プロジェクト:軍事史
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まず最初に、編集者の方々に知っておいていただきたい大切な事柄を。
何人かのウィキペディアンが、軍事史に関係する記事をどのように整理するべきかの提案をするためにウィキプロジェクトの軍事史に集まりました。このプロジェクトで形成されたガイドラインは記事の編集を円滑にできるようにするためのもので提案にすぎませんが、多くの利用者に支持されている、最善の方法として軍事史における指針となるものもあります。これらは記事を書きたい編集者が「何を書いたら良いのか」「どこから書き始めたら良いのか分からない」といった状況で助けになるガイドラインや解説を当プロジェクトで作っています。ただし、個別の事情に応じて例外はあり、それらは個別のノートでの合意形成を優先してください。
概要
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人類の歴史(人類学)とは、絶えることのない闘争と戦争によって形作られてきました。国家、組織、都市などの相違もまた時代を超えて、戦場で戦われてきました。戦略、戦術、武器、軍人の経験によって、これらは変化し、戦争という事実が人類史を語るうえで不可欠であることに変わりありません。
戦争とは人それぞれ異なる見解はありますが、人類史上で最も注目すべき出来事、人物を含んだものです。我々はウィキプロジェクトという共同作業を通じて、そういった出来事や関連する事をウィキペディアに記録し、保存することを可能としています。記録の残る最も古い人類の戦いは、紀元前1286年カデシュの戦いであり、これは約3310年前の話です。紀元前から始まる何千年にも及ぶ戦争や戦いの記録がウィキペディアへと蓄積されており、高水準の状態で世界に向けて発信することが可能です。
なぜなら、カタストロフ時代の記録が本来の古代ギリシア語や古代エジプト語ではありません。ガリア戦記も古典ラテン語ではありません。歴史家など過去の研究者たちが情熱と思慮深さをもって献身的な活動を行っていたことで、何千年の時を経て、我々は日本語でそれらを見て、触れて、読むことが出来るのです。その膨大な知識を収集し、ウィキペディア日本語版の軍事史関連の記事作成と改善に立ち向かうことが我々の野心的な目標です。
あなたが必要です
[編集]情報化社会の時代が到来し、我々は指1つで無料の知識を得られるよう甘やかされています。いかに素晴らしく贅沢なことか考えてみてください。昔の軍隊の指揮官なら大量の情報を得られることを喜ぶことでしょう。このアクセス性により、軍事史の記事に関して信頼できる情報源をウェブから得られるようになります。ただし、このプロジェクトを成功させる鍵は、あなた自身が興味のあることを見つけることです。
我々の対象としている軍事史とは、軍服の着心地、無敵艦隊の敗走、三国志の展開、日本の戦国時代、ナポレオンによる砲兵の集中運用術、手榴弾の爆発音、戦闘機の空中戦など軍事史の範囲は広く、どういったトピックを学びたいのか、あるいは、あなた自身がより詳しく知っていることを簡単に見つけることができます。
ウィキペディアに編集長はいません。ウィキペディアにおいては利用者が編集者だからです。もし、編集に興味があるならば、ご助力をお待ちしております。そして、プロジェクトへの参加を拒む理由は何もありません。ログインして#参加者の一覧に登録者名を連ねるだけで完了です。
目的・課題
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本プロジェクトには、主に2つの目的があります。
- 軍事史の分野に関するあらゆる記事のための標準化されたフォーマットを提供すること。
- 記事を作成・追記・修正・草取りすることによって、日本語版ウィキペディアにある軍事史関連の記事の質を向上させること。
その範囲
- 戦争、戦闘、作戦など。
- 軍人(指導者、兵士を含む)および軍事に携わる人々。
- 装備、軍事技術、軍事科学。
- 基地、要塞、記念碑などの軍事施設や建造物。
- 軍事史学、歴史家、研究者。
- 戦争の期間、国家、集団の戦いの種類、その影響を受けたドクトリン。
来歴
[編集]ウィキプロジェクト:軍事史は英語版のWikipedia:WikiProject Military historyを翻訳から始まったもので、日本語版にそのまま適用されたわけではありません。日本語版向けのガイドラインをノートで作成して行く上での叩き台という位置づけでした。
関連プロジェクト
[編集]上位プロジェクト
[編集]下位プロジェクト
[編集]関連ポータル
[編集]参加者
[編集]* ~~~で署名できます。現時点では、利用者ページに貼るような、本プロジェクトの参加者であることを示すユーザーボックステンプレートは作成されておりませんので、{{Userbox}}を使って下さい。

関心のある時代・分野のコメントもご自由にどうぞ。プロ、セミプロを問わず、得意分野をお持ちの方は以下の支援が可能であることを表明してくださるようお願い致します。
