F-10D
キャリア | NTTドコモ |
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製造 | 富士通 |
発売日 | 2012年7月20日 |
概要 | |
OS | Android 4.0.3 → 4.2.2 |
CPU | NVIDIA Tegra 3 AP33 1.5GHz (クアッドコア) |
音声通信方式 | 3G:FOMA(W-CDMA) 2G:GSM |
データ通信方式 | 3.9G:Xi 3G:FOMA(HSDPA・HSUPA) 2G:GSM 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n) |
形状 | ストレート型 |
サイズ | 135 × 67 × 11.7(最厚部12.1) mm |
質量 | 152 g |
連続通話時間 | 約420分(音声電話時・3G) 約590分(音声電話時・GSM) |
連続待受時間 | 約560時間(静止時・3G) 約250時間(静止時・LTE) 約420時間(静止時・GSM) |
充電時間 | ACアダプタ:約160分 DCアダプタ:約180分 ワイヤレスチャージャー:約200分 |
内部メモリ | RAM:1GB ROM:16GB |
外部メモリ | microSD (最大2GB・ドコモ公表) microSDHC (最大32GB・ドコモ公表) |
日本語入力 | ATOK 手書き入力対応 |
FeliCa | あり |
赤外線通信機能 | あり(IrSimple) |
Bluetooth | あり (Ver3.0/4.0+EDR) |
放送受信機能 | ワンセグ |
備考 | 1.HDMIはMicroUSB端子と共用のMHLで接続にはMHL対応機器かHDMIへの変換アダプターが必要。 |
メインディスプレイ | |
方式 | TFT |
解像度 | HD 1280×720ドット |
サイズ | 約4.6インチ |
表示色数 | 約1677万色 |
サブディスプレイ | |
なし | |
メインカメラ | |
画素数・方式 | 約1310万画素裏面照射型CMOS Exmor R for mobile |
機能 | 手振れ補正対応AF フルハイビジョン動画撮影 自動シーン認識 HDR合成 アートカメラ(フィルター機能) ベストショットセレクト ぼかし強調モード 無限連写モード パノラマ撮影 |
サブカメラ | |
画素数・方式 | 約130万画素CMOS |
カラーバリエーション | |
Black | |
Blue | |
White | |
■テンプレート / ■ノート ■ウィキプロジェクト |
docomo NEXT series ARROWS X F-10D(ドコモ ネクスト シリーズ アローズ エックス エフイチゼロディー)は、富士通によって開発された、NTTドコモの第3.9世代移動通信システム(Xi)と第3世代移動通信システム(FOMA)のデュアルモード端末である。docomo NEXT seriesのひとつ。
概要
[編集]F-05Dの後継機種で、クアッドコアCPUを搭載したモデル[1]である。
基本的な性能は同時期に発表されたau向けのISW13Fと同等だが、大きな違いとしてはXi(LTEサービス)に対応している点とおくだけ充電に対応している点である。また厚さがISW13Fに比べ1mm厚い。
NVIDIA Tegra 3を搭載しており、従来機種より省電力・高スペックを謳っている。CPU内にあるメインの4つのCPUコアに加え、動作クロックを抑えて低消費電力で駆動する「5つ目の省電力コア」と呼ばれる400MHzのコンパニオンコアを搭載している。
処理能力に応じて4つのCPUコアの稼働数を制限し、待受時や設定画面、音声通話、文字入力といった軽容量処理では「5つ目の省電力コア」だけを使用することにより、シングルコアCPUやデュアルコアCPUより低消費電力を実現している。さらにTegra 3には、12コアのNVIDIA GeForce GPUを組み込んでいるため、3次元描画を駆使した高解像度のゲームも楽しめる。
バッテリーは1800mAh。
カメラは1310万画素、フルHD(1920×1080)サイズのフルHDムービーの撮影に対応。ソニーの裏面照射型CMOS「Exmor R for mobile」と富士通セミコンダクターが開発した画質処理エンジン「Milbeaut Mobile」を搭載している。
IPX5/IPX8等級の防水/防塵に対応している。
兄弟機種であるREGZA Phone T-02Dと違いモバキャスには対応していない。反対に、T-02Dはおくだけ充電に対応していない[2]。
