せとしお (潜水艦・2代)
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せとしお | |
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基本情報 | |
建造所 | 三菱重工業神戸造船所 |
運用者 | 海上自衛隊 |
艦種 | 通常動力型潜水艦 |
級名 | おやしお型 |
母港 | 横須賀 |
所属 | 第2潜水隊群第4潜水隊 |
艦歴 | |
計画 | 平成14年度計画 |
発注 | 2002年 |
起工 | 2003年1月23日 |
進水 | 2005年10月5日 |
就役 | 2007年2月28日 |
要目 | |
基準排水量 | 2,750t |
水中排水量 | 4,000t |
全長 | 82.0m |
最大幅 | 8.9m |
深さ | 10.3m |
吃水 | 7.4m |
機関 |
ディーゼル・エレクトリック方式 川崎 12V25/25Sディーゼルエンジン × 2基 発電機 × 2基 電動機 × 1基 蓄電池 × 480個 |
出力 |
水上 3,400PS 水中 7,750PS |
推進器 | 7翼スクリュープロペラ × 1軸 |
速力 |
水上 12kt 水中 20kt |
潜航深度 | 600mから650m程度 |
乗員 | 71名 |
兵装 |
HU-603B 533mm魚雷発射管 × 6門 (89式長魚雷およびハープーン対艦ミサイルを発射可能) |
C4ISTAR | ZYQ-3 潜水艦情報処理装置 |
レーダー | ZPS-6 対水上 |
ソナー | ZQQ-6 統合式 |
探索装置・ その他装置 | 潜望鏡 |
電子戦・ 対抗手段 | ZLA-7 ECM |
せとしお(ローマ字:JS Setoshio, SS-599)は、海上自衛隊の潜水艦。おやしお型潜水艦の10番艦。艦名は瀬戸の潮から由来し、この名を受け継いだ日本の艦艇としては、ゆうしお型潜水艦「せとしお」(SS-575)に続き2代目にあたる。
艦歴
[編集]「せとしお」は、中期防衛力整備計画に基づく平成14年度計画2700トン型潜水艦8114号艦[1]として、三菱重工業神戸造船所で2003年1月23日に起工され、2005年10月5日に同造船所で挙行された命名・進水式において、防衛庁長官 大野功統により「せとしお」と命名(海上幕僚長 齋藤隆代読)され進水、2006年7月6日に公試開始、2007年2月28日に就役し、同日付で第2潜水隊群第4潜水隊に編入され横須賀に配備された。
2014年8月22日、米国派遣訓練に参加するため横須賀を出港し、9月中旬から10月下旬までハワイ方面に滞在して諸訓練を実施し、11月22日、横須賀へ帰港した[2]。
2021年1月14日から同年4月1日にかけて、日本からハワイ諸島に至る海域において実施される令和2年度第2回米国派遣訓練(潜水艦)に参加する。期間中、米海軍の協力を得て、洋上訓練及び施設利用訓練を実施し戦術技量の向上を図る[3]。
現在、第2潜水隊群第4潜水隊に所属し、定係港は横須賀である。
歴代艦長
[編集]代 | 氏名 | 在任期間 | 出身校・期 | 前職 | 後職 | 備考 |
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1 | 井口郁丸 | 2007.2.28 - 2008.3.25 | 37期幹候 | せとしお艤装員長 | ||
2 | 下濱昭博 | 2008.3.26 - 2010.7.11 | 防大33期 | 潜水艦隊司令部 | ||
3 | 石神正嗣 | 2010.7.12 - 2013.10.9 | 海上幕僚監部防衛部運用支援課 | 自衛艦隊司令部 | ||
4 | 古田将仁 | 2013.10.10 - 2017.7.2 | 防大38期 | 第2潜水隊群司令部幕僚 | 潜水艦隊司令部 | |
5 | 長野修司 | 2017.7.3 - 2019.7.31 | 潜水艦教育訓練隊 | 自衛隊富山地方協力本部募集課長 | ||
6 | 渡邊秀樹 | 2019.8.1 - 2020.3.8 | 自衛隊富山地方協力本部募集課長 | 海上幕僚監部人事教育部援護業務課 | ||
7 | 近藤唯 | 2020.3.9 - | うんりゅう副長 兼 航海長 | |||
8 | 里見幸恭 | 2023.1.1 1等海佐昇任 |
脚注
[編集]- ^ DSI 現有艦艇一覧 Archived 2008年12月1日, at the Wayback Machine.
- ^ 平成26年度第1回米国派遣訓練(潜水艦)について (PDF)
- ^ 令和2年度第2回米国派遣訓練(潜水艦)について (PDF)
参考文献
[編集]- 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
- 『世界の艦船 増刊第66集 海上自衛隊全艦艇史』(海人社、2004年)
- 『世界の艦船 増刊第665集 海上自衛隊潜水艦史』(海人社、2006年)