第69回有馬記念
第69回有馬記念 | |
---|---|
優勝馬のレガレイラ | |
開催国 | 日本 |
主催者 | 日本中央競馬会(JRA) |
競馬場 | 中山競馬場 |
施行年 | 2024年 |
施行日 | 12月22日 |
距離 | 芝2500m |
格付け | GI |
賞金 |
1着賞金5億円 |
出走条件 | サラ系3歳以上(国際・指定) |
負担重量 | 定量 |
天候 | 晴 |
馬場状態 | 良 |
優勝馬 | レガレイラ |
優勝騎手 | 戸崎圭太(美浦) |
優勝調教師 | 木村哲也(美浦) |
優勝馬主 | (有)サンデーレーシング |
優勝生産者 | ノーザンファーム |
第69回有馬記念は、2024年(令和6年)12月22日に千葉県船橋市の中山競馬場で行われた競馬の競走である。レガレイラが本競走を制し、GI2勝目を挙げた[1]。
優勝騎手の戸崎圭太は、第59回のジェンティルドンナ以来となる2回目の制覇となった。
ファン投票
[編集]2024年11月14日から12月1日までファン投票が行われ[2]、11月21日に第1回中間発表、11月28日に第2回中間発表が行われた。ただし前年同様、インターネットでの投票となった。
最終順位上位20頭は以下の通り。
最終順位 | 馬名 | 性齢 | 第1回[3] | 第2回[4] | 最終[5] | 出否 | 主な勝ち鞍 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
票数 | 順位 | 票数 | 順位 | 票数 | 年 | 格 | 競走名 | ||||
1位 | ドウデュース | 牡5 | 192,578 | 1 | 338,702 | 1 | 478,415 | 出走 | 2024 | GI | ジャパンカップ |
2位 | ダノンデサイル | 牡3 | 113,628 | 2 | 201,330 | 2 | 282,521 | 出走 | 2024 | GI | 東京優駿 |
3位 | ベラジオオペラ | 牡4 | 108,250 | 3 | 189,678 | 3 | 262,107 | 出走 | 2024 | GI | 大阪杯 |
4位 | テーオーロイヤル | 牡6 | 105,691 | 4 | 183,866 | 4 | 252,606 | 回避 | 2024 | GI | 天皇賞(春) |
5位 | ブローザホーン | 牡5 | 103,869 | 5 | 181,076 | 5 | 247,856 | 出走 | 2024 | GI | 宝塚記念 |
6位 | チェルヴィニア | 牝3 | 94,101 | 7 | 173,124 | 6 | 241,625 | 回避 | 2024 | GI | 優駿牝馬 |
7位 | アーバンシック | 牡3 | 94,581 | 6 | 168,886 | 7 | 234,503 | 出走 | 2024 | GI | 菊花賞 |
8位 | ディープボンド | 牡7 | 89,524 | 9 | 158,425 | 9 | 220,101 | 出走 | 2022 | GII | 阪神大賞典 |
9位 | スタニングローズ | 牝5 | 88,450 | 10 | 158,051 | 10 | 219,306 | 出走 | 2024 | GI | エリザベス女王杯 |
10位 | ジャスティンパレス | 牡5 | 83,553 | 11 | 155,130 | 11 | 218,825 | 出走 | 2023 | GI | 天皇賞(春) |
11位 | リバティアイランド | 牝4 | 90,165 | 8 | 159,537 | 8 | 218,814 | 回避 | 2023 | GI | 優駿牝馬 |
12位 | ソールオリエンス | 牡4 | 79,199 | 12 | 138,093 | 12 | 185,204 | 回避 | 2023 | GI | 皐月賞 |
13位 | レガレイラ | 牝3 | 73,570 | 13 | 129,169 | 13 | 183,502 | 出走 | 2023 | GI | ホープフルステークス |
14位 | ドゥレッツァ | 牡4 | 47,336 | 17 | 92,608 | 15 | 156,419 | 回避 | 2023 | GI | 菊花賞 |
15位 | タスティエーラ | 牡4 | 53,068 | 14 | 93,598 | 14 | 127,830 | 回避 | 2023 | GI | 東京優駿 |