当時の富士通のAndroidスマートフォンは多数の機種で動作が不安定で、不具合が多かったが、その中でも、本機種は異常発熱など、特に致命的な不具合が多く、のちに訴訟に発展した。F-10Dの異常な発熱など致命的な欠陥に関して、NTTドコモに対し残債返金を訴える少額訴訟を起こして勝訴した人物がいるとして、メディアで取り上げられた。これによって、NTTドコモは原告に対し、F-10Dの残債免責5万円余りを支払った。
NTTドコモ側は「スマホはパソコンみたいなもの」「アプリの影響でおかしくなる」と言う反論に対し、原告は契約書、カタログ、料金明細、修理履歴(交換履歴)、不具合を起こした時の写真を用いて「契約の履行がなされていない」と主張し、原告の主訴が認められた[3]。
富士通独自の機能
[編集]富士通独自の機能として以下が挙げられる。
- 先読みブラウジング
- スマート指紋センサー
- プライバシーモード[4]
- アプリロックmilock(マイロック)
- スーパーはっきりボイス3
- ぴったりボイス
- ゆっくりボイス
- あわせるボイス
- スーパーダブルマイク
- インテリカラー
- 持ってる間ON
- あわせるズーム
- 気配り着信
- スライドインランチャー
搭載アプリ
[編集]- 健康生活日記~からだライフ~
- スッキリ目覚まし
- 温湿度チェッカー
- @Fケータイ応援団
- 富士通モバイル統合辞書+
- かんたんお引越し
- NX!エコ
- Sonic The Hedgehog 4 Episode2
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主な機能
[編集]主な対応サービス | |||
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タッチパネル/加速度センサー | Xi[5]/FOMAハイスピード[6] | Bluetooth | DCMX/おサイフケータイ/赤外線/トルカ |
ワンセグ/ |
メロディコール | テザリング | Wi-Fi IEEE802.11a/b/g/n |
GPS | spモード/電話帳バックアップ | デコメール/デコメ絵文字/ |
iチャネル |
エリアメール/ソフトウェアーアップデート自動更新 | デジタルオーディオプレーヤー(WMA)(MP3他) | GSM/3Gローミング(WORLD WING) | フルブラウザ/Flash Player 10.3 |
Google Play/dメニュー/dマーケット | Gmail/Google Talk/YouTube/Picasa | バーコードリーダ/名刺リーダ | ドコモ地図ナビ/Google Maps/ストリートビュー |
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歴史
[編集]- 2012年5月16日 - NTTドコモより発表。
- 2012年7月13日 - 事前予約開始。
- 2012年7月20日 - 発売開始[7]。
- 2013年5月8日 - Android 4.2バージョンアップ対象機種に選定される[8]。
- 2013年11月6日 - Android 4.2へバージョンアップ開始[9][10]。
- 2019年2月28日 - 修理受付を終了[11]。
アップデート・不具合など
[編集]- 携帯電話(本体)の電源がONの状態で電池パックを抜き差しし、再度電源ONすると、まれに再起動される場合がある。
- ビルド番号がV16R45CからV18R46Fになる。
- 携帯電話(本体)の画面がOFFの状態でUSB充電を実施すると、まれに充電できない場合がある。
- spモードメールアプリを利用中、まれにデコメ絵文字が動かない場合がある。
- ビルド番号がV18R46FからV20R47Fになる。
- カメラアプリを起動すると、まれに正しく起動できず強制終了する場合がある。
- ビルド番号がV20R47FからV21R48Aになる。
- 設定したスリープ時間よりも早く画面が消灯する場合がある不具合を修正する。
- ビルド番号がV21R48AからV22R49Cになる。
- 本機特有の主な変更点
- ロック画面からカメラ[12]やウィジェットが起動できるようになる。
- アプリ履歴を一括削除できるようになる。
- ランチャーでPalette UIを設定時、アプリなどのアイコンが大きくなる。
- ランチャーでNX! ホームを設定時、フォルダ内のアプリが最大9個まで表示され、アイコンがカスタマイズできるようになる。
- Android標準ブラウザから辞書が引けるようになる。
- 文字入力キーボードの高さと幅、背景変更ができるようになる。
- Android 4.2における共通の変更点
