コンテンツにスキップ

2003年の全日本ロードレース選手権

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2003年の全日本ロードレース選手権
前年: 2002 翌年: 2004

2003年の全日本ロードレース選手権 (2003ねん の ぜんにほんロードレースせんしゅけん) は、2003年平成15年)3月23日鈴鹿2&4レースで開幕し、同年10月19日TIサーキット大会で閉幕した、2003年シーズンの全日本ロードレース選手権である。

最高峰クラスのJSB1000チャンピオンは北川圭一(KENZスズキ)が獲得した。

2003年シーズン

[編集]

トップカテゴリーのレギュレーションが変更され、前年までのスーパーバイク規定から、日本の独自要素を組み込んだ「JSB1000」規定に変更となった。加えて、マシン開発費の高騰防止策の一環として、全日本選手権でのメーカーワークスマシンの参戦が停止された[1]

FIM世界耐久選手権の1戦である鈴鹿8時間耐久ロードレースのマシンレギュレーションを考慮する必要性など国内のレースエントラント特有の事情を加味したオリジナルルール、マシン規則を構築するため、主要チームとのヒアリングを重ねた結果たどり着いた新規定が「JSB1000」であった[2]。JSB1000ではタイヤ使用数にも制限が設けられ、予選・決勝を通じて3セットまでと決められた[3]

スケジュールおよび勝者

[編集]
Rd. 決勝日 開催イベント JSB1000 優勝 250cc優勝 125cc優勝 ST600 優勝
1 3月23日 鈴鹿2&4レース 北川圭一
2 4月27日 SUGO大会 辻村猛
3 5月11日 筑波大会 北川圭一 亀谷長純 青山周平 辻村猛
4 5月25日 鈴鹿200km大会 渡辺篤 高橋裕紀 青山周平 小西良輝
5 7月20日 もてぎ大会 北川圭一 小山知良 青山周平 小西良輝
6 8月24日 オートポリス大会 辻村猛 小山知良 葛原稔永 徳留和樹
7 9月14日 SUGO大会 北川圭一 青山博一 菊池寛幸 小西良輝
8 10月19日 TI大会 北川圭一 小山知良 井手敏男 辻村猛
チャンピオン 北川圭一 青山博一 青山周平 小西良輝

シリーズポイントランキング

[編集]

JSB1000

[編集]
ポイントシステム:
順位 1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位 11位 12位 13位 14位 15位
ポイント 20 17 15 13 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1
順位 No. ライダー 使用車両 1
SUZ
3
TSU
4
SUZ
5
MOT
6
AP
7
SUG
8
TI
ポイント
1 59 北川圭一 スズキ・GSX-R1000 1 1 2 1 2 1 1 134
2 1 渡辺篤 ヨシムラスズキ・GSX-R1000 5 4 1 2 5 3 3 102
3 3 辻村猛 ホンダ・CBR954RR 2 5 4 Ret 1 2 2 95
4 71 井筒仁康 ホンダ・CBR954RR 4 2 3 9 Ret 4 4 77
5 6 山口辰也 ホンダ・CBR954RR 3 Ret 5 3 3 6 5 77
6 2 中冨伸一 ヤマハ・YZF-R1 DSQ 3 Ret 5 9 5 6 54
7 55 出口修 ホンダ・CBR954RR 6 9 30 8 4 9 7 52

関連項目

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ モータースポーツ2003 JSB1000 HONDA (2003年10月29日)
  2. ^ 「JSB1000規則の編募/JSB1000規則骨子」『ライディング No.385』日本モーターサイクルスポーツ協会、 2002年1月1日、14頁。
  3. ^ 「MFJ技術委員会・タイヤ部会合同会議概要報告/JSB1000」『ライディング No.385』日本モーターサイクルスポーツ協会、 2003年1月1日、396頁。
  4. ^ 第1戦鈴鹿2&4決勝リザルト MFJ日本モーターサイクルスポーツ協会 (2003年3月23日)