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金山駅 (北海道)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
金山駅
駅舎(2017年8月)
かなやま
Kanayama
T33 下金山 (6.9 km)
(13.2 km) 東鹿越 T35
地図
所在地 北海道空知郡南富良野町字金山
北緯43度8分9.93秒 東経142度24分58.33秒 / 北緯43.1360917度 東経142.4162028度 / 43.1360917; 142.4162028座標: 北緯43度8分9.93秒 東経142度24分58.33秒 / 北緯43.1360917度 東経142.4162028度 / 43.1360917; 142.4162028
駅番号 T34
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 根室本線
キロ程 81.6 km(滝川起点)
電報略号 カナ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
28人/日
-2013年-
開業年月日 1900年明治33年)12月2日[1]
廃止年月日 2024年令和6年)4月1日
備考 無人駅
路線廃止に伴う廃駅
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金山駅(かなやまえき)は、北海道空知郡南富良野町字金山にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線廃駅)である。駅番号T34電報略号カナ事務管理コードは▲110404[2]

かつては富内線(廃止)の延長区間の終点となる金山線が計画されていた。

歴史

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1977年の金山駅と周囲約1km範囲。下が新得方面。下側の営林署土場脇へ引き込まれた専用線が残っている。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅名の由来

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もともと当地を流れるトナシベツ川(十梨別川)のアイヌ語名からトナシベツと言う地名であったが、トナシベツ川やそれが注ぐ空知川から砂金を産したため、このような和名が名付けられた[10]東海道本線中央本線JR東海)の金山駅と区別するため、当駅発着の切符には「(根)金山」と印字された。

なお、トナシベツの原義については、「トゥナㇱペッ(tunas-pet)」(早い・川)、「トゥニウㇱペッ(tuni-us-pet)」(柏の木が・多い・川)の2説が挙げられている[11]

駅構造

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廃止時点では相対式ホーム2面2線と木造駅舎を持つ地上駅であった。跨線橋はなく構内踏切を使用していた。

富良野駅管理の無人駅であった。

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 根室本線 上り 富良野滝川方面
2 下り 東鹿越方面

利用状況

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乗車人員の推移は以下のとおりであった。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。

また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。

年度 乗車人員 出典 備考
年間 1日平均 JR調査
1946年(昭和21年) 60.307 [12]
1950年(昭和25年) 69.139
1957年(昭和32年) 118.967
1992年(平成04年) (36.0) [13] 1日平均乗降客数72人
2015年(平成27年) 「10名以下」 [JR北 2]
2016年(平成28年) 4.8 [JR北 3] 同年度から東鹿越 - 新得間被災によりバス代行
2017年(平成29年) 4.6 [JR北 4]
2018年(平成30年) 3.4 [JR北 5]
2019年(令和元年) 3.4 [JR北 6]
2020年(令和02年) 2.6 [JR北 7]
2021年(令和03年) 2.2 [JR北 8]
2022年(令和04年) 1.6 [JR北 9]
2023年(令和05年) 2.2 [JR北 10] 営業最終年度

駅周辺

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駅周辺には若干商店や住宅がある。駅から2kmほど東方にかなやま湖がある。

  • 国道237号
  • 富良野警察署金山駐在所
  • 金山郵便局
  • 占冠村営バス「金山駅前」停留所(国道237号沿い)
  • 南富良野町営循環バス「金山駅前」停留所(駅前)
    • 根室線廃止に伴い開設された南富良野町営バス(富良野~金山)は当駅には入らず、「金山市街地」停留所が最寄りとなる。

隣の駅

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北海道旅客鉄道(JR北海道)
根室本線(当駅廃止時点)
下金山駅 (T33) - 金山駅 (T34) - *鹿越仮乗降場 - 東鹿越駅 (T35)
*打消線は廃駅

脚注

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出典

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  1. ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、875頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、232頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  3. ^ a b c 『釧路鉄道管理局史』日本国有鉄道釧路鉄道管理局、1972年10月14日、25頁。doi:10.11501/12757877 
  4. ^ 河野哲也「北海道の森林鉄道,殖民軌道」『鉄道ピクトリアル』No.733
  5. ^ 南富良野町の歴史的建造物一覧”. www.town.minamifurano.hokkaido.jp. 南富良野町. 2023年11月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月23日閲覧。
  6. ^ “日本国有鉄道公示第168号”. 官報. (1982年11月13日) 
  7. ^ “「通報」●北上線岩沢駅ほか23駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 8. (1982年11月13日) 
  8. ^ 『JR釧路支社 鉄道百年の歩み』北海道旅客鉄道株式会社釧路支社、2001年12月25日、129頁。 
  9. ^ 北海道旅客鉄道株式会社の鉄道事業の一部を廃止する届出及び本届出に係る公衆の利便の確保に関する意見の聴取について』(PDF)(プレスリリース)国土交通省北海道運輸局、2023年3月31日。オリジナルの2023年3月31日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20230331082840/https://wwwtb.mlit.go.jp/hokkaido/content/000293006.pdf2023年3月31日閲覧 
  10. ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、120頁。ASIN B000J9RBUY 
  11. ^ 山田秀三『北海道の地名』(2版)草風館、浦安市〈アイヌ語地名の研究 別巻〉、2018年11月30日、71-72頁。ISBN 978-4-88323-114-0 
  12. ^ 南富良野村史南富良野村役場、1960年5月10日、571-572頁。doi:10.11501/3449181https://dl.ndl.go.jp/pid/3449181/1/334 
  13. ^ 宮脇俊三原田勝正 著、二見康生 編『北海道630駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年6月20日、110頁。ISBN 4-09-395401-1 

JR北海道

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  1. ^ 根室線(富良野・新得間)の鉄道事業廃止届の提出について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2023年3月31日。オリジナルの2023年3月31日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20230331082833/https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/230331_KO_Nemuro_Line.pdf2023年3月31日閲覧 
  2. ^ 極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道株式会社. p. 6 (2016年3月28日). 2017年12月10日閲覧。
  3. ^ 駅別乗車人員(2016)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道株式会社. p. 2 (2017年12月8日). 2018年8月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月17日閲覧。
  4. ^ 根室線(富良野・新得間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2018年7月2日). 2018年8月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月18日閲覧。
  5. ^ 根室線(富良野・新得間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
  6. ^ 根室線(富良野・新得間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人未満の線区(「赤色」「茶色」5線区). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月4日閲覧。
  7. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
  8. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月3日閲覧。
  9. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2023年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
  10. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道 (2024年). 2024年9月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月9日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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