- Android OS全体で、表示速度とタッチ反応が向上。
- Google Nowへの対応。
- ステータスバーから次のアクションが可能に。
- ロックスクリーンウィジェットへの対応。
- スクリーンセーバー「DayDream」の追加。
- ドコモ共通の変更点
- データ保管BOXへ対応。
- 不具合修正
- Xiエリアにて、GPSの測位に時間がかかる場合がある。
- ビルド番号がV22R49CからV10R42Aになる[13]。
- ワンセグ視聴中、まれに携帯電話(本体)が再起動する場合がある。
- まれにWi-Fi機能がONにできない場合がある。
- ワイヤレスチャージャーで充電中、携帯電話(本体)をワイヤレスチャージャーから取り外しても、携帯電話(本体)の充電ランプが点灯したままとなる場合がある。
- ビルド番号がV10R42AからV11R43Bになる。
- ビルド番号がV22R49Cから V23R50Dになる。
- ※以下のアップデートは、2013年11月28日より提供しているOSバージョンアップを実施された携帯電話がソフトウェア更新の対象となるため、事前にOSバージョンアップの実施が必要となる。
- 2014年2月18日のアップデート[9]
- カメラアプリまたはギャラリーアプリを起動すると、まれにアプリが強制終了する場合がある不具合を修正する。
- ビルド番号がV10R42A、V11R43BからV12R44Aになる。
脚注
[編集]- ^ 日本のキャリアにおいて当時発売されたスマートフォンとしては初。
- ^ Qiの給電中にNOTTVの電波と干渉しやすいのが原因。ちなみに、その前後もARROWS XとREGZA Phone・ARROWS Vの間では棲み分けが図られている(F-05DとT-01D:Xiと指紋センサー、F-02EとF-04E:1.7GHzCPUと64GBストレージ)。
- ^ 不具合連発のARROWSユーザーがドコモに勝訴、返金される
- ^ 「NX!comfort UI」利用時で、かつプライバシーモード対応アプリ(「NX!電話帳」「NX!メール」※要ダウンロード)でのみ利用可能。spモードメールは対象外である。
- ^ 受信時:75Mbps/送信時:25Mbps
- ^ 受信時:7.2Mbps/送信時:5.7Mbps
- ^ 報道発表資料 : 「docomo NEXT series ARROWS X F-10D」を発売 | お知らせ | NTTドコモ
- ^ ドコモからのお知らせ : Android(TM)4.1、Android(TM)4.2へのバージョンアップ予定製品について | お知らせ | NTTドコモ
- ^ a b c d e f g h ARROWS X F-10Dの製品アップデート情報 | お客様サポート | NTTドコモ
- ^ a b ARROWS X F-10D Android 4.2.2 OSバージョンアップトップ - FMWORLD.NET(個人) : 富士通
- ^ docomo NEXT series ARROWS X F-10D サポート情報 | お客様サポート | NTTドコモ
- ^ OSバージョンアップ後、「本体設定」→「セキュリティ」→「左にスライドでカメラ起動」を有効にする必要がある。
- ^ 2013年7月22日に配信されたアップデートを実施しないとOSバージョンアップは不可。
関連項目
[編集]- 富士通
- Android
- Xi
- ARROWS
- ARROWS X LTE F-05D - 先代機種。
- ARROWS X F-02E - 後継機種。F-04Eをベースにしており、新たにNFC(決済不可)とフルHD液晶を搭載している。
- REGZA Phone T-02D - REGZA Phoneにも属する事実上の兄弟機種(下位機種)。モバキャスに対応しているが、おくだけ充電は非対応でROM容量が半分の8GBとなっている。CPUはQualcomm Snapdragon S4 Plus MSM8960を採用。
- ARROWS V F-04E - 本機の性能とF-05Dのデザインを受け継いでいる。with。
- ARROWS Z ISW13F - au向けの事実上の兄弟機種。こちらはWiMAXに対応。
- 高良健吾 - イメージキャラクター(カタログのみ。前機種であるF-05DにおいてはTVCMにも出演していた)。
- EXILE - イメージキャラクター。TVCMにはTAKAHIRO・KENCHI・KEIJI・TETSUYAの4名が出演。
- BOW & ARROWS - 本機種のCMソング。
外部リンク
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