16位 | ジャンタルマンタル | 牡3 | 52,048 | 15 | 91,037 | 16 | 126,399 | 回避 | 2024 | GI | NHKマイルカップ |
17位 | ステレンボッシュ | 牝3 | 51,636 | 16 | 90,937 | 17 | 125,523 | 回避 | 2024 | GI | 桜花賞 |
18位 | テンハッピーローズ | 牝6 | 36,639 | 19 | 63,469 | 18 | 89,255 | 回避 | 2024 | GI | ヴィクトリアマイル |
19位 | スターズオンアース | 牝5 | 28,589 | 20 | 57,094 | 19 | 87,843 | 出走 | 2022 | GI | 優駿牝馬 |
20位 | マッドクール | 牡5 | 24,264 | 21 | 41,717 | 21 | 57,457 | 回避 | 2024 | GI | 高松宮記念 |
本年は上位20頭のうち10頭が回避となり、19位のスターズオンアースまでがファン投票による優先出走権を獲得した。
本年の天皇賞(秋)、前走のジャパンカップを制し、秋古馬三冠を狙うドウデュースはファン投票で1位となり、出走予定馬としても歴代ファン投票としても最多得票数となった[6][7]。しかし、右前肢跛行が判明したため、レース2日前に出走を取り消した[8]。
また、ホウオウビスケッツ(29位)、メイショウタバル(30位)、ショウナンラプンタ(42位)、カラテ(51位)、アラタ(86位)、ニシノレヴナントは出走登録を行っていたが、通算取得賞金が出走馬に満たさなかったため、出走できなかった。
出走予定馬の状況
[編集]主な競走の結果
[編集]- 第59回京都大賞典 GII
※性齢は全て4歳以上。
着順 | 競走馬名 | 騎手 | タイム | 着差 |
---|---|---|---|---|
1着 | シュヴァリエローズ | 北村友一 | 2:22.9 | ー |
2着 | ディープボンド | 幸英明 | 2:22.9 | アタマ |
3着 | メイショウブレゲ | 酒井学 | 2:23.0 | 3/4 |
- 第85回菊花賞 GI
- 京都・3000mで実施[10]。
※性齢は全て3歳牡馬。
着順 | 競走馬名 | 騎手 | タイム | 着差 |
---|---|---|---|---|
1着 | アーバンシック | C.ルメール | 3:04.1 | ー |
2着 | へデントール | 戸崎圭太 | 3:04.5 | 2 1/2 |
3着 | アドマイヤテラ | 武豊 | 3:04.5 | ハナ |
6着 | ダノンデサイル | 横山典弘 | 3:04.8 | 1 1/2 |
- 第103回コックスプレート G1
※性齢は全て3歳以上。
着順 | 競走馬名 | 騎手 | タイム | 着差 |
---|---|---|---|---|
1着 | ヴィアシスティーナ | J.マクドナルド | R2:01.07 | ー |
2着 | プログノーシス | D.レーン | 8 | |
3着 | ブロードサイディング | J.カー | 2 |
- 第170回天皇賞(秋) GI
※性齢は全て4歳以上。
着順 | 競走馬名 | 騎手 | タイム | 着差 |
---|---|---|---|---|
1着 | ドウデュース | 武豊 | 1:57.3 | ー |
2着 | タスティエーラ | 松山弘平 | 1:57.5 | 1 1/4 |
3着 | ホウオウビスケッツ | 岩田望来 | 1:57.6 | 1/2 |
4着 | ジャスティンパレス | 坂井瑠星 | 1:57.6 | クビ |
6着 | ベラジオオペラ | 横山和生 | 1:57.7 | 1/2 |
14着 | ダノンベルーガ | C.デムーロ | 1:58.3 | 1 1/4 |
- 第41回ブリーダーズカップ・ターフ G1
- デルマー・2400mで実施。
※性齢は全て3歳以上。
着順 | 競走馬名 | 騎手 | タイム | 着差 |
---|---|---|---|---|
1着 | レベルスロマンス | W.ビュイック | 2:26.07 | ー |
2着 | ローシャムパーク | C.ルメール | クビ | |
3着 | シャフリヤール | C.デムーロ | 1 1/2 |
- 第62回アルゼンチン共和国杯 GII
- 東京・2500mで実施[13]。
※性齢は全て4歳以上。
着順 | 競走馬名 | 騎手 | タイム | 着差 |
---|---|---|---|---|
