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金奉律

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
金奉律
生誕 1917年[1]
大日本帝国の旗 日本統治下朝鮮平安北道
死没 1995年7月19日
朝鮮民主主義人民共和国の旗 北朝鮮平壌
所属組織 ソ連軍
朝鮮人民軍
最終階級 次帥(人民軍)
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金奉律
各種表記
チョソングル 김봉률
漢字 金奉律
発音: キム・ボンリュル
キム・ボンニュル
日本語読み: きん・ほうりつ
ローマ字 Kim Pong Ryul
M-R式 Kim Pongryul
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金 奉律(1917年12月6日-1995年7月19日[2]、キム・ボンリュル、김봉률)は、朝鮮民主主義人民共和国軍人ソ連派に所属。金鳳律とも表記される。

経歴

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平安北道に生まれる[3]。ソ連に移り、1936年9月にレニングラード大学文科を卒業[3]コルホーズ議長[4]。しかし成績が悪かったためコルホーズから追い出された[5]。1942年、ソ連軍に入隊[1]第88独立旅団に配属[4][5]。旅団内では一般兵士として服務していたが、人情があり部隊規律によく従っていた[5]

1945年9月、第88旅団隊員と共にソ連軍船のプガチョフ号に乗船して9月19日に元山港に入港[6]金一が新義州党委員長の時にその下で宣伝部長であった[5]。この事で金一からよく目をかけられ、後の金日成体制下でも生き残ることができた[5]

1946年9月、第1師団砲兵副師団長[7]

1947年、平安南道价川保安幹部学校副司令官[3]

1948年3月、朝鮮労働党平安北道委員会組織部長[3]。同年9月、民族保衛省砲兵指揮局(局長:武亭)第1副局長[8]

1950年、砲兵司令官(少将)[9]。同年5月末、作戦局長兪成哲上級大佐、工兵局長朴吉南大佐、砲兵参謀長鄭学俊大佐、作戦副局長尹相烈大佐、通信の李鍾仁大佐、偵察の崔遠大佐、空軍の王連大佐、タンク部隊司令官崔表徳少将、第105戦車旅団長柳京洙少将、兵站の鄭(名は不明)などと共にソ連軍顧問が作成した作戦計画の翻訳を行った[9]

1950年6月23日、前線司令部砲兵局長[10]

1952年4月、中将[3]

1953年7月、総参謀部第一副参謀長[7]

1954年8月、砲兵参謀長[3]

1955年8月、ルーマニア解放11周年記念式典に参加[3]

1956年4月、労働党中央委員会候補委員(第3回党大会)[3][11]

1957年8月、民族保衛副相[3]

1958年6月、ソ連やチェコスロバキアを訪問[3]

1960年10月、大将[3]

1962年10月、最高人民会議第3期代議員当選。同年11月、民族保衛副相再任[3]

1967年11月、最高人民会議第4期代議員当選。

1972年12月、最高人民会議第5期代議員当選、人民武力部副部長[7]

1982年11月、最高人民会議第7期代議員当選。

1986年11月、最高人民会議第8期代議員当選。同年12月、朝鮮労働党中央委員会委員[7]

1990年5月、朝鮮民主主義人民共和国国防委員会委員[7]

1995年3月、朝鮮労働党中央軍事委員会委員[7]

1990年4月、最高人民会議第9期代議員当選。

1992年4月、次帥。

1995年7月19日、病死[7]

勲章

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脚注

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  1. ^ a b 우동현 2016, p. 23.
  2. ^ 김봉률 (金奉律)KIM Pong Ryul”. 連合ニュース(朝鮮語). 2022年7月11日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j k l 世界政経調査会 1966, p. 162.
  4. ^ a b 和田 1992, p. 333.
  5. ^ a b c d e “6ㆍ25때 북한군 작전국장/유성철 “나의 증언”:3” (朝鮮語). 韓国日報. (1990年11月3日). http://www.hankookilbo.com/News/Read/199011030029955556 2019年1月4日閲覧。 
  6. ^ “직계만 빼놓곤 숙청” (朝鮮語). 中央日報. (1982年3月27日). https://news.joins.com/article/1625404 2019年1月1日閲覧。 
  7. ^ a b c d e f g 인민무력부 부부장 김봉률 사망” (朝鮮語). 統一部北韓情報ポータル. 2019年1月1日閲覧。
  8. ^ 韓国国防部 2019, p. 20.
  9. ^ a b 朱 1992, p. 198.
  10. ^ 朱 1992, p. 224.
  11. ^ 和田 1992, p. 371.
  12. ^ 和田 1992, p. 367.

参考文献

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  • アンドレイ・ランコフ 著、下斗米伸夫,石井知章 訳『スターリンから金日成へ 北朝鮮国家の形成1945~1960年』法政大学出版局、2011年。ISBN 978-4-5886-0316-7 
  • 和田春樹『金日成と満州抗日戦争』平凡社、1992年。ISBN 4-582-45603-0 
  • 朱栄福『朝鮮戦争の真実 元人民軍工兵将校の手記』悠思社、1992年。ISBN 4-946424-35-0 
  • 世界政経調査会 編『韓国・北朝鮮人名辞典』世界政経調査会、1966年6月20日。NDLJP:2973356 
  • 우동현 (2016) (PDF). 1945~1950 년 재북 소련계 조선인의 활동과 성격. ソウル大学校大学院. http://s-space.snu.ac.kr/bitstream/10371/132215/1/000000132671.pdf 2019年1月25日閲覧。. 
  • 김선호 (2019). “북한 민족보위성의 설립과 조직·간부구성” (PDF). 軍史 (韓国国防部軍史編纂研究所) 111: 1-45. http://www.imhc.mil.kr/user/imhc/upload/pblictn/PBLICTNEBOOK_201906170353257940.pdf 2019年6月23日閲覧。.