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田浦駅 (花蓮県)

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田浦駅
跡地に建てられたモニュメント
田浦
ティエンプー
Tienpu[注 1]
地図
所在地 中華民国の旗 台湾花蓮県花蓮市花蓮市中華路453巷
北緯23度58分24.0秒 東経121度35分26.3秒 / 北緯23.973333度 東経121.590639度 / 23.973333; 121.590639
駅番号 046
所属事業者 台湾鉄路管理局
林務局
等級 三等駅
旧名 荳蘭
電報略号 ㄊㄅ
駅構造 地上駅
開業年月日 1911年2月10日
廃止年月日 1982年6月26日
乗入路線 2 路線
所属路線 台東線
キロ程 2.4 km(花蓮起点)
花蓮 (2.4 km)
所属路線 台東線(旧線)
キロ程 6.3 km(花蓮港(旧駅)起点)
花蓮(旧駅) (2.3 km)
(2.3 km) 吉安(旧駅)
所属路線 嵐山森林鉄路太昌線(廃線
キロ程 0.0 km(田浦起点)
(3.7 km) 水源村索道頭
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田浦駅
各種表記
繁体字 田浦車站
簡体字 田浦车站
拼音 Tián pǔ Chēzhàn
注音符号 ㄊㄧㄢˊ ㄆㄨˇ ㄔㄜ ㄓㄢˋ
発音: ティエンプー チャーヂャン
台湾語白話字 Tiân-phó͘ Chhia-thâu(車頭)
客家語白話字: Thièn-phú Chhâ-theù(車頭)
日本語漢音読み でんほえき
日本語慣用読み たうらえき
英文 Tienpu Station
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田浦駅(でんほえき、ティエンプーえき)は台湾花蓮県花蓮市にあった台湾鉄路管理局台東線である。

概要

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ナローゲージの旧台東線と着工中だった改軌路線の現台東線とが暫定的に接続する拠点であった。乗換拠点としては手狭であり、台東線改軌事業に伴い隣の吉安新駅が当駅と1km程度の場所に移転するため、統合される形で廃止され、現在はの大木が跡地の空き地に残っている[2]。近年、旧線跡が一部遊歩道として再生され、当駅跡地にまで延長する計画が進んでいる[3]

当地はナワシログミ(中文:胡頽子)から採れる豆(台湾原住民アミ族が「太奥魯安(ピン音:tài ào lǔ ān)」と呼び、漢族が「荳蘭(ピン音:dòu lán)」と表記していた)の生産が盛んだったことが駅名の由来とされる。日本統治時代アミ語の「ナタウラン」の音にちなんで「田浦」(たうら)と改名された。現在では北京語ティエンプーと発音される。

歴史

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  • 1911年(明治44年)2月10日 - 荳蘭駅(とうらんえき)として開業[4][5]
  • 1914年(大正3年) - 駅舎落成。
  • 1937年(昭和12年)11月1日 - 田浦駅に改称し[6]。、同時に三等駅に昇格。駅舎も増築された[7]:381
  • 1951年 - 嵐山森林鉄路の平地路線(太昌線)が開業[8]
  • 1978年 - 台東線の改軌工事に伴いナローゲージの外側に線路を追加した4線軌道となる。
  • 1982年
    • 5月27日 - 改軌により台東線の田浦以北花蓮(旧駅)までが廃止されるが、改軌・経路変更後も旧駅付近に残されていた花蓮機廠中国語版への列車回送や[9]:頁45
    • 6月27日 - 吉安(現駅)までの改軌工事が完了し、統合される形で廃止[7]:381
    • 7月1日 - 駅舎撤去[7]:381
  • 1989年 - 嵐山森林鉄路廃止[8]
  • 2016年1月 - 花蓮市公所が「旧東線田浦客家風情巡礼」計画の補助金予算を計上[10]
  • 2018年6月20日 - 駅跡地に駅舎風のモニュメントが設置された[11]