- イラストレーター:軍事史で最も役立つ要素は地図です。文章では得られない明確さと簡潔さで、地形と部隊の位置を示します。また、グラフなど図表も重要です。勲章はモノクロ写真しか掲載できないページに彩りを与えることができます。適切な画像が存在せず、作成する必要もあります。また、既存の地図やグラフの修正といった作業は難易度が高く、非常に時間を要するため、専門家は重宝されます。最悪の場合、インターネットで利用可能な画像を検索し、{{externalimage}} を使用するか、プロジェクト:地図に相談することです。
- 写真家:軍事史の愛好家は写真を好む方もいます。 そして、適切な写真の掲載は計り知れないほど記事の質を向上させます。大抵、コモンズにアップロードされますが、未だに存在していない写真も数多くあります。そして、素人には想像できないような写真の編集というスキルを求められるため、貴重な存在です。
- 言語学者:外国語の記事を調査するにあたって、編集者の支援が出来ます。情報の幅を広げるだけでなく、日本語の情報源に限定された偏りを避け、他言語からの視点を取り入れることが出来るようになります。これは検索の仕方1つとっても強力な味方となります。Wikipedia:翻訳依頼は溜まりがちです。感謝ボタンを忘れずに!
- 私立図書館:編集者が保有する書籍が膨大であれば、出典の確認や引用に間違いがないかを確認できます。個人やプロジェクトによって、ウィキペディアのサンドボックスやサブページスペースにリスト化したものもあります。参照を迅速に行うため、主要分野の記入やリスト化したスペースの開示をお願いします(参考en:Wikipedia:WikiProject Resource Exchange)。
- 情報提供者:ウィキペディアでは、常に品質の高い情報源を求められています。今日、JSTORのような商用電子図書館の登場によって、契約者はインターネットを通じて、学術誌を含む幅広い分野のデータベースにアクセスできるようになりました。Googleまたは電子図書館の検索エンジンを使用して、新しい情報を確認できます。非購読者でも検索結果を元に概要から必要な箇所をある程度特定し、支援を要請することが可能です。
- 草取りの達人:Wikipedia:編集方針を理解し、修正依頼に出されたようなものならば、一見して誰でも出来そうに見えるものではあります。しかし、軍事史の中でごく繊細な部分に関して触れることができるかどうか、という実際的な難しさがあります。これは私立図書館や情報提供者クラスと同等の前提知識が必要とされるシーンすらあります。もちろん、軍事史に関する記事の定期的なメンテナンスが重要であることに変わりなく、草取りをする方がいないことも問題です。簡単なところから始まることが出来るエントリーであり、公式の方針をよく理解するためのきっかけになるでしょう。
参加者一覧
[編集]- kihajirou
- oxhop
- Yakouhai
- Kaba
- 10年前の唐揚げ-第二次世界大戦についてです。
- 代言人 - 日本の軍事史。特に制度・編制について
- Cave cattum
- 海衛士 - 世界史では古代から近代までの戦争一般、日本史では平安から近代までの戦争や武将一般を対象に執筆・編集しております。
- 中尉 - 主に、第二次世界大戦、太平洋戦争などの戦いについてです。
- Sabuell - main scope: 海戦史
- Snow rabbit - 第二次世界大戦などを中心に、加筆してまいりたいと思います。
- C_Lion_hiro- 主に欧州の第二次世界大戦について
- ひろくん - 主に帝国海軍について。
- tabunoki - 軍事全般を編集。
- 出羽守太郎 - 戦国時代から江戸時代にかけて。
- Nyaku - 戦国時代の編集をしたいと。
- JS_Hibiki - 16世紀から19世紀のイギリス海軍専門です。
- まさふゆ - 主に鎌倉時代後期から江戸時代初期まで。
- 美濃蝮 - 戦国時代の戦争です。
- Bbctv - 特に現代戦(ベトナム戦争-)に興味があります。航空分野、ちょっとだけ詳しい。
- 吉田有岐 - 主として太平洋戦争開戦時から1943年あたりまでの帝国海軍。
- ウミユスリカ - 軍事社会史・経済史的背景と技術史のクロスオーバーした部分に関心を持っております。
- アルトクール - 第二次世界大戦の既存記事の修正など
- シャーロット金(会話)- 帝國陸海軍及び陸海空自衛隊の既存記事の修正などが主です。
- 南沼海老 主に既存記事の修正など。
- More blessing - 戊辰戦争(特に、秋田戦争)、大東亜戦争、ベトナム戦争、アメリカ南北戦争など。
- codfish-主に太平洋戦争について加筆、編集をしたいと思っています。
- Darius~jawiki - 主に近代以前のヨーロッパの戦争や幕末の戦争について編集・執筆したいと思っています。
- 尾崎歩夢 - 主に近代戦・現代戦(特に帝國陸軍・海軍、自衛隊、米軍)について編集・執筆したいと思っています。
- Iso10970 - 関心分野は、戊辰戦争、ナポレオン戦争、第一次世界大戦の空戦、第二次世界大戦などです。
- リュンポス(会話) - 古代ギリシア史の戦争を編集しています。
