春杯では逃げを打ち、2着のアドマイヤフライトにクビ差まで詰め寄られるも逃げ切り重賞初制覇を達成した。その後の阪神大賞典は4着に敗れ、天皇賞(春)では8着に敗れた。小倉記念では中団前目からの競馬で、逃げたメイショウナルトを直線で差し切り重賞2勝目を挙げた。中山競馬場のスタンド工事により新潟競馬場で行われたオールカマーは1番人気で迎えがイレ込みがきつく16着と大敗。続く天皇賞(秋)は8着に敗れた。金鯱賞ラストインパクトに1馬身半差の2着に入った。次走、有馬記念は11着と惨敗した。

2014年日経新春杯

5歳(2015年)

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5歳初戦、連覇を狙った日経新春杯はトップハンデを背負いながらも1番人気となるも11着に沈んだ。その後は骨瘤を発症したため長期休養に入る。8か月ぶりのレースとなったオールカマーは10着、復帰2戦目のアルゼンチン共和国杯は4着に入り復調の気配を見せた。前年2着の金鯱賞は中団から脚を伸ばし3着に入る。

6歳(2016年)

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3年連続出走となった日経新春杯は好位から粘るもレーヴミストラルシュヴァルグランに交わされ3着に敗れる。トップハンデ58㎏を背負っての出走となった中日新聞杯は好位から抜け出し前を行くファントムライトを半馬身交わして1着、重賞3勝目を挙げた。続く天皇賞(春)は11着に終わったが、鳴尾記念は好位から早めに抜け出すとステファノスをクビ差退け、重賞4勝目を手にした。宝塚記念は8着に敗れた。休み明けとなったオールカマーはゴールドアクターとの叩き合いにクビ差屈し2着に敗れる。天皇賞(秋)は10着に沈む。続く金鯱賞は2年連続の2着となった。有馬記念は捲っていく競馬となったが13着に敗れた。

7歳(2017年)

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8歳(2018年)

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2018年も現役を続行。初戦の金鯱賞は2着と好走するも、大阪杯は15着、鳴尾記念は5着と精彩を欠いた。12月6日付けで競走馬登録を抹消され現役を引退[4]北海道札幌市のモモセライディングファームで乗馬となる予定だった[4]が、その後日本軽種馬協会七戸種馬場で種牡馬となることが決まった[5]。しかし、最終的に種牡馬入りは実現せず[6]、モモセライディングファームで乗馬となった[7]

競走成績

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競走成績の出典:[8][9]

