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第2混成団

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第2混成団
創設 1981年昭和56年)3月25日
廃止 2006年平成18年)3月27日
所属政体 日本の旗 日本
所属組織 陸上自衛隊
部隊編制単位 混成団
兵種/任務 軽歩兵
人員 約2,000名
所在地 香川県 善通寺市
編成地 海田市
最終上級単位 中部方面隊
担当地域 四国
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第2混成団(だいにこんせいだん、JGSDF 2nd Combined Brigade)は、団本部が善通寺駐屯地に駐屯していた中部方面隊隷下の混成団。第14旅団への改編に伴い、2006年(平成18年)3月27日をもって廃止された。

概要

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四国の防衛・警備を担当していた部隊である。元来、四国・淡路島地域は、第13師団の警備区域であったが、昭和52年の防衛計画の大綱[1]において、日本を14区分した際に、四国には戦略単位部隊がないことが指摘され、地形的、行政的観点から四国に混成団を新編することとなり、第15普通科連隊を基幹とする第2混成団が1981年(昭和56年)3月に新編された[2]2006年(平成18年)3月、第14旅団への改編に伴い廃止された。

沿革

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  • 1981年(昭和56年)3月25日:第2混成団が編成完結。四国・淡路島地域を担当する部隊として第13師団より分割。
  1. 第2混成団本部、本部中隊及び後方支援中隊を善通寺駐屯地で新編。第15普通科連隊(善通寺駐屯地)を隷下に編合。
  2. 第13戦車大隊第4戦車中隊を改編して第2混成団戦車隊を日本原駐屯地で新編。
  3. 第13特科連隊第4大隊及び第5大隊第12中隊を基幹とし、第6大隊から1個高射中隊を新編して、第2混成団特科大隊を日本原駐屯地に新編。
  4. 第325地区施設隊を第2混成団施設隊(高知駐屯地)に改編。
1990年頃の主要編成
第15普通科連隊、第2混成団特科大隊
  • 1992年(平成04年)3月27日:混成団近代化による改編。
  1. 第15普通科連隊を自動車化。
  2. 団本部中隊対戦車小隊の装備を一部重MATに換装。
  3. 後方支援中隊の装備車両を増強。                                  
  • 1993年(平成05年)8月:第2混成団本部中隊化学防護小隊を新編[3]
  • 1994年(平成06年)3月29日:第2混成団特科大隊が日本原駐屯地から松山駐屯地へ移駐。
  • 1995年(平成07年)1月18日:阪神淡路大震災による被害を受けた淡路島の復興に尽力。後に感謝の意を込めて四国4県の樹が植樹される。
  • 1998年(平成10年)4月5日:明石海峡大橋開通に伴い、淡路島の警備担当を第3師団に移管。
  • 2006年(平成18年)3月27日:第14旅団への改編に伴い、廃止。

廃止時の編成

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改編後の部隊名を併記する。

歴代の第2混成団長

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歴代の第2混成団長(陸将補、善通寺駐屯地司令を兼補)
氏名 在任期間 出身校・期 前職 後職
01 南敏彌 1981.3.25 - 1982.6.30 陸士61期 北部方面総監部幕僚副長
→1981.3.16 中部方面総監部
陸上自衛隊幹部候補生学校
前川原駐屯地司令
02 大塚瑞夫 1982.7.1 - 1984.3.15 早稲田大学
昭和29年卒
第2教育団
大津駐屯地司令
東北方面総監部幕僚長
仙台駐屯地司令
03 櫻井和雄 1984.3.16 - 1985.6.30 中央大学
昭和29年卒
第2教育団長
兼 大津駐屯地司令
陸上自衛隊九州地区補給処長
目達原駐屯地司令
04 前川清 1985.7.1 - 1987.3.15 防大1期 第2師団副師団長
旭川駐屯地司令
防衛研究所副所長
05 馬渡隼夫 1987.3.16 - 1988.7.6 防大2期 第8師団副師団長
北熊本駐屯地司令
陸上自衛隊富士学校副校長
06 雀ケ野環 1988.7.7 - 1990.3.15 防大3期 自衛隊札幌地方連絡部長 陸上自衛隊九州地区補給処長
兼 目達原駐屯地司令
07 江見省三 1990.3.16 - 1991.6.30 立命館大学
昭和33年卒
第11師団副師団長
真駒内駐屯地司令
退職
08 大西操 1991.7.1 - 1994.3.22 防大6期 第8師団司令部幕僚長 陸上自衛隊需品学校
09 長尾哲吾 1994.3.23 - 1995.6.29 防大5期 陸上自衛隊北海道地区補給処長
島松駐屯地司令
退職
10 松浦征七 1995.6.30 - 1996.6.30 防大6期 第5師団副師団長
帯広駐屯地司令
退職
11 渡邊光啓 1996.7.1 - 1998.3.25 岐阜大学
昭和42年卒
第11師団副師団長
兼 真駒内駐屯地司令
陸上自衛隊通信学校
久里浜駐屯地司令
12 長添雅信 1998.3.26 - 1998.6.30 防大13期 中部方面総監部幕僚副長 陸上幕僚監部付
→1998.9.12 逝去
13 青木勉 1998.8.20 - 1999.12.9 防大14期 西部方面総監部幕僚副長 陸上幕僚監部監察官
14 井岡久 1999.12.10 - 2002.3.21 防大17期 陸上幕僚監部防衛部研究課長 陸上自衛隊富士学校普通科部長
15 関口泰一 2002.3.22 - 2003.12.4 防大20期 陸上幕僚監部人事部補任課長 西部方面総監部幕僚副長
16 佐々木克徳 2003.12.5 - 2005.7.27 高崎経済大学
昭和46年卒
第3師団副師団長
兼 千僧駐屯地司令
退職
笠原直樹 2005.7.28 - 2006.3.26 防大16期 陸上自衛隊研究本部幹事 第14旅団長

脚注

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  1. ^ 防衛計画の大綱 1977年防衛白書
  2. ^ 1980年防衛白書
  3. ^ 14NBC沿革”. www.mod.go.jp. 2020年6月14日閲覧。
  4. ^ 廃止当時の隷下には通信小隊・偵察小隊・対戦車隊等が組み込まれていた
  5. ^ 改編に伴い本部中隊対戦車隊は隷下の普通科連隊普通科中隊の対戦車小隊に要員を分散し廃止