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cut

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

cut(カット)は、UNIXコマンドラインユーティリティの1つであり、入力(通常、ファイル)の各行の一部を抜き出すのに使われる。

行の抜き出す部分の指定には、バイト単位(-b)、文字単位(-c)、区切り文字-d — デフォルトではタブ文字)で区切られたフィールド単位(-f)などがある。範囲そのものの指定をする引数の形式には、NN-MN-(N番目から行の終端まで)、-M(行の先頭から M 番目まで)がある。

使用例

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a という名前のファイルに以下のような行があるとする。

foo:bar:baz:qux:quux
one:two:three:four:five:six:seven
alpha:beta:gamma:delta:epsilon:zeta:eta:teta:iota:kappa:lambda:mu

各行の4番目の文字から10番目の文字を抜き出すには、以下のように指定する。

% cut -c 4-10 a

このコマンドの出力結果は以下のようになる。

:bar:ba
:two:th
ha:beta

コロン文字をフィールドの区切り文字(区切り記号、デリミタ)として、各行の5番目のフィールド以降を全て出力するには、以下のように指定する。

% cut -d : -f 5- a

このコマンドの出力結果は以下のようになる。

quux
five:six:seven
epsilon:zeta:eta:teta:iota:kappa:lambda:mu

外部リンク

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  • cut (1) マニュアル(JM Project)
  • cut(1) man page(SunOS リファレンスマニュアル)
  • cut(1) man page(HP-UX リファレンス)