コンテンツにスキップ

クリスチャン・ボルトン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クリスチャン・ボルトン
Cristian Bolton
}
生誕 (1973-10-10) 1973年10月10日(51歳)
国籍 チリの旗 チリ
飛行経歴
空軍 チリ空軍
レース経歴
初出場 チャレンジャー: アブダビ 2014
マスター: インディアナポリス 2016
最高順位 15位 (2016)
機体 ジブコ エッジ540
公式サイト
http://cristianbolton.com/
テンプレートを表示
2017年レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ 千葉 クリスチャン・ボルトン(チリ)の機体

クリスチャン・ボルトンCristian Bolton1973年10月10日 - )は、ラテンアメリカを代表するパイロット[1]チリ軍戦闘機パイロットで、レッドブルエアレースでは、飛行機の競技者とインストラクターである。

経歴

[編集]

父親もチリ空軍のパイロットで、幼い頃からパイロットになることを夢見ていた[2]。18歳の時に軍に入隊し、数年後にはエリート戦闘機パイロットとしてトップガン・アワードを獲得、チリ空軍アカデミー及びタクティカル・ファイター・スクールのチーフ・インストラクターとなった[2]。より高みを目指してエアロバティック・チームのメンバーとなるため、20年以上の軍属パイロットのキャリアを終えた[2]

チリとアメリカで曲技飛行を教えるインストラクターの資格を有している[2]

レッドブル・エアレースを初開催の2003年から追いかけ、2014年に念願かなってチャレンジャークラスに挑戦する機会を得た[2]。3度目のレースで2位となり、翌2015年シーズン開幕戦で初優勝、どちらもラテンアメリカ出身パイロットとして初めての功績となった[2]。2016年シーズンはマスタークラスの予備パイロットに登録され、ハンネス・アルヒの死去に伴い第7戦からマスタークラスに昇格した[3]

レッドブル・エアレースでは「Cristian Bolton Racing」として活動していた。使用していた機体「N22ZE」(ジブコ エッジ540V2)は以前フアン・ベラルデが使用していた機体である。2018年シーズンから機体塗装を変更し、主に尾翼や機体横に小さな三角形を流線形に配置したデザインを取り入れた[4]

戦績

[編集]

レッドブルエアレース

[編集]

チャレンジャークラス

[編集]
開催年 1 2 3 4 5 6 7 8 ポイント 勝利数 最終順位
2014年 アラブ首長国連邦の旗
不参加
クロアチアの旗
不参加
マレーシアの旗
不参加
ポーランドの旗
6位
イギリスの旗
6位
アメリカ合衆国の旗
2位
アメリカ合衆国の旗
不参加
8 0 10位
2015年 アラブ首長国連邦の旗
1位
日本の旗
3位
クロアチアの旗
3位
ハンガリーの旗
5位
イギリスの旗
2位
オーストリアの旗
不参加
アメリカ合衆国の旗
4位
24 1 4位
2016年 アラブ首長国連邦の旗
不参加
オーストリアの旗
4位
日本の旗
1位
ハンガリーの旗
6位
イギリスの旗
3位
ドイツの旗
不参加
20 1 5位

マスタークラス

[編集]
金色 銀色 銅色 ポイント圏内完走 ポイント圏外完走
1位 2位 3位 4-10位(2016年 - 2018年)
4-13位(2019年 - [注 1]
11位以下(2016年 - 2018年)
14位(2019年 - )
開催年 1 2 3 4 5 6 7 8 ポイント 勝利数 最終順位
2016年 アメリカ合衆国の旗
13位
0
アメリカ合衆国の旗
中止
0 0 15位
2017年 アラブ首長国連邦の旗
7位
4
アメリカ合衆国の旗
11位
0
日本の旗
14位
0
ハンガリーの旗
11位[6]
0
ロシアの旗
8位[7]
3
ポルトガルの旗
12位[8]
0
ドイツの旗
11位[9]
0
アメリカ合衆国の旗
9位[10]
2
9 0 14位
2018年 アラブ首長国連邦の旗
12位[11]
0
フランスの旗
13位[12]
0
日本の旗
10位[13]
1
ハンガリーの旗
6位[14]
5
ロシアの旗
14位[15]
0
オーストリアの旗
14位[16]
0
アメリカ合衆国の旗
5位[17]
6
アメリカ合衆国の旗
14位[18]
0
12 0 14位
2019年 アラブ首長国連邦の旗
14位
0
ロシアの旗
6位
13
ハンガリーの旗
8位
11
日本の旗
11位
3
27 0 12位

備考: * CAN: 中止 * DNP: 不参加 * DNF: 途中棄権 * DSQ: 失格

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 2019年シーズンから予選上位3位までポイントが与えられる。[5]

出典

[編集]
  1. ^ “About - Cristian Bolton”. Red Bull. http://www.redbullairrace.com/en_INT/athlete/cristian-bolton 13 February 2017閲覧。 
  2. ^ a b c d e f Cristian Bolton”. Red Bull Air Race. 2017年6月4日閲覧。
  3. ^ Bolton steps up to the Master Class”. Red Bull Air Race (2016年9月21日). 2017年6月4日閲覧。
  4. ^ SLICK NEW PAINT FOR 2018”. レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ (2018年2月16日). 2018年2月18日閲覧。
  5. ^ 2019シーズン:ルール&チーム変更詳細”. Red Bull Air Race (2019年1月30日). 2019年2月10日閲覧。
  6. ^ ブダペスト:チャンブリスが優勝 室屋は3位”. Red Bull Air Race (2017年7月2日). 2017年7月3日閲覧。
  7. ^ カザン:チャンブリスが2連勝”. Red Bull Air Race (2017年7月23日). 2017年7月24日閲覧。
  8. ^ Sonka stuns rivals with Porto win”. Red Bull Air Race (2017年9月3日). 2017年9月4日閲覧。
  9. ^ Muroya the master of Lausitz”. Red Bull Air Race (2017年9月17日). 2017年9月18日閲覧。
  10. ^ インディアナポリス:室屋が優勝&ワールドチャンピオン獲得”. Red Bull Air Race (2017年10月15日). 2017年10月16日閲覧。
  11. ^ 2018シーズン開幕戦アブダビ:優勝はグーリアン 室屋は2位”. Red Bull Air Race (2018年2月3日). 2018年2月4日閲覧。
  12. ^ Hall has the Edge in Cannes with historic win”. Red Bull Air Race (2018年4月22日). 2018年4月26日閲覧。
  13. ^ 千葉:マット・ホールが優勝”. Red Bull Air Race (2018年5月27日). 2018年5月28日閲覧。
  14. ^ ブダペスト:ソンカが優勝 室屋は11位”. Red Bull Air Race (2018年6月24日). 2018年6月26日閲覧。
  15. ^ Sensational scenes in Kazan as Sonka takes dramatic victory”. Red Bull Air Race (2018年8月26日). 2018年8月27日閲覧。
  16. ^ ウィーナー・ノイシュタット:決勝レース後 パイロットリアクション”. Red Bull Air Race (2018年9月15日). 2018年9月27日閲覧。
  17. ^ Goulian becomes a home race hero in Indy”. Red Bull Air Race (2018年10月7日). 2018年10月8日閲覧。
  18. ^ フォートワース:決勝レース後 パイロットリアクション”. Red Bull Air Race (2018年11月18日). 2018年12月3日閲覧。

外部リンク

[編集]