関駅 (三重県)
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関駅 | |
---|---|
駅舎(2006年5月) | |
せき Seki | |
◄亀山 (5.7 km) (5.4 km) 加太► | |
所在地 | 三重県亀山市関町新所664 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■関西本線 |
キロ程 |
65.6 km(名古屋起点) 亀山から5.7 km |
電報略号 | セキ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
243人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1890年(明治23年)12月25日[2] |
備考 | 無人駅[要出典] |
関駅(せきえき)は、三重県亀山市関町新所にある[3]、西日本旅客鉄道(JR西日本)関西本線の駅である[4]。
近畿統括本部管区の自社管理駅は当駅が最東端となる(東隣の亀山駅は管理境界を接するJR東海の管理駅)。
歴史
[編集]- 1890年(明治23年)12月25日:関西鉄道四日市駅 - 柘植駅間開業に伴い、一般駅として開業する[2]。
- 1907年(明治40年)10月1日:関西鉄道が国有化される[2]。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定により、関西本線の所属となる[5]。
- 1972年(昭和47年)4月1日:貨物営業を廃止され旅客駅となる[2]。
- 1983年(昭和58年)4月1日:駅員無配置駅となる[6]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる[2]。
- 2021年(令和3年)
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有し、列車交換が可能な地上駅[1]。線路配置上では上り線側が直線となっているが、場内・出発の各信号機とも一方向のみの設置のため、逆線入線はできない。駅舎側から加茂方面行ホーム側へは屋根のない跨線橋で連絡している。
駅舎は「関宿ふるさと会館」との併設となっている[8]。中には亀山市観光協会の事務所があり[4]、かつては簡易委託で出札窓口の業務も受託していた[1]。なお、自動券売機は設置されていない。
のりば
[編集]ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
駅舎側 | 関西本線 | 上り | 亀山方面[9] |
反対側 | 下り | 柘植・加茂方面[9] |
※ 案内上ののりば番号は割り当てられていない。
利用状況
[編集]「三重県統計書」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである[10]。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1997年 | 513 |
1998年 | 508 |
1999年 | 501 |
2000年 | 509 |
2001年 | 490 |
2002年 | 443 |
2003年 | 418 |
2004年 | 382 |
2005年 | 383 |
2006年 | 397 |
2007年 | 373 |
2008年 | 364 |
2009年 | 319 |
2010年 | 304 |
2011年 | 292 |
2012年 | 298 |
2013年 | 313 |
2014年 | 299 |
2015年 | 283 |
2016年 | 284 |
2017年 | 284 |
2018年 | 246 |
2019年 | 243 |
駅周辺
[編集]旧・関町の中心駅である。駅北側を国道と並行し、そこから北へ進むと旧東海道の関宿[4][11]や小野川に至る。駅南側には田畑が大きく広がっているが、それを抜けると鈴鹿川を経て名阪国道(関IC、名阪関ドライブイン)に至る。なお、名阪国道は駅からやや離れた所を通っている。
- 亀山市関宿伝統的建造物群保存地区 - 重要伝統的建造物群保存地区
- 関郵便局
- 百五銀行関支店[4]
- 上記の両施設とも、外観は町並みと景観に配慮した意匠となっている[4]。また、前者には宿場町の時代性にちなんだ規格外の郵便ポストが、後者には「現金自動取扱所」と呼称するATMコーナーがそれぞれ設置されている。
- 道の駅関宿(駅に隣接)
- 亀山市役所関支所
- 亀山警察署関交番
- 亀山消防署関分署
- 国道1号
- 国道25号(途中国道1号と重複)
- 三重県道10号津関線
- 三重県道11号四日市関線
- 鈴鹿川
- 小野川
バス路線
[編集]駅前交差点の脇(駅前駐車場内)に「関駅前」停留所があり、亀山市コミュニティバスの路線が発着する。
- 亀山市コミュニティバス
- 西部ルート
- 関支所前(午前1便のみ)、伊勢坂下 / 総合保健福祉センター前
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 16号 奈良駅・新今宮駅・王寺駅ほか70駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年11月25日、20頁。
- ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、338頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「亀山の休耕田 コスモス咲き出す 来月上旬から見頃 三重」『伊勢新聞』2021年9月27日。オリジナルの2022年7月6日時点におけるアーカイブ。2023年3月30日閲覧。
- ^ a b c d e 「歴史に埋もれた関西本線非電化区間に再び脚光が リニア→非電化1両編成の乗り換えが実現するか」『日刊スポーツ』2022年3月17日。オリジナルの2023年3月17日時点におけるアーカイブ。2023年3月30日閲覧。
- ^ 朝日新聞出版分冊百科編集部 編『関西本線・草津線・奈良線・おおさか東線』8号、曽根悟 監修、朝日新聞出版〈週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR〉、2009年8月30日、13頁。
- ^ “「通報」●関西本線関駅ほか9駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 8. (1983年3月30日)
- ^ 『関西本線 加茂駅〜亀山駅間 ICOCAエリア拡大日決定! 〜2021年3月13日サービス開始〜』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2021年1月19日。オリジナルの2021年1月19日時点におけるアーカイブ 。2021年1月19日閲覧。
- ^ “関宿ふるさと会館 売店”. 観光三重. 三重県観光連盟. 2023年3月30日閲覧。
- ^ a b “関駅|時刻表”. 西日本旅客鉄道. 2022年9月16日閲覧。
- ^ 三重県統計書 - 三重県
- ^ “江戸時代へタイムトラベル 旅情を誘う宿場町10選”. NIKKEI STYLE (2019年10月28日). 2022年4月20日閲覧。
- ^ “亀山市コミュニティバス 西部ルート”. 亀山市 (2022年4月28日). 2022年8月29日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 関駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道