インフィニット・デザイア
『インフィニット・デザイア』 | ||||
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アル・ディ・メオラ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1998年2月 - 5月[2] | |||
ジャンル | ジャズ、フュージョン、ワールド・フュージョン | |||
時間 | ||||
レーベル | テラーク | |||
プロデュース | アル・ディ・メオラ、ハーナン・ロメロ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
アル・ディ・メオラ アルバム 年表 | ||||
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『インフィニット・デザイア』(原題:The Infinite Desire)は、アメリカ合衆国のギタリスト、アル・ディ・メオラが1998年に発表したスタジオ・アルバム。
背景
[編集]テラーク移籍第1弾アルバムに当たり[1][3]、ディ・メオラは2003年のインタビューにおいて、本作の作風を「作り込まれたレコード」と位置づけている[4]。大部分の曲でアコースティック・ギターとエレクトリック・ギターが併用されたが、「シェイキング・ザ・スピリッツ」、「イン・マイ・マザーズ・アイ(メモリー・オブ・テレサ)」、「インフィニット・デザイア」はアコースティック主体、「インヴェンション・オブ・ザ・モンスターズ」はエレクトリック主体の曲である[5]。また、本作ではローランドのVG-8が12曲中8曲で使用された[5]。
「レース・ウィズ・ザ・デヴィル・オン・ターキッシュ・ハイウェイ」は、ディ・メオラ2作目のリーダー・アルバム『エレガント・ジプシー』収録曲「レース・ウィズ・デヴィル・オン・スパニッシュ・ハイウェイ」のリメイクで、スティーヴ・ヴァイがゲスト参加した[3]。タイトル曲にはイタリアの歌手ピーノ・ダニエレがゲスト参加しており、ディ・メオラはダニエレを「イタリアのミルトン・ナシメントまたはスティングと言っても過言でない」と称賛している[3]。
反響・評価
[編集]『ビルボード』のコンテンポラリー・ジャズ・アルバム・チャートでは17位に達した[6]。
リチャード・S・ギネルはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「ディ・メオラは最新のギターシンセサイザーやサンプラーの力を借りて、『インフィニット・デザイア』を円熟味のある、詩的で、表現力に満ちた作品に仕上げた」と評している[7]。また、『CDジャーナル』のミニ・レビューでは「ワールド・ミュージックとコンテンポラリーなギター・サウンドを巧みに融合し、その世界はさらに深くなっている」と評されている[1]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はアル・ディ・メオラ作曲。
- ビヨンド・ザ・ミラージュ - "Beyond the Mirage" - 7:19
- シェイキング・ザ・スピリッツ - "Shaking the Spirits" - 6:30
- ヴィッチーニ - "Vizzini" - 4:56
- イン・マイ・マザーズ・アイ(メモリー・オブ・テレサ) - "In My Mother's Eyes (Memory of Theresa)" - 4:41
- インフィニット・デザイア - "The Infinite Desire" (Al Di Meola, Pino Daniele) - 5:28
- インヴェンション・オブ・ザ・モンスターズ - "Invention of the Monsters" - 3:05
- イスタンブール - "Istanbul" - 8:01
- アズーラ - "Azzura" - 2:55
- ビッグ・スカイ・アズーラ - "Big Sky Azzura" - 6:06
- レース・ウィズ・ザ・デヴィル・オン・ターキッシュ・ハイウェイ - "Race with Devil on Turkish Highway" - 4:05
- ヴァレンティーナ - "Valentina" - 4:46
- インフィニット・デザイア(ヴォーカル・ヴァージョン) - "The Infinite Desire (Vocal)" (A. Di Meola, P. Daniele) - 5:26
参加ミュージシャン
[編集]- アル・ディ・メオラ - アコースティック・ギター、エレクトリック・ギター、ローランドVG-8、アコースティック・ベース・ギター、パーカッション、シンバル、マリンバ
- スティーヴ・ヴァイ - エレクトリック・ギター(on #10)
- レイチェルZ - ピアノ(on #1, #2, #3, #4, #5, #7, #10, #12)、キーボード(on #1, #2, #3, #4, #5, #7, #10, #11, #12)
- マリオ・パルミサーノ - ストリング・セクション(イントロ)(on #1)、ピアノ(on #6, #8, #9)、キーボード(on #6, #9)、シンセサイザー(on #8)
- ハービー・ハンコック - ピアノ・ソロ(on #7)
- ジョン・パティトゥッチ - エレクトリックベース(on #1)、アコースティックベース(on #4, #5, #12)
- トム・ケネディ - アコースティックベース(on #3, #6, #8, #9)
- ピーター・アースキン - ドラムス(on #3, #7)
- アーニー・アダムス - ドラムス(on #6, #9)
- ガンビ・オーティス - コンガ(on #7)
- カブーリ・ニターサ - ボーカル、ヴァイオリン(on #1)
- レイラ・フランチェスカ - ボーカル(on #2)
- オリアナ・ディ・メオラ - ボイス(on #2)
- ピーノ・ダニエレ - ボーカル(on #12)
脚注
[編集]- ^ a b c “アル・ディ・メオラ/インフィニット・デザイア”. CDJournal. 音楽出版社. 2022年6月21日閲覧。
- ^ CD英文ブックレット内クレジット
- ^ a b c CD英文ライナーノーツ(Bill Milkowski)
- ^ Prasad, Anil (2003年). “Innerviews: Al Di Meola - Telling it like it is”. 2022年6月21日閲覧。
- ^ a b CD英文ブックレット内トラック・リスト
- ^ “Al Di Meola - Awards”. AllMusic. 2016年5月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月21日閲覧。
- ^ Ginell, Richard S. “Al Di Meola The Infinite Desire Album Reviews, Songs & More”. AllMusic. 2022年6月21日閲覧。
外部リンク
[編集]- インフィニット・デザイア - Discogs (発売一覧)