利用状況

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年間 1日平均
乗車 下車 乗降計 出典 乗車 乗降計
資料なし
1913年度 13,663 14,441 28,104 [12] 37 77
1914年度 14,304 13,460 27,764 [13] 39 76
1915年度 14,260 13,308 27,568 [14] 39 75
1916年度 12,879 11,594 24,473 [15] 35 67
1917年度 12,240 11,028 23,268 [16] 34 64
1918年度 13,521 12,954 26,475 [17] 37 73
1919年度 17,399 16,938 34,337 [18] 48 94
1920年度 18,022 16,697 34,719 [19] 49 95
1921年度 18,786 15,831 34,617 [20] 51 95
1922年度 17,404 15,993 33,397 [21] 48 91
1923年度 16,328 15,605 31,933 [22] 45 87
1924年度 18,159 18,183 36,342 [23] 50 100
1925年度 21,674 22,318 43,992 [24] 59 121
1926年度 21,077 22,360 43,437 [25] 58 119
1927年度 22,513 22,915 45,428 [26] 62 124
1928年度 24,381 23,920 48,301 [27] 67 132
1929年度 26,614 25,256 51,870 [28] 73 142
1930年度 26,536 25,978 52,514 [29] 73 144
1931年度 26,057 24,456 50,513 [30] 71 138
1932年度 24,702 23,977 48,679 [31] 68 133
1933年度 25,552 24,640 50,192 [32] 70 138
1934年度 27,581 27,155 54,736 [33] 76 150
1935年度 30,274 29,140 59,414 [34] 83 162
1936年度 35,351 32,689 68,040 [35] 97 186
1937年度 39,761 38,033 77,794 [36] 109 213
1938年度 40,466 36,805 77,271 [37] 111 212
1946 40,903 38,243 79,146 [38] 112 217
1975 192,985 194,600 387,585 [39] 529 1,062
1976 212,947 210,788 423,735 [40] 582 1,158
1977 219,461 218,800 438,261 [41] 601 1,201
1978 資料なし
1979
1980 149,079 149,372 298,451 [42] 407 815
1981 125,385 126,113 251,498 [43] 344 689
1982 58,650 59,100 117,750 [1] 331 665

駅周辺

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隣の駅

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台湾鉄路管理局
台東線(旧線)
花蓮旧駅 - 田浦駅 - 吉安駅(旧駅)
台東線(暫定改軌開業時)
花蓮駅 - 田浦駅
林務局
嵐山森林鉄路(太昌線)
田浦駅 - 水源村索道頭(佐倉第一号索道)

脚注

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註釈

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  1. ^ 1982年時点では漢語拼音は採用されておらず、ウェード式だった[1]。現行方式ではTianpu

