硝酸マンガン(II)
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硝酸マンガン(II) | |
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Manganese(II) nitrate | |
別称 Manganese dinitrate | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 10377-66-9 (無水物) , 20694-39-7 (四水和物) , 17141-63-8 (六水和物) |
PubChem | 61511 |
EC番号 | |
国連/北米番号 | 2724 |
特性 | |
化学式 | Mn(NO3)2 |
モル質量 | 178.95 g/mol |
外観 | 白色の結晶性固体 |
密度 | 1.536 g/cm3 |
融点 |
37 °C, 310 K, 99 °F |
沸点 |
100 °C, 373 K, 212 °F |
関連する物質 | |
その他の陰イオン | 塩化マンガン(II) |
その他の陽イオン | 硝酸マグネシウム 硝酸カルシウム |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
硝酸マンガン(II)(しょうさんマンガン、英: Manganese(II) nitrate)はマンガンの硝酸塩で、化学式Mn(NO3)2で表される無機化合物。マンガンイオンMn2+一つと硝酸イオンNO3-二つで構成される。様々な水和物の形をとり、一般には四水和物や六水和物、無水物が知られる。四水和物は単斜晶系、六水和物は斜方晶系の結晶構造をとる、-30℃から25.8℃の間は六水和物、25.8℃を越えると三水和物となり、129.4℃で分解する[1]。セラミックスや触媒、高純度酸化マンガンの製造に用いられる[1]
製法
[編集]炭酸マンガン(II)を硝酸に溶解することにより得られる。
また、二酸化マンガンと二酸化窒素の反応により製造することもできる[2]。
脚注
[編集]- ^ a b 鈴木仁美『窒素酸化物の事典』丸善、2008年、250頁。ISBN 978-4-621-08048-1。
- ^ Arno H. Reidies, “Manganese Compounds” in Ullmann's Encyclopedia of Industrial Chemistry, 2002, Wiley-VCH, Weinheim. doi:10.1002/14356007.a16_123