- JOT news(会話)第二次世界大戦と関連の司法の変化状態や、基地建設状況の記事を追加していきたいところです。
- Arisen(会話) - 第一次世界大戦の東部戦線・アレクサンドロスの東方遠征を主に執筆しておりました。今後は戦史上重要な戦いやナポレオン戦争を執筆する予定です。
- ソードブレイド- 主に、近代のヨーロッパ情勢についせ加筆させて頂きます。
- ヘギー - 中東戦争、フォークランド紛争、湾岸戦争等について編集・執筆していきたいです。
- Lin Xiangru(会話) - 春秋戦国時代の戦闘について作成したいです。
- 固定砲台 むさし(会話)
- ビスマルク皇帝 - とにかく戦争の記事を編集していきたいです。
- 喜寿🌈(会話)-日本の戦い、中国の三国時代の戦いについて編集します。
- Langlebigkeit Manie 近代の戦争ならなんでもいけます。力になれれば嬉しい限りです。
- 赤いゾウさん
記事のガイドライン
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記事名
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軍事史に関する記事は、原則としてゲティスバーグの戦い(Battle of Gettysburg)やニュルンベルク包囲戦(Siege of Nuremberg)のように命名されるべきです。「攻撃」("attack")、「虐殺」「殺戮」("slaughter")、「大虐殺」("massacre")、「襲撃」「空襲」「奇襲」("raid")などの語句よりも、「戦い」「戦闘」「会戦」("Battle")や「包囲戦」("Siege")のほうがより中立的な用語であることから好まれます。しかし、中立的とは言えないような語句であっても、その戦いを指すのに最も一般的であるならば、そういった名称を使うことができます。よって、真珠湾攻撃(Attack on Pearl Harbor)やドーリットル空襲(Doolittle Raid)は許容できます。
同名の戦いがあるために曖昧さを回避する必要があるなら、例えば、サラミスの海戦 (紀元前306年)(Battle of Salamis (306 BC))やキエフの戦い (1941年)(Battle of Kiev (1941))のように、括弧で西暦年を付加してください。2つの戦いが同年に同じ場所で行われた場合は、「第一次」「第二次」などをつけます。例えば、第一次チューリッヒの戦い(First Battle of Zurich)、第二次チューリッヒの戦い(Second Battle of Zurich)のようになります。しかし、2つの戦いが時間的に非常に近接している場合は、同一の記事でまとめて説明する方が良いでしょう。例えば、英語版のアルヘシラスの戦い(Battle of Algeciras)は、6つの戦いについての曖昧さ回避になっています。
括弧と西暦年を使った曖昧さの回避は確実ではありますが、西暦の概念が地域、時代によって在り合わない場合もあります。例えば、多々良浜の戦い (戦国時代)は地名と時代の要素を用いて曖昧さを回避しています。また、その戦闘を包括した戦争の名称を使った大西洋の戦い (第二次世界大戦)、黒海の戦い (第二次世界大戦)などもあります。これらは西暦がその年のみを指すのに対し、その地域で年をまたぐような長期間に渡って行われた戦闘の記事には有用ですが、それが通用しないのであれば、基本に立ち返ってアフガニスタン紛争 (1989年-2001年)のように西暦年を使うべきです。
記事名を、作戦上の暗号名(コードネーム)にする時には熟慮が必要です。暗号名は、実際に戦闘が行われた時や場所とは無関係につけられることが多く、実際に起きたことを適切に表す呼び方ではありません。また、暗号名は一方の戦闘当事者の計画のみを指すため、結果として、記事の内容が一方からの観点のみで書かれ、他方にとっては不公平な扱いを招く虞が高まります。よって地名を使った呼称がより望ましいです。しかし、バルバロッサ作戦(Operation Barbarossa)やオマハ・ビーチ(Omaha Beach)のように、非常によく知られた作戦に関しては該当しません。知名度の高い作戦であるならば記事名の選択肢になりえます。ただし、ノルマンディー上陸作戦(Invasion of Normandy)のように、中立的なものが最も一般的な名称もあることに留意してください。いずれの記事名でもリダイレクト、あるいは、詳細が書かれた記事への誘導が用意されるべきです。
構造とフォーマット
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戦闘 (Battle)
[編集]冒頭段落は、簡潔にまとめるべきです。
- 戦闘の名称
- 年月日
- 場所(名称から自明でない場合)
- どの戦争 (War) での戦闘か
- 対戦者
- 結果または意義
記事は、以下のガイドラインに沿って、構造化されるべきです。
- 背景。その戦闘はなぜ生じたか? それはどの作戦行動に属したか? 戦闘以前に何が起きていたか?