出典

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  1. ^ a b 交通部臺灣鐵路管理局 (1983年6月). "各站客貨運狀況 Volume of Passenger & Freight Traffic". 臺灣鐵路統計年報 (Report) (中華民國71年 ed.). 國家圖書館 政府統計資訊網. pp. 62–75.
  2. ^ 綠活好點>田埔車站花蓮市公所綠活小旅行
  3. ^ 市公所將進行舊鐵道遊廊活力重建規劃洄瀾網
  4. ^ 台湾総督府 (1911年2月8日). "台湾総督府告示第17号". 官報. 1911年02月16日 (第8293号 ed.). 大蔵省印刷局. p. 404. 国立国会図書館
  5. ^ 台湾総督府鉄道部花蓮港出帳所, ed. (1917年). "第六章 運輸營業". 台湾鉄道台東線. 国立国会図書館. p. 110.
  6. ^ 台湾総督府, ed. (1937年10月19日). "告示第252号". 台湾総督府報 (第3111号 ed.). 國史館臺灣文獻館. p. 70. 臺東花蓮港兩廳下地名改正ニ伴ヒ臺東線停車場名中左野通改正シ昭和十二年十一月一日ヨリ之ヲ實施ス
  7. ^ a b c 中華綜合發展硏究院應用史學硏究所 (2002年). "第六篇 建設篇 第一章 交通建設 第一節 鐵路". 吉安鄉志. 吉安鄉公所. ISBN 9570296895 國家圖書館 臺灣記憶
  8. ^ a b 古庭維. "嵐山新一號索道". 台灣山岳雜誌. 2015年11月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年6月30日閲覧
  9. ^ (繁体字中国語)古庭維、鄧志忠 (2010年8月11日). 台灣舊鐵道散步地圖. ISBN 9789861774015. 2019年2月9日閲覧
  10. ^ “東線舊鐵道田浦 將以多元風貌重現”. 更生日報. (2016年1月6日). http://www.ksnews.com.tw/index.php/news/detail/0000778911 
  11. ^ “東線舊鐵道活化 田浦站營造客家風情”. 更生日報. (2018年6月21日). http://www.ksnews.com.tw/index.php/news/contents_page/0001153735 
  12. ^ 台湾総督府交通局鉄道部, ed. (1914年11月10日). "統計圖表 第十八表 驛別乘降旅客人員表". 台湾総督府交通局鉄道年報. 第15(大正2年度). 国立国会図書館. pp. 30–33.
  13. ^ 台湾総督府交通局鉄道部, ed. (1915年11月30日). "統計圖表 第十七表 驛別乘降旅客人員表". 台湾総督府交通局鉄道年報. 第16(大正3年度). 国立国会図書館. pp. 30–33.
  14. ^ 台湾総督府交通局鉄道部, ed. (1916年11月30日). "統計圖表 第十六表 驛別乘降旅客人員表". 台湾総督府交通局鉄道年報. 第17(大正4年度). 国立国会図書館. pp. 28–31.
  15. ^ 台湾総督府交通局鉄道部, ed. (1917年11月25日). "統計圖表 第十六表 驛別乘降旅客人員表". 台湾総督府交通局鉄道年報. 第18(大正5年度). 国立国会図書館. pp. 28–31.
  16. ^ 台湾総督府交通局鉄道部, ed. (1918年11月30日). "統計圖表 第一五表 驛別乘降旅客人員表". 台湾総督府交通局鉄道年報. 第19(大正6年度). 国立国会図書館. pp. 26–29.
  17. ^ 台湾総督府交通局鉄道部, ed. (1919年12月25日). "統計圖表 第一五表 驛別乘降旅客人員表". 台湾総督府交通局鉄道年報. 第20(大正7年度). 国立国会図書館. pp. 26–29.
  18. ^ 台湾総督府交通局鉄道部, ed. (1920年12月30日). "統計圖表 第一五表 驛別乘降旅客人員表". 台湾総督府交通局鉄道年報. 第21(大正8年度). 国立国会図書館. pp. 28–31.
  19. ^ 台湾総督府交通局鉄道部, ed. (1921年12月30日). "統計圖表 第一五表 驛別乘降旅客人員表". 台湾総督府交通局鉄道年報. 第22(大正9年度). 国立国会図書館. pp. 28–33.
  20. ^ 台湾総督府交通局鉄道部, ed. (1922年12月25日). "統計圖表 第一五表 驛別乘降旅客人員表". 台湾総督府交通局鉄道年報. 第23(大正10年度). 国立国会図書館. pp. 28–33.
  21. ^ 台湾総督府交通局鉄道部, ed. (1923年12月17日). "統計圖表 第一五表 驛別乘降旅客人員表". 台湾総督府交通局鉄道年報. 第24(大正11年度). 国立国会図書館. pp. 28–31.
  22. ^ 台湾総督府交通局鉄道部, ed. (1924年12月18日). "統計圖表 第一六表 驛別乘降旅客人員表". 台湾総督府交通局鉄道年報. 第25(大正12年度). 国立国会図書館. pp. 38–41.
  23. ^ 台湾総督府交通局鉄道部, ed. (1925年12月18日). "統計圖表 第一四表 驛別乘降旅客人員表". 台湾総督府交通局鉄道年報. 第26(大正13年度). 国立国会図書館. pp. 32–35.