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量 1着馬(2着馬)
2012.08.18 新潟 2歳新馬 芝1800m(良) 15 6 11 001.20(1人) 01着 01:49.9(33.2) -0.1 内田博幸 54kg (テンシンランマン)
0000.10.20 東京 いちょうS OP 芝1800m(良) 16 2 3 002.20(1人) 02着 01:48.1(33.9) -0.0 内田博幸 55kg フラムドグロワール
0000.11.17 東京 東スポ杯2歳S GIII 芝1800m(良) 15 3 5 004.70(2人) 06着 01:46.6(34.1) -0.6 岩田康誠 55kg コディーノ
2013.02.09 京都 つばき賞 500万下 芝1800m(良) 08 6 6 001.30(1人) 01着 01:49.3(34.2) -0.3 岩田康誠 56kg (ニシノアプレゲール)
0000.03.16 阪神 若葉S OP 芝2000m(良) 11 5 5 005.00(2人) 03着 02:01.1(35.9) -0.4 A.シュタルケ 56kg レッドルーラー
0000.04.27 東京 青葉賞 GII 芝2400m(良) 18 5 10 009.30(4人) 04着 02:26.4(33.3) -0.2 北村宏司 56kg ヒラボクディープ
0000.08.03 新潟 信濃川特別 1000万下 芝2000m(良) 17 8 15 002.30(1人) 02着 01:58.8(33.2) -0.0 岩田康誠 54kg クランモンタナ
0000.09.22 阪神 神戸新聞杯 GII 芝2400m(良) 18 2 4 007.30(2人) 03着 02:25.3(34.8) -0.5 岩田康誠 56kg エピファネイア
0000.10.20 京都 菊花賞 GI 芝3000m(不) 18 7 14 019.50(5人) 02着 03:06.0(36.2) -0.8 岩田康誠 57kg エピファネイア
2014.01.19 京都 日経新春杯 GII 芝2400m(良) 16 1 1 003.20(2人) 01着 02:24.4(34.7) -0.0 C.ルメール 55kg (アドマイヤフライト)
0000.03.23 阪神 阪神大賞典 GII 芝3000m(良) 09 6 6 004.30(2人) 04着 03:08.2(35.9) -1.6 浜中俊 56kg ゴールドシップ
0000.05.04 京都 天皇賞(春) GI 芝3200m(良) 18 2 3 036.90(6人) 08着 03:15.6(35.3) -0.5 浜中俊 58kg フェノーメノ
0000.08.10 小倉 小倉記念 GIII 芝2000m(稍) 14 6 9 004.90(3人) 01着 01:59.8(35.3) -0.3 和田竜二 57kg マーティンボロ
0000.09.28 新潟 オールカマー GII 芝2200m(良) 18 4 8 002.20(1人) 16着 02:13.1(35.5) -0.9 和田竜二 57kg マイネルラクリマ
0000.11.02 東京 天皇賞(秋) GI 芝2000m(良) 18 4 7 047.8(11人) 08着 02:00.0(34.4) -0.3 岩田康誠 58kg スピルバーグ
0000.12.06 中京 金鯱賞 GII 芝2000m(良) 17 6 12 007.00(4人) 02着 01:59.0(34.8) -0.2 池添謙一 57kg ラストインパクト
0000.12.28 中山 有馬記念 GI 芝2500m(良) 16 6 11 081.0(13人) 11着 02:35.9(33.6) -0.6 池添謙一 57kg ジェンティルドンナ
2015.01.18 京都 日経新春杯 GII 芝2400m(良) 18 5 9 004.00(1人) 11着 02:25.5(34.4) -0.7 池添謙一 58kg アドマイヤデウス
0000.09.27 中山 オールカマー GII 芝2200m(良) 15 8 15 018.10(8人) 10着 02:13.1(35.6) -1.2 内田博幸 56kg ショウナンパンドラ
0000.11.08 東京 アルゼンチン共和国杯 GII 芝2500m(重) 18 5 9 024.70(7人) 04着 02:34.6(34.4) -0.6 和田竜二 58kg ゴールドアクター
0000.12.05 中京 金鯱賞 GII 芝2000m(良) 12 2 2 007.60(4人) 03着 01:59.0(34.6) -0.2 和田竜二 56kg ミトラ
2016.01.17 京都 日経新春杯 GII 芝2400m(良) 12 7 10 009.50(4人) 03着 02:26.2(34.3) -0.3 武豊 58kg レーヴミストラル
0000.03.12 中京 中日新聞杯 GIII 芝2000m(良) 18 3 5 005.60(1人) 01着 02:01.3(34.4) -0.1 川田将雅 58kg (ファントムライト)
0000.05.01 京都 天皇賞(春) GI 芝3200m(良) 18 7 14 048.5(12人) 11着 03:16.0(34.3) 00.7 和田竜二 58kg キタサンブラック
0000.06.04 阪神 鳴尾記念 GIII 芝2000m(良) 14 3 3 003.80(3人) 01着 R1:57.6(34.8) -0.0 川田将雅 56kg ステファノス
0000.06.26 阪神 宝塚記念 GI 芝2200m(稍) 17 6 12 050.6(10人) 08着 02:13.9(37.7) 01.1 和田竜二 58kg マリアライト
0000.09.25 中山 オールカマー GII 芝2200m(良) 12 1 1 007.00(3人) 02着 02:11.9(34.6) -0.0 福永祐一 56kg ゴールドアクター
0000.10.30 東京 天皇賞(秋) GI 芝2000m(良) 15 4 7 044.4(10人) 10着 02:00.4(34.7) -1.1 A.シュタルケ 58kg モーリス
0000.12.05 中京 金鯱賞 GII 芝2000m(良) 13 5 7 004.10(2人) 03着 01:59.9(33.8) -0.2 V.シュミノー 56kg ヤマカツエース
0000.12.25 中山 有馬記念 GI 芝2500m(良) 16 6 12 155.2(13人) 13着 02:34.8(37.8) -2.2 V.シュミノー 57kg サトノダイヤモンド
2017.03.11 中京 金鯱賞 GII 芝2000m(良) 16 5 10 013.20(5人) 11着 01:59.7(35.2) -0.5 秋山真一郎 56kg ヤマカツエース
0000.09.11 パリロンシャン フォワ賞 G2 芝2400m(重) 6 06着 川田将雅 58kg DschinGIs Secret
0000.10.01 パリロンシャン 凱旋門賞 G1 芝2400m(重) 18 16着 川田将雅 59.5kg Enable
2018.03.11 中京 金鯱賞 GII 芝2000m(稍) 9 4 4 089.20(8人) 02着 02:01.7(34.3) -0.1 幸英明 56kg スワーヴリチャード
0000.04.01 阪神 大阪杯 GI 芝2000m(良) 16 5 10 107.8(13人) 15着 02:00.1(35.7) -1.9 幸英明 57kg スワーヴリチャード
0000.06.02 阪神 鳴尾記念 GIII 芝2000m(良) 11 8 11 012.60(6人) 05着 01:57.9(35.7) -0.7 川田将雅 56kg ストロングタイタン
  • タイム欄のRはレコード勝ちを示す。