1着 | ハヤヤッコ | 吉田豊 | 2:29.0 | ー |
2着 | クロミナンス | 戸崎圭太 | 2:29.1 | クビ |
3着 | タイセイフェリーク | 大野拓弥 | 2:29.1 | アタマ |
- 第49回エリザベス女王杯 GI
- 京都・2200mで実施[14]。
※性齢は全て3歳以上(牝馬限定)。
着順 | 競走馬名 | 騎手 | タイム | 着差 |
---|---|---|---|---|
1着 | スタニングローズ | C.デムーロ | 2:11.1 | ー |
2着 | ラヴェル | 川田将雅 | 2:11.5 | 2 |
3着 | ホールネス | 坂井瑠星 | 2:11.6 | 3/4 |
5着 | レガレイラ | C.ルメール | 2:11.6 | ハナ |
- 第44回ジャパンカップ GI
- 東京・2400mで実施[15]。
※性齢は全て3歳以上。
着順 | 競走馬名 | 騎手 | タイム | 着差 |
---|---|---|---|---|
1着 | ドウデュース | 武豊 | 2:25.5 | ー |
2着 | シンエンペラー | 坂井瑠星 | 2:25.5 | クビ |
2着 | ドゥレッツァ | W.ビュイック | 2:25.5 | 同着 |
5着 | ジャスティンパレス | C.デムーロ | 2:26.0 | アタマ |
7着 | スターズオンアース | 川田将雅 | 2:26.1 | 1/2 |
9着 | ダノンベルーガ | 松山弘平 | 2:26.2 | ハナ |
10着 | シュトルーヴェ | 鮫島克駿 | 2:26.3 | 1/2 |
12着 | ブローザホーン | 菅原明良 | 2:26.6 | 1/2 |
出走馬・枠順
[編集]※全頭とも性齢は「3歳以上」、斤量は3歳56kg、4歳以上58kg、牝馬2kg減
枠番 | 馬番 | 競走馬名 | 性齢 | 斤量 [kg] |
騎手 | 調教師 | 馬主 | 単勝 人気 |
オッズ | 馬体重 [kg] |
ファン投票 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | ダノンデサイル | 牡3 | 56.0 | 横山典弘 | 安田翔伍 | (株)ダノックス | 2 | 4.0 | 520 | 2位 |
2 | 牡5 | 58.0 | 武豊 | 友道康夫 | (株)キーファーズ | 出走取消 | 1位 | ||||
2 | 3 | アーバンシック | 牡3 | 56.0 | クリストフ・ルメール | 武井亮 | (有)シルクレーシング | 1 | 2.8 | 516 | 7位 |
4 | ブローザホーン | 牡5 | 58.0 | 菅原明良 | 吉岡辰弥 | 岡田牧雄 | 11 | 35.1 | 432 | 5位 | |
3 | 5 | ベラジオオペラ | 牡4 | 58.0 | 横山和生 | 上村洋行 | 林田祥来 | 3 | 7.1 | 512 | 3位 |
6 | ローシャムパーク | 牡5 | 58.0 | トム・マーカンド | 田中博康 | (有)サンデーレーシング | 7 | 17.2 | 506 | 31位 | |
4 | 7 | スターズオンアース | 牝5 | 56.0 | 川田将雅 | 高柳瑞樹 | (有)社台レースホース | 8 | 17.6 | 498 | 19位 |
8 | レガレイラ | 牝3 | 54.0 | 戸崎圭太 | 木村哲也 | (有)サンデーレーシング | 5 | 10.9 | 468 | 13位 | |
5 | 9 | ディープボンド | 牡7 | 58.0 | 幸英明 | 大久保龍志 | 前田晋二 | 12 | 49.7 | 502 | 8位 |
10 | プログノーシス | 牡6 | 58.0 | 三浦皇成 | 中内田充正 | (有)社台レースホース | 6 | 16.4 | 474 | 52位 | |
6 | 11 | ジャスティンパレス | 牡5 | 58.0 | 坂井瑠星 | 杉山晴紀 | 三木正浩 | 4 | 10.9 | 468 | 10位 |
12 | シュトルーヴェ | 騸5 | 58.0 | 鮫島克駿 | 堀宣行 | 村木克子 | 14 | 108.1 | 478 | 78位 | |
7 | 13 | スタニングローズ | 牝5 | 56.0 | ライアン・ムーア | 高野友和 | (有)サンデーレーシング | 9 | 27.1 | 496 | 9位 |
14 | ダノンベルーガ | 牡5 | 58.0 | 松山弘平 | 堀宣行 | (株)ダノックス | 15 | 122.4 | 496 | 37位 | |