  24. ^ 台湾総督府交通局鉄道部, ed. (1926年12月15日). "統計圖表 第一六表 驛別乘降旅客人員表". 台湾総督府交通局鉄道年報. 第27(大正14年度). 国立国会図書館. pp. 32–37.
  25. ^ 台湾総督府交通局鉄道部, ed. (1927年12月16日). "統計圖表 第一六表 驛別乘降旅客人員表". 台湾総督府交通局鉄道年報. 第28(昭和元年度). 国立国会図書館. pp. 32–37.
  26. ^ 台湾総督府交通局鉄道部, ed. (1928年12月16日). "統計圖表 第一六表 驛別乘降旅客人員表". 台湾総督府交通局鉄道年報. 第29(昭和2年度). 国立国会図書館. pp. 32–37.
  27. ^ 台湾総督府交通局鉄道部, ed. (1929年12月25日). "統計圖表 第一六表 驛別乘降旅客人員表". 台湾総督府交通局鉄道年報. 第30(昭和3年度). 国立国会図書館. pp. 32–37.
  28. ^ 台湾総督府交通局鉄道部, ed. (1930年12月23日). "統計圖表 第一六表 驛別乘降旅客人員表". 台湾総督府交通局鉄道年報. 第31(昭和4年度). 国立国会図書館. pp. 32–39.
  29. ^ 台湾総督府交通局鉄道部, ed. (1931年12月23日). "統計圖表 第一六表 驛別乘降旅客人員表". 台湾総督府交通局鉄道年報. 第32(昭和5年度). 国立国会図書館. pp. 32–39.
  30. ^ 台湾総督府交通局鉄道部, ed. (1932年12月23日). "統計圖表 第一六表 驛別乘降旅客人員表". 台湾総督府交通局鉄道年報. 第33(昭和6年度). 国立国会図書館. pp. 32–39.
  31. ^ 台湾総督府交通局鉄道部, ed. (1933年12月23日). "統計圖表 第一六表 驛別乘降旅客人員表". 台湾総督府交通局鉄道年報. 第34(昭和7年度). 国立国会図書館. pp. 32–39.
  32. ^ 台湾総督府交通局鉄道部, ed. (1934年12月23日). "統計圖表 第一六表 驛別乘降旅客人員表". 台湾総督府交通局鉄道年報. 第35(昭和8年度). 国立国会図書館. pp. 32–39.
  33. ^ 台湾総督府交通局鉄道部, ed. (1935年12月20日). "統計圖表 第一六表 驛別乘降旅客人員表". 台湾総督府交通局鉄道年報. 第36(昭和9年度). 国立国会図書館. pp. 32–39.
  34. ^ 台湾総督府交通局鉄道部, ed. (1936年12月25日). "統計圖表 第一六表 驛別乘降旅客人員表". 台湾総督府交通局鉄道年報. 第37(昭和10年度). 国立国会図書館. pp. 32–39.
  35. ^ 台湾総督府交通局鉄道部, ed. (1937年12月20日). "統計圖表 第一六表 驛別乘降旅客人員表". 台湾総督府交通局鉄道年報. 第38(昭和11年度). 国立国会図書館. pp. 30–37.
  36. ^ 台湾総督府交通局鉄道部, ed. (1938年12月20日). "統計圖表 第一七表 驛別乘降旅客人員表". 台湾総督府交通局鉄道年報. 第39(昭和12年度). 国立国会図書館. pp. 30–31.
  37. ^ 台湾総督府交通局鉄道部, ed. (1939年12月20日). "統計圖表 第一六表 驛別乘降旅客人員表". 台湾総督府交通局鉄道年報. 第40(昭和13年度). 国立国会図書館. pp. 32–39.
  38. ^ 臺灣省行政長官公署交通處鐵路管理委員會, ed. (1947年5月). 臺灣鐵路業務統計要覽 民國35年度. 國家圖書館 臺灣記憶. p. 28.
  39. ^ 交通部臺灣鐵路管理局 (1976年6月). "各站客貨運狀況 Volume of Passenger & Freight Traffic". 臺灣鐵路統計年報 (Report) (中華民國64年 ed.). 國家圖書館 政府統計資訊網. pp. 44–59.
  40. ^ 交通部臺灣鐵路管理局 (1977年6月). "各站客貨運狀況 Volume of Passenger & Freight Traffic". 臺灣鐵路統計年報 (Report) (中華民國65年 ed.). 國家圖書館 政府統計資訊網. pp. 26–41.
  41. ^ 交通部臺灣鐵路管理局 (1978年6月). "各站客貨運狀況 Volume of Passenger & Freight Traffic". 臺灣鐵路統計年報 (Report) (中華民國66年 ed.). 國家圖書館 政府統計資訊網. pp. 46–61.
  42. ^ 交通部臺灣鐵路管理局 (1981年6月). "各站客貨運狀況 Volume of Passenger & Freight Traffic". 臺灣鐵路統計年報 (Report) (中華民國69年 ed.). 國家圖書館 政府統計資訊網. pp. 70–87.
  43. ^ 交通部臺灣鐵路管理局 (1982年6月). "各站客貨運狀況 Volume of Passenger & Freight Traffic". 臺灣鐵路統計年報 (Report) (中華民國70年 ed.). 國家圖書館 政府統計資訊網. pp. 68–81.

外部リンク

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