- 発端。どの部隊が関わったか? 部隊はどのようにして戦場に到着したか? 計画はあったか?
- 戦闘自体の説明。どんな戦術が使用されたか?
- 結果。誰が勝ったか? 死傷者はどのくらいだったか? 追撃戦や後続戦はあったか? 次に何が起こったか? その戦闘は戦争全体の行方にどのような影響を与えたか?
記事が長くない場合は、節(セクション)を作る必要は全くありません。このガイドラインに沿って構造化された短い記事の例として、英語版のダウンズの海戦(Battle of the Downs)、より長めの記事の例として、ザマの戦い(Battle of Zama)があります。
主要な戦闘の記事において、基本的な情報のみを表形式で提示するために、Infoboxテンプレートの"{{Battlebox}}"を付け加えたいと思うかもしれません。これについては下記を参照してください。
戦争 (War)
[編集]冒頭段落は、簡潔にまとめるべきです。
- 戦争の名称(別名を含む)
- 年月日
- 対戦者
- 原因(複雑な原因を1文で簡潔に説明できないのであれば、これは後ろの節に置いてください)
- 結果
- もしもあれば、意義
記事は、以下のガイドラインに沿って、構造化されるべきです。
- 軍事衝突への歴史的背景。先行する戦争、政治状況、軍備および技術。
- 戦争勃発の原因は何でだったか。
- 注目に値する契機。例えば、オーストリア大公フランツ・フェルディナントの暗殺は、第一次世界大戦に至る一連の事件の引き金となりました。きっかけまたは口実を、その事件を戦争のきっかけとしてしまった根本原因から区別することを注意してください。
- 参戦者は、この戦争にどのように関わるようになったのか。最初の軍事的動向。
- 戦争に関する概要。戦争が大きい場合は、しばしばそれを段階、地理的領域(戦域)、海軍と陸軍の作戦に節を分けることが可能です。そして、軍事行動は、段階、戦域または作戦ごとに説明します。戦争記事ではそれぞれの戦闘について詳細な記述をしないでください。それぞれの戦闘について書かれた個別記事を参照するように閲覧者を誘導し、戦争記事では戦闘の結果と戦争全体にとっての戦闘の重要性についてだけ略説します。
- 非常に大きい戦争であれば、戦争の各段階、戦域、作戦、そして、重要や戦術、戦略、技術的側面ごとに記事を分割すべきです。中心となる記事において戦争のこれらの側面について要旨を概説してください。そして、閲覧者を詳細な個別記事に誘導してください。
- 戦争はどのように終わったか。重要な講和条約があったなら、講和条約自体を解説するための別の記事を作成し、それを参照するようにしてください。
- 戦争の結果どうなったか。その影響が誰に及んだか。次に何が起きたか。戦争は平和をもたらしたか、さらに別の戦争が続きたか。国々は、征服されたか、解放されたか。戦術や技術に重要な発展があったか。
- 一覧と表。(戦争を構成する)戦闘の一覧。関係する国々と同盟の一覧。国ごとの死傷者数。
記事が長いのであれば、上記で示されたガイドラインに沿って節に分けてください(短ければ、分ける必要はありません)。このガイドラインに沿って構造化された短い記事の例として、第一次英蘭戦争(First Anglo-Dutch War)、長い記事の例として、第一次世界大戦(World War I)があります。