8 | 15 | ハヤヤッコ | 牡8 | 58.0 | 吉田豊 | 国枝栄 | 金子真人ホールディングス(株) | 13 | 57.1 | 492 | 27位 |
16 | シャフリヤール | 牡6 | 58.0 | クリスチャン・デムーロ | 藤原英昭 | (有)サンデーレーシング | 10 | 30.1 | 458 | 28位 |
- 菅原明良、鮫島克駿は、本競走初騎乗。
- イギリスから短期免許で来日中のトム・マーカンドは3年連続の本競走騎乗、ライアン・ムーアは2年連続の本競走騎乗。また、フランスから短期免許で来日中のクリスチャン・デムーロは2年ぶりの本競走騎乗となる。
- ドウデュースは右前肢跛行のため、レース2日前の20日付で出走取消の手続きが取られた[8]。これに伴い、予定されていた引退式も中止となった[8]。
公開枠順抽選会
[編集]映像外部リンク | |
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【枠順決定!】2024有馬記念 公開枠順抽選会|2024年12月19日放送|BSフジ |
競走3日前の12月19日に東京都内の品川プリンスホテルにて、例年通りの陣営関係者の出席(第47回名古屋大賞典(名古屋競馬場)参戦のクリスチャン・デムーロ・武豊・戸崎圭太・鮫島克駿と、所用で欠席した菅原明良を除く)と観覧者を募集し、実施された[16][17]。
- 司会
- 実況
- 青嶋達也(フジテレビ編成局アナウンス室スポーツ統括担当部長、「BSスーパーKEIBA」メインキャスター)
- 解説&インタビュアー
- 解説
- ゲスト
- 枠順担当者&スペシャルゲスト(いずれも俳優、2024年度JRA年間プロモーションキャラクター)
- アシスタント(いずれもBSフジ学生キャスター)
レース結果
[編集]レース着順
[編集]着順 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | タイム | 上3F | 着差 (馬身) |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 4 | 8 | レガレイラ | 2:31.8 | 34.9 | ― |
2 | 8 | 16 | シャフリヤール | 2:31.8 | 35.0 | ハナ |
3 | 1 | 1 | ダノンデサイル | 2:32.0 | 35.4 | 1 1/2 |
4 | 3 | 5 | ベラジオオペラ | 2:32.1 | 35.5 | 1/2 |
5 | 6 | 11 | ジャスティンパレス | 2:32.3 | 35.1 | 3/4 |
6 | 2 | 3 | アーバンシック | 2:32.3 | 35.1 | アタマ |
7 | 3 | 6 | ローシャムパーク | 2:32.3 | 35.2 | ハナ |
8 | 7 | 13 | スタニングローズ | 2:32.4 | 35.5 | 1 |
9 | 7 | 14 | ダノンベルーガ | 2:32.5 | 34.9 | クビ |
10 | 6 | 12 | シュトルーヴェ | 2:32.6 | 35.5 | 1/2 |
11 | 5 | 10 | プログノーシス | 2:32.6 | 35.3 | アタマ |
12 | 2 | 4 | ブローザホーン | 2:33.1 | 35.7 | 3 1/2 |
13 | 5 | 9 | ディープボンド | 2:33.3 | 36.7 | 1 |
14 | 4 | 7 | スターズオンアース | 2:33.6 | 36.7 | 2 |
15 | 8 | 15 | ハヤヤッコ | 2:33.7 | 37.1 | アタマ |
取消 | 1 | 2 | ドウデュース | ― |
払戻金
[編集]馬番/枠番 | 人気 | 金額(円) | |
---|---|---|---|
単勝 | 8 | 5 | 1,090 |
複勝 | 8 | 5 | 320 |
16 | 10 | 540 | |
1 | 2 | 210 | |
枠連 | 4 - 8 | 25 | 6,980 |
馬連 | 8 - 16 | 49 | 20,470 |
馬単 | 8 → 16 | 86 | 33,100 |
ワイド | 8 - 16 | 48 | 4,450 |
1 - 8 | 5 | 720 | |
1 - 16 | 24 | 1,900 | |
3連複 | 1 - 8 - 16 | 70 | 20,850 |
3連単 | 8 → 16 → 1 | 548 | 196,520 |