血統表

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サトノノブレス血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サンデーサイレンス系

ディープインパクト
2002 鹿毛
父の父
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
父の母
*ウインドインハーヘア
Wind in Her Hair
1991 鹿毛
Alzao Lyphard
Lady Rebecca
Burghclere Burghclere
Highclere

クライウィズジョイ
1997 栗毛
*トニービン
Tony Bin
1983 鹿毛
*カンパラ
Kampala
Kalamoun
State Pension
Severn Bridge Hornbeam
Priddy Fair
母の母
*クライングフォーモア
Cryingformore
1989 黒鹿毛
Always Run Lucky What Luck
Big Puddles
*オールドスタッフ
Old Stuff
Irish River
*アンティックヴァリュー
母系(F-No.) (FN:9-f) [§ 2]
5代内の近親交配 Northern Dancer 5×5 [§ 3]
出典
  1. ^ [10]
  2. ^ [10]
  3. ^ [10]


脚注

[編集]

注釈

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o サトノノブレス”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年3月28日閲覧。
  2. ^ サトノノブレス号が競走馬登録抹消”. 日本中央競馬会 (2018年12月7日). 2018年12月7日閲覧。
  3. ^ 鳴尾記念アラカルト | アラカルト”. 競馬ブックweb. ケイバブック. 2016年6月6日閲覧。
  4. ^ a b 重賞4勝サトノノブレスの登録抹消 札幌で乗馬に」『スポーツニッポン』。2022年5月14日閲覧。
  5. ^ サトノノブレス、青森で種牡馬に」『スポーツニッポン』2018年12月9日。2018年12月10日閲覧。
  6. ^ サトノノブレス”. JBISサーチ. 2022年5月14日閲覧。
  7. ^ サトノノブレス | 馬・牧場・施設検索”. 競走馬のふるさと案内所. 2022年5月14日閲覧。
  8. ^ サトノノブレスの戦績|競走馬データベース - netkeiba.com、2016年3月14日閲覧
  9. ^ 競走成績:全競走成績|サトノノブレス”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2016年6月6日閲覧。
  10. ^ a b c 血統情報:5代血統表|サトノノブレス”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2016年6月6日閲覧。
  11. ^ 血統情報:牝系情報|サトノノブレス”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2016年6月6日閲覧。
  12. ^ 繁殖牝馬情報:牝系情報|アンテイツクヴアリユー(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2016年6月6日閲覧。

外部リンク

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