第五十四号哨戒特務艇
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第五十四号哨戒特務艇 | |
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基本情報 | |
建造所 |
船体:小柳造船所 兵装艤装:横須賀海軍工廠 |
運用者 | 大日本帝国海軍 |
艦種 | 特務艇 |
級名 | 第一号型哨戒特務艇 |
建造費 | 1,307,000円(予算成立時の価格) |
艦歴 | |
計画 | マル戦計画 |
竣工 | 1945年8月5日 |
最期 | 戦後沈没[注釈 1] |
除籍 | 1947年5月3日 |
その後 | 1947年11月22日解体指令 |
要目 | |
基準排水量 | 238トン |
水線長 | 28.50m |
水線幅 | 6.14m |
吃水 | 2.35m |
機関 | 400型中速ディーゼル1基、1軸 |
出力 | 400bhp |
速力 | 9.0ノット |
燃料 | 重油26トン |
航続距離 | 8ノットで4,000カイリ |
乗員 | 34名 |
兵装 |
25mm機銃 連装1基、単装2基 爆雷12個 |
搭載艇 | 短艇1隻 |
レーダー | 13号電探1基 |
ソナー | 三式水中探信儀1基 |
第五十四号哨戒特務艇[注釈 2](だいごじゅうよんごうしょうかいとくむてい)は、日本海軍の特務艇(哨戒特務艇)。第一号型哨戒特務艇の24番艇[注釈 3]。
艇歴
[編集]マル戦計画の特務艇、第2121号艦型の54番艇、仮称艦名第2174号艦として計画。1944年11月5日、第五十四号哨戒特務艇と命名されて第一号型哨戒特務艇の21番艇に定められ、本籍を舞鶴鎮守府と仮定。1945年5月24日、船体概成により株式会社小柳造船所から横須賀海軍工廠へ引き渡し。8月5日、竣工。竣工後の本籍設定と部隊への編入記録は無い。
1947年2月1日、行動不能艦艇(特)に定められる。5月3日、第五十四号哨戒特務艇は海軍編制の廃止に伴い除籍された。11月22日、在東京アメリカ極東海軍司令部から日本に対し、本艇の解体が指令された。
脚注
[編集]- 注釈
- ^ a b 沈没年月日とその原因は明らかではない。
- ^ 本来の艇名表記は第五十四號哨戒特務艇。
- ^ 本艇が特務艇類別等級別表に登載された1944年11月5日時点で第27号哨戒特務艇、第33号哨戒特務艇、第34号哨戒特務艇が同表未登載のため、1944年11月5日時点で法令上は21番艇、これら3隻を含めると通算で24番艇となる。
- 脚注
参考文献
[編集]- 海軍省、復員庁
- 昭和19年11月5日付 達第363号、内令第1234号、内令第1236号。
- 昭和22年2月1日付 復員庁第二復員局総務部 二復総第49号。
- 昭和22年5月3日付 復員庁第二復員局 復二第327号。
- 在東京アメリカ極東海軍司令部
- 1947年11月22日付 残存舊日本海軍行動不能艦艇(第二復員局保管)ニ關スル件。
- (a) 解撤スベキ艦船ノリスト。
- (b) 民需用トシテ内務省ヘ引渡スベキ艦艇ノリスト。
- 1947年11月22日付 残存舊日本海軍行動不能艦艇(第二復員局保管)ニ關スル件。
- 世界の艦船 No. 507 増刊第45集 『日本海軍護衛艦艇史』、海人社、1996年。
- 防衛研修所戦史室 戦史叢書 第88巻 『海軍軍戦備(2) -開戦以後-』、朝雲新聞社、1975年。
- 丸スペシャル No. 49 日本海軍艦艇シリーズ 『駆潜艇・哨戒艇』、潮書房、1981年。