データ
[編集]1000m通過タイム | 62.9秒(ダノンデサイル) |
上がり4ハロン | 46.6秒 |
上がり3ハロン | 35.2秒 |
優勝馬上がり3ハロン | 34.9秒 |
最速上がり3ハロン | 34.9秒(レガレイラ・ダノンベルーガ) |
当日のWIN5(5重勝単勝式)
[編集]- 発売票数:10,847,455票
- 発売総額:1,084,745,500円
- 的中票数:332票
- 払戻金:2,287,110円
対象順[18] | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
---|---|---|---|---|---|
競走順 | 中山第9競走 | 京都第10競走 | 中山第10競走 | 京都第11競走 | 中山第11競走 |
競走名 | グッドラックHC | サンタクロースS | オルフェーヴルC | りんくうS | 第69回有馬記念 |
条件 | 芝2500m 3歳以上2勝クラス |
芝2000m 3歳以上3勝クラス |
芝1600m 3歳以上2勝クラス |
ダート1200m 3歳以上オープン |
芝2500m 3歳以上オープン |
単勝人気 | 1番人気 | 4番人気 | 1番人気 | 4番人気 | 5番人気 |
勝利馬 (鞍上) |
スティンガーグラス (C.ルメール) |
ホウオウプロサンゲ (菱田裕二) |
ピックアチェリー (横山武史) |
ドンアミティエ (菱田裕二) |
レガレイラ (戸崎圭太) |
馬番 | 16 | 14 | 14 | 11 | 8 |
残票数 | 2,810,260票 | 283,269票 | 71,858票 | 5,160票 | 332票 |
エピソード
[編集]- 上記にもある通り、レガレイラに騎乗した戸崎圭太は2014年(第59回)のジェンティルドンナ以来となる2度目の本競走制覇となった。
- 優勝調教師の木村哲也は、2022年(第67回)のイクイノックス以来となる2度目の本競走制覇となった。
- 本競走での3歳牝馬の優勝はグレード制導入前を含めると、1960年(昭和35年)に制覇したスターロツチ(当時旧4歳牝馬)以来64年ぶりとなった。グレード制導入後では初制覇となる。
- 発走ファンファーレは航空自衛隊の航空中央音楽隊が務め、昼休憩の時間帯の生演奏も担当した[19]。
- ドウデュースが出走取消となったことにより、2015年の第60回以来9年ぶりに武豊が騎乗しない本競走となった[20]。また武豊は前日(21日)に京都競馬場で3鞍、当日(22日)に中山競馬場で2鞍の騎乗が予定されていたが、急病で全て乗り替わりとなった[21]。
- 当年も引き続き新型コロナウイルス感染拡大防止のため、22日の中山競馬場の入場者をインターネットでの抽選による事前予約者に限定しており、入場券の入手が困難な状態だったが、ドウデュースの出走取消及び引退式の中止を受け、入場券のキャンセルが相次いだ[22]。
- 本馬場入場時の誘導馬騎乗は2024年パリオリンピック馬術競技日本代表選手団(初老ジャパン)(田中利幸・戸本一真・大岩義明・北島隆三)が務めた[23]。また昼休憩中には選手団に対するOLY証明書の贈呈式が行われ、世界オリンピアンズ協会副会長・小谷実可子が出席した[24]。
- 2着に入着したシャフリヤールは、前年のスターズオンアースに続き、本競走史上2頭目となる16番枠からの2着入線となった。
- ウィナーズサークルで行われた記念撮影や表彰式のウイナーズレディは前年同様、中山馬主協会とのコラボ企画としてゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』の出演声優が務め、本年は高柳知葉(オグリキャップ役、実在馬は88年・90年勝ち馬)と2年連続で務める春川芽生(シンボリクリスエス役、実在馬は02年・03年連覇)が参加した[25]。
テレビ・ラジオ中継
[編集]本レースのテレビ・ラジオ放送実況担当者並びに放送体制。NHK局員・民放各社社員の役職、その他出演者の肩書はレース当時のもの。
実況担当者
- 日本放送協会(NHK):清水敬亮(協会本部メディア総局アナウンス室、初実況)
- ラジオNIKKEI(含・グリーンチャンネル・BS11[注 1]):小塚歩(東京本社スポーツ情報部担当部長、初実況)[26]
- フジテレビ(みんなのKEIBA):青嶋達也(編成局アナウンス室スポーツ統括担当部長、8年連続10回目)
他局・系列局利用社局
