過酸化ストロンチウム
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過酸化ストロンチウム Strontium peroxide | |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 1314-18-7 |
PubChem | 14807 |
EC番号 | 215-224-6 |
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特性 | |
化学式 | SrO2 |
モル質量 | 119.619 g/mol |
外観 | 白い粉末 |
匂い | 無臭 |
密度 | 4.56 g/cm3 (無水物) 1.91 g/cm3 (八水和物) |
融点 |
215℃[1] (分解) |
水への溶解度 | 0.018g/100ml(20℃)[2] |
溶解度 | エタノールに可溶 アンモニア水に不溶[2] |
構造 | |
結晶構造 | 正方晶 [3] |
空間群 | D174h, I4/mmm, tI6 |
配位構造 | 6 |
関連する物質 | |
その他の陰イオン | 過酸化バリウム |
その他の陽イオン | 酸化ストロンチウム |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
過酸化ストロンチウム(かさんかストロンチウム、英: Strontium peroxide)はストロンチウムの過酸化物で、化学式SrO2で表される無機化合物。酸化剤としての性質を持ち、花火の製造などに用いられる[4]。
製造
[編集]加熱した酸化ストロンチウムに酸素を作用させて得られる。この場合の加熱温度は過酸化バリウム製造時に比べ低温で済む。加熱により酸化ストロンチウムと酸素とに分解する。低温では反応速度論的に原子スケールでの過酸化反応が抑制されるため、過酸化ストロンチウムの製造は比較的困難である[1]。
脚注
[編集]- ^ a b Accommodation of Excess Oxygen in Group II Monoxides - S.C. Middleburgh, R.W. Grimes, K.P.D. Lagerlof http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1551-2916.2012.05452.x/abstract
- ^ a b 製品安全データシート (PDF) (純正化学)
- ^ Massalimov, I. A.; Kireeva, M. S.; Sangalov, Yu. A. (2002). Inorganic Materials 38 (4): 363. doi:10.1023/A:1015105922260.
- ^ 財務省貿易統計第28類第4節 (PDF)