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 競馬 有馬記念 5番人気のレガレイラが優勝 - NHK NEWS WEB 2024年12月22日
- ^ “有馬記念ファン投票スタート”. jra.jp. 日本中央競馬会 (2024年11月11日). 2024年12月16日閲覧。
- ^ “有馬記念ファン投票 第1回中間発表!気になる1位は?”. jra.jp. 日本中央競馬会 (2024年11月21日). 2024年12月16日閲覧。
- ^ “有馬記念ファン投票 第2回中間発表!順位に変動は?”. jra.jp. 日本中央競馬会 (2024年11月28日). 2024年12月16日閲覧。
- ^ “有馬記念ファン投票 最終結果発表!”. jra.jp. 日本中央競馬会 (2024年12月1日). 2024年12月16日閲覧。
- ^ 「【有馬記念】ドウデュース歴代最多47万票超でファン投票1位!「ファンの皆さんに感謝」友道師」『日刊スポーツ』2024年12月5日。2024年12月16日閲覧。
- ^ 「【有馬記念】ドウデュース歴代最多47万8415票!ファン投票最終結果 武豊を背にラストランに臨む」『スポーツニッポン』2024年12月5日。2024年12月16日閲覧。
- ^ a b c 「【有馬記念】ドウデュース出走取り消し 右前肢ハ行のため 武豊「仕方ない」 引退式中止へ」『日刊スポーツ』2024年12月20日。2024年12月20日閲覧。
- ^ “2024年 農林水産省賞典 京都大賞典 JRA”. 日本中央競馬会 (2024年10月6日). 2024年12月19日閲覧。
- ^ 谷川善久 (2024年10月20日). “2024年 菊花賞 JRA”. 日本中央競馬会. 2024年12月19日閲覧。
- ^ “2024年 コックスプレート JRA”. 日本中央競馬会 (2024年10月26日). 2024年12月19日閲覧。
- ^ 谷川善久 (2024年10月27日). “2024年 天皇賞(秋) JRA”. 日本中央競馬会. 2024年12月19日閲覧。
- ^ “2024年 アルゼンチン共和国杯 JRA”. 日本中央競馬会 (2024年11月3日). 2024年12月19日閲覧。
- ^ 谷川善久 (2024年11月10日). “2024年 エリザベス女王杯 JRA”. 日本中央競馬会. 2024年12月19日閲覧。
- ^ 谷川善久 (2024年11月24日). “2024年 ジャパンカップ JRA”. 日本中央競馬会. 2024年12月19日閲覧。
- ^ “「有馬記念フェスティバル」開催および観覧ご招待のお知らせ!”. JRA. 日本中央競馬会 (2024年11月5日). 2024年12月18日閲覧。
- ^ “『2024有馬記念 公開枠順抽選会』”. BSフジ. 2024年12月18日閲覧。
- ^ 2024年12月22日のWIN5 - netkeiba.com
- ^ 【有馬記念のお知らせ🐎🎺】 12月22日(日) #有馬記念 にて演奏します🏇 オリンピアン証明書贈呈式 12:00頃〜 GIファンファーレ 15:40頃〜 皆様どうぞお見逃しなく!!! - 航空自衛隊航空中央音楽隊公式X(旧Twitter) 2024年12月22日
- ^ “武豊不在の有馬記念は9年ぶり 過去には12年連続掲示板の記録も”. 東スポ競馬 (2024年12月20日). 2024年12月21日閲覧。
- ^ “病気で土日騎乗できず 武豊に心配の声 ファン「人馬ともお大事に」前日はドウデュース出走取消」”. スポニチANNEX (2024年12月21日). 2024年12月21日閲覧。
- ^ “【有馬記念】指定席&入場券のキャンセル続出?「ご購入を諦めていた方は今一度確認してみて…」”. 日刊スポーツ (2024年12月20日). 2024年12月21日閲覧。
- ^ 総合馬術初老ジャパンが有馬記念(G1)に登場! - 乗馬クラブクレイン 2024年12月18日
- ^ “初老ジャパンに「OLY証明書」が贈られる”. サンスポ (2024年12月22日). 2024年12月22日閲覧。
- ^ ウマ娘 プリティーダービー×ウィナーズレディコラボ in 中山競馬場が開催! - ウマ娘プリティーダービー公式ポータル 2024年12月5日
- ^ “【2024年12月の実況担当】いよいよ大詰め、グランプリ。古馬三冠で大団円か、それとも...?有馬記念は小塚アナが初めて担当します!”. ラジオNIKKEI (2024年11月29日). 2024年12